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2015/12/15 13:30 高齢者の「貧困率が高い国」 1位韓国、日本4位 Niall McCarthy , CONTRIBUTOR Data journalist covering technological, societal and media topics paul prescott / Shutterstock OECD加盟国の65歳以上人口のうち、12.6%が相対的貧困層に属することが最近の調査でわかった。相対的貧困層とは、所得がその国の世帯平均の50%に満たない集団を意味する。統計全体では高齢の女性は男性よりも貧困状態に陥るリスクが高い。この傾向は75歳以上のグループをそれ以下の年齢集団(66歳以上75歳未満)と比較した場合に、明らかになっている。 OECDのレポートによると、65歳以上の貧困率が最も高い国は韓国で、その割合はなんと50%にのぼる。オーストラリアとアメリカでも年金生活者の貧困率が高く、それぞれ35.5%、21.5%となっている。一方、年金生活者の貧困率が低いのはオランダとフランスだ。韓国では年金制度が十分に整っていないことが、高齢者の貧困率の高さにつながっていると、レポートは述べている。 RECOMMENDED マラソンランナーに学ぶ「人生の障害を乗り越える4つのステップ」 10年で「最も稼いだアスリート」トップは意外な人物 iPhone7売上不振で「アップル帝国崩壊」の不吉なシナリオ OECD加盟国の65歳以上の貧困率 データ出典元:Pensions at a Glance 2015, OECD and G20 indicators 編集 = 速水由美 http://forbesjapan.com/articles/detail/10540
【第33回】 2015年12月18日 みわよしこ [フリーランス・ライター] 沖縄の貧困率は全国平均の2倍、その深刻な理由 戦後70年。沖縄の本土復帰からは43年が経過した。しかし沖縄は現在もなお、深刻な貧困問題を抱える。特に、沖縄の子どもの貧困の「これから」と「いま」には、どのような特徴があるのだろうか?
戦後70年の節目に 全国のケースワーカーが沖縄へ 2015年11月27日・28日・29日の3日間、沖縄県宜野湾市において、全国公的扶助研究会の主催する「第48回全国公的扶助研究会全国セミナー」が、「戦後70年 今問われる 貧困・格差・不平等 〜沖縄で考える『命・くらし・平和』」というテーマのもとで開催された。参加者は約450人。うち約150人は離島も含む沖縄県からの参加者だったが、約300人は沖縄県以外からの参加者だった。岩手県・北海道など遠方からの参加者の姿も見られた。 「全国公的扶助研究会」は、前身から数えて50年の歴史を持つ研究会で、中心となっているのは福祉事務所で働くケースワーカーたちだが、会員の中には、関連する福祉職・公的扶助の研究者なども多数含まれている。 初日夜に開催された懇親会の最後は、全員で「カチャーシー」となった。次々に参加者が自発的に、あるいは促されて舞台上に上り、三線師範である宜野湾市ケースワーカーの三線に合わせて踊った。舞台上には、漫画家の柏木ハルコ氏・さいきまこ氏の姿もあった ちなみに、福祉事務所の中とケースワーカーたちの業務の実像をリアルに描いている柏木ハルコ氏のコミック作品「健康で文化的な最低限度の生活」に対しても、全国公的扶助研究会が協力を行っている。今回の大会にも、柏木ハルコ氏と担当編集者、また子どもの貧困を中心テーマとしたコミック作品「神様の背中〜貧困の中の子どもたち」単行本を刊行したばかりの漫画家・さいきまこ氏の2人が参加していた。日本の生活保護・日本の貧困の「今」を知り、「どう解決していくことができるのか?」を公共の果たすべき役割とともに知ろうとするならば、毎年晩秋〜初秋に開催されるこの全国セミナーは、絶好の機会なのである。
この全国セミナーでは、毎年、初日に全般的な問題に関する基調講演などがあり、2日目・3日目は個別具体的な問題(例:就労支援・政策研究・子どもの貧困対策・精神障害者支援……)をテーマとした分科会の数々が開催される。 今回は、基調講演で語られた沖縄の背負ってきた歴史と現在の沖縄の貧困の関係、2日目の「子どもの貧困」分科会で自らの経験を語った20代女性の話を中心に紹介する。 子どもの貧困率は全国で一番 貧困が止まらない3つの背景 山内優子氏(元沖縄県中央児童相談所長)による講演のようす。会場に集まった約450人の参加者、特に県外からの参加者の多くは、初めて聞く話の数々に息を呑んで聴き入っていた 初日の2015年11月27日、プログラム全体の冒頭に、山内優子氏(沖縄大学非常勤講師)が記念講演を行った。1947年に石垣市で生まれた山内氏は、1970年に沖縄県庁に就職し、以後、女性相談所や児童相談所に30年間勤務。沖縄県中央児童相談所長を最後に沖縄県庁を退職し、その後も、沖縄の子どもの貧困問題への取り組みを続けている。2012年に制定された「沖縄振興特別措置法」に子育て支援・困難な状況にある青少年の支援に関する条文(第84条の4)が含まれたことも、山内氏の熱心な働きかけの成果として知られている。
山内氏は最初に、概況から語りはじめた。県別の貧困率に関する最新データは2007年のものだが、全国の相対的貧困率が14.4%であったのに対し、沖縄県は2倍以上の29.3%だった。母子世帯率・児童扶養手当の受給率も、沖縄は全国の概ね2倍にあたる。生活保護率は全国で5位。10代女性が母親になる若年出産率は11.7%。いずれも、貧困の深刻な状況を伺わせる数字である。 ついで山内氏は、 「ひとり親世帯の貧困率は全国で54.6%ですけれど、沖縄県は全国で一番、貧困の子どもが多いんです」 と、沖縄の子どもたちの貧困の状況を語りはじめた。高校進学率・大学進学率では全国を下回り、高校不登校率・高校中退率では全国を上回る。非行少年の補導率は全国の6倍。中卒後・高卒後の進路未決定率は全国の3倍という。深刻な状況を物語る数字の数々に、会場から重い溜息が漏れた。私も溜息をついた。この状況で生活保護率が高くならないわけはないのである。 山内氏は、そのうち大きな背景は3点であると考えているという。 1点目は、第二次対戦末期の沖縄戦が地上戦で、子どもも巻き込まれたこと。沖縄戦では県民12万人が犠牲になり、人口比では4人に1人である。犠牲者を年代別に見ていくと、10歳未満が2万4000人、10代が2万人、20代が2万8000人。合計で7万2000人。死者の60%は20代以下だったということになる。 この事実を山内氏は「これからを担う世代と子どもが数多く死んでいるんです」と伝えながら、写真を何点か紹介した。米軍が設置した孤児院に収容されている子どもたちが全員、子ども服が用意されていなかったために全裸でいる写真・下半身に着るものがない孤児院の男の子が、局所を隠すために脚を組んでいる写真。もちろん、住環境も行政機能も何もかも、戦争で失われた。役所が爆撃を受けて戸籍が消失したことによる問題も発生する中での「すべて焼き払われた中からの、ゼロからの出発」(山内氏)だったという。 2点目は、米軍の統治が1972年まで続いたことである。まず、沖縄戦で孤児となった子どもたちを米軍は一時的に孤児院に収容したが、養育し続けるつもりはなかったらしく、その後は県内で引き取り手を探した。簡単な手続きで子どもたちは引き取られていき、「新たな悲劇」(山内氏)につながったという。 子どもの育ちを守るための法制度整備の動きも、占領下の沖縄では遅れざるを得なかった。本土ではGHQの指令により、1947年には「保護を必要とする子だけではなく、すべての子どもが対象の素晴らしい法律」(山内氏)である児童福祉法が制定され、同法に関連して授産所・母子寮・児童館が開設された。家賃無料の母子寮の中に学童保育があり、働く母親の帰りを子どもたちが待つための場が設けられたりもした。 しかし沖縄県では、すべてが1953年に琉球政府が成立して以後のこととなった。基地は作られたが、学校は毎年の台風で飛ばされる劣悪なもの。児童相談所の設置は1954年のことであった。この後、捨て子・家出児童・浮浪児・人身売買の問題が表面化する。子どもが米軍基地内の食糧を盗もうとし、射殺されたり軍法会議にかけられたりすることもあったという。人身売買や家出児童の問題1955年以後に増加した。山内氏は「引き取った孤児を育てられなくなったのでは」と見る。 この他、本土では1956年に制定された売春禁止法が沖縄にはなかったことから、「性的問題児」も発生した。1969年に122件があったという。米軍相手の管理売春に少女が巻き込まれており、幸いに保護されれば、本人が「問題児」とされるのである。また青少年非行・長期欠席児童の問題も大きく、1964年には長期欠席児童が小中学合わせて913人。学校に行きたくても行けないことから「親のある孤児」と呼ばれていた。この時期、山内氏は高校生で、小学校にも中学校にも行けない子供がたくさんいることにショックを受けたという。 山内氏は最後に、1972年の本土復帰後についても述べた。戦後27年間の格差是正のための経済復興計画に、実に8兆円が投入されたが、対象は主に「道路・ダム・箱もの」。沖縄の地元に還元されなかったため「ザル経済」と呼ばれ、その間にも子どもの貧困は深刻化し、格差は拡大していった。 山内氏は、 「沖縄の貧困の子どもは、ネガティブスパイラルを回り続けています」 と述べ、 「大人が訴えなくては。子どもに『自己責任』は通用しません」 と講演を結んだ。 「大学生がまぶしかった」 貧困の連鎖から脱出しつつある女性 2日目の会場であった沖縄国際大学は、普天間基地のすぐ横にある。基地は、大学の窓の前一面に広がる風景となっている。2004年、普天間基地の米軍ヘリが墜落した現場の一部は、現在も保存されている 現在の沖縄県が抱えざるを得ない構造的・歴史的な問題に引き続き、沖縄県の20代女性・Sさんの話を紹介したい。Sさんは2日目の2015年11月28日、「子どもの貧困」に関する分科会で、貧困家庭に生まれて乳児院・里親・社会的養護のもとで育った自らの体験を話した。7人きょうだいの6番目にあたるSさんは、小学4年だった10歳から大学生だった20歳までの時期を、兄姉・弟たち6人とともに養護施設で過ごすことになった。
Sさんは、養護施設の学習ボランティアだった琉球大学の女子学生に、 「きれいで優しくて、『大人になったら、あんなお姉さんになりたい』と憧れた」 という。学校で「施設の子」と差別され、施設にもなかなか馴染めず孤立しがちだったSさんは、「話を聞いて、自分のために時間を使ってくれる、初めての大人」であったその女子学生に、多大な影響を受けた。女子学生は、小学生だったSさんに、 「勉強すれば選択肢が広がる。あなたも選べるようになる。選べるようになるための力をつけよう」 という言葉をかけつづけ、Sさんの大学入学後まで寄り添い続けた。Sさんは見事、琉球大学に入学した。 ところが大学で思い知ったのは、「自分は困窮している」という事実だった。20歳までは施設にいられるものの、その後はアパート生活。生活のためにバイトが不可欠、多い時には4つのバイトを掛け持ち。同級生の多くは、親の援助があり、バイトをしなくても生活ができ、運転免許も自動車も親の援助で所有していたりする。Sさんは、 「友達と遊べないし、飲み会にも行けない。同じ社会に生きているはずだけど、違う社会の気がしました。同じ琉大生だけど、同じ学生と思えなくなりました」 という。Sさんはその後、いったん大学を除籍となったが、「その後」を気にし続けていた施設職員・経済的支援を提供してくれた人々などの人的・経済的援助のもと、 「やっぱり勉強したいと思いました。社会からはじき出された感じがありました」 と復学。しかし、 「大学で、友達に自分をどう説明すればいいかわかりませんでした。バイトばかりでしたし」 と、やはり居心地の悪さがつきまとう大学生活だった。 そのころ、生活保護を利用していた両親が病気で入院。兄姉たち・弟は、結婚した相手や子どもと一緒に生活保護を利用して暮らしており、両親のために動けるのはSさんだけ。必死の対応を続けているうちに、 「大学にますます戻れなくなりました。大学生や大学がまぶしいんです。居場所が見つけられませんでした。それは、たぶん今でもです」 と、結局は退学に至った。必死の努力を重ね、周辺から「頑張っている」「頑張りすぎだ」と言われるSさんは、なかなか「自分は頑張っている」と考えることができない。 「大学を卒業していたら、自己肯定感を持てたかもしれません」 という。 この後、バイトでの仕事ぶりを評価した上司から「正社員になっては」という話があり、現在のSさんは、沖縄県の大手企業に正社員として勤務を続けている。Sさんは自らの育ちを振り返って、 「誰かに、一緒にいてほしかったです。誰かいたのかもしれないけど、気づけませんでした。制度の支援は『ここまでしたから終わり』『この面談をしたから終わり』です。18歳を過ぎたら、それもどんどんなくなります。社会参加したいし、そのために社会サービスを受けたい。手を差し伸べてほしいと思います。社会的養護からの自立に向けて、進学と社会参加の機会は、奪われてはいけないと思います」 と、スピーチを結んだ。 Sさんに、紆余曲折はあったとしても正社員としての現在があり、希望と実現を積み重ねていけそうな将来があることを、私は心から喜びたいと思う。しかし、Sさんの現在は、幸運と本人の努力によってご本人一人にもたらされた例外的な「まずまず」である。どのような状況の子どもにも「希望に向かって歩む」が可能になるために、誰が何をすることが必要だろうか? 次回も引き続き、子ども・青少年の貧困の解決について考えたい。 http://diamond.jp/articles/-/83468
子ども貧困対策に10億円 内閣府、県内に支援員配置 2015年12月18日 05:05 子どもの貧困
【東京】沖縄の子どもの貧困対策として、内閣府沖縄担当部局が2016年度の沖縄関係予算に10億円の予算計上を求めることが17日、分かった。概算要求3429億円には入っていなかったが、喫緊の課題だとして要求する。貧困対策として、子どもに寄り添い、必要な支援につなげる支援員の配置や無料・低額の子ども食堂といった居場所づくりなど、三つの柱を軸とした支援案も固めた。 支援案は(1)寄り添い型支援を行う「支援員」の配置(2)子どもの「居場所」の確保(3)親の「就労」支援−の三つが柱。具体的には家庭や学校、健康など複合的な課題を抱える貧困家庭の子どもに対し、必要な支援につなげる支援員を配置する。「児童自立支援員」「スクールソーシャルワーカー」などを想定している。 居場所の確保では、地域の状況などに応じて無料・低額の子ども食堂、学習支援教室などを設置する。経済的自立につなげるための親の就労支援策は、ひとり親の雇用の場を増やし、雇用形態を安定させるよう企業に呼び掛け、応じた企業を表彰するなどの案がある。 子どもの貧困は、2012年の調査で国内の子どもの貧困率は16・3%で、子どもの6人に1人が貧困状態にある。都道府県ごとの比率は算出されていないが、全国的に見ても県内は生活保護率が高く、県民所得が低いことなどがあり、子どもの貧困割合はさらに多いとみられている。 県内の子どもの貧困状況把握や今後の貧困解消目標などは決まっていないが、内閣府の担当者は「食べられない子どもがいるのは一刻を争う」として、支援を進めながら潜在的なニーズなども把握する考えだ。 島尻安伊子沖縄担当相も就任当初から子どもの貧困対策に乗り出した。内閣府で有識者との懇談会を開き、県内では全市町村長に呼び掛けて会議を開催し、予算化を目指す。10億円の確保が実現すれば100人規模の支援員配置が可能となる見込み。(仲村良太) http://ryukyushimpo.jp/news/entry-190519.html 貧困連鎖、奪われる未来 九州深刻、5人に1人 2015年12月15日12時30分 (更新 12月15日 13時00分) 厚生労働省の調査では、平均的な所得の半分を下回る世帯で暮らす18歳未満の割合(子どもの貧困率)は2012年で16・3%と6人に1人となり、過去最悪だ。母子家庭を中心に大人1人で子どもを育てる世帯に限れば54・6%に上る。九州はより深刻で、就学援助受給率などから西日本新聞が試算した結果では、ほぼ5人に1人が貧困状態とみられる。 こうした状況は周囲からは見えにくい。貧困家庭の子どもが必ずしもぼろぼろの服を着ているわけでもない。公立高校の教師は「制服を着ていると同じようにみえるが、授業中、机に突っ伏して空腹に耐えている子もいる」と話す。 大学や短大への進学率は13年の全世帯の全国平均53・2%に対し、生活保護世帯は19・2%にとどまる。学歴は生涯賃金に大きく影響する。受験競争が過熱し、中学3年生の通塾率が6割を超えるとされる一方、貧困世帯の子どもが十分な教育を受けられず、貧困が次世代に連鎖し、抜け出せなくなる構図がある。 経済協力開発機構(OECD)の調査では、日本は国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出の割合が比較可能な32カ国の中で最下位。「子どもの貧困対策推進法」が昨年1月、「生活困窮者自立支援法」が今年4月に施行したが、まだまだ取り組みは不十分だ。 日本財団が今月公表した推計では、子どもの貧困をこのまま放置した場合、現在15歳の1学年だけでも日本全体の経済的損失は2兆9千億円に上り、政府の財政負担は1兆1千億円増えると警告した。社会的な損失も大きい。 貧困は子どもから「機会の平等」を奪う。かつて「一億総中流」と言われた社会は、富裕層と貧困層に二極化が進む。戦後70年の、日本の現実だ。 「困っている子どもを救いたい」と思う人は少なくない。どうすれば子どもたちに必要な支援が行き届くのか。政府の貧困対策の充実など具体的な解決策に結びつくのか。九州の現場を歩き、考えていきたい。 関連記事「母と子3人、所持金200円」 =2015/12/15付 西日本新聞朝刊= 話題のニュース 【貧困の現場から】(2)公園で夜風に凍えた16歳 「子ども食堂」心も満腹 本紙報道で食材提供や寄付続々 小4男児の全裸首つり遺体 東京・日野の緑地 数えたら2万枚もあり、思わず悲鳴を上げた http://www.nishinippon.co.jp/feature/tomorrow_to_children/article/213138
膨大な貧困人口抱え他国援助 中国政府「両方やる」 2015-12-17 11:55
中国国務院扶貧開発領導小組弁公室(中国政府貧困者支援開発指導チーム事務室)の劉永富主任は15日に開催された記者会見で、中国は自らの国内の貧困問題を解決すると同時に、他国の貧困問題解決の支援を行うと述べた。
中国は現在も「絶対貧困」と呼ばれる人が7000万人以上存在する。「絶対貧困」とは「労働所得とその他の合法的な収入だけに頼ったのでは、基本的な生存を維持できない人や世帯」を指す。 具体的な所得や収入は物価上昇にともない変化していくが、中国では2011年時点で、「純収入が年間2300元(約4万2500円)以下の農民」を「絶対貧困者」として、支援の対象にすると定義しなおした。「純収入」とは農産物などを自家消費用にした場合に、金額換算して収入に組み込むもので、実際の現金収入は純収入よりかなり低いと考えてよい。 劉主任は「中国はひとつの発展途上国であり、責任ある大国でもある」と主張。そのため「中国が世界に貢献しようとするなら、まず自らの問題をきちんと処理せねばならない」と説明した。 劉主任はさらに、国連は2015年時点で、「中国は改革開放を初めて以来、農村部の貧困人口を7億9000万人減少させた。全世界の貧困者撲滅において70%以上の貢献率だ」と評価したと論じた。 劉主任は続けて「中国は自らの貧困人口低減の作業を行うと同時に、同じように未発展の、さらに貧困で落後した国に対して、貧困撲滅で協力し、交流と支援をしている」と説明。 中国が他国の貧困撲滅に協力しているのは、「改革開放の初期に、貧困撲滅の分野で世界の関係国と国際組織に援助してもらった」という過去も考慮してのことという。(編集担当:如月隼人) ********** ◆解説◆ 日本は1978年に日中平和友好条約が成立したことを受け、翌79年から対中政府開発援助(ODA)を開始した。当時の事情を知る元国会議員によると、当初から「中国が核兵器、しかも核弾頭を装備した弾道ミサイルを保有している」ことを問題視する意見もあったが、文化大革命を終えたばかりの中国を「できる限り早く深く、国際社会に組み込んだ方が、日本の国益に合致する。文革時代の中国は若い人には分かりづらいだろうが、“巨大な北朝鮮”が日本の隣に存在するような脅威だった」と説明した。 2000年ごろになると、経済の高度成長が続く中国を援助する必要があるのかとの声が高まった。日本政府は円借款については2008年に打ち切った。 現在の対中ODAは越境公害、感染症、食品の安全等協力など、日本国民に直接影響する可能性のある分野での技術協力、草の根・人間の安全保障無償資金協力などに限定されている。 円借款を受けた場合には返済義務がある。中国は円借款の返済については「優等生的」にきちんと返済を続けている。円借款で大問題になったのは、北京空港の整備問題だった。円借款には「営利事業が不可能な公共事業」との制限があるが、中国側は円借款を利用した空港整備が終了した後、同空港を一方的に株式会社化したからだ。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF) LINEで送る 【関連記事・情報】 ・国連の分担金アップ、中国代表「いやだ」・・・ネットで批判「エラそうなこと言い、バラマキ外交するからだ」 ・中国・習主席、国連演説に見え隠れする「壮大な野望」・・・ゼニが無いなら俺んとこ来い!? ・中国:経済が減速する一方で最低賃金引き上げの地域は大幅増加 ・香港で「マクドナルド難民」問題に 座ったまま死亡、「誰も気づかず数時間」の例も ・日本が中国の緑化のために100億円拠出 「汚なすぎて見ちゃいられないんだ」と中国ネット民 「自分が暮らす町」は全国で第何位?地域の特性が分かるWebサイトを公開 (FUJITSU JOURNAL by 富士通) 誕生したのは聖徳太子のおかげ!?日本の美意識がつまった「箸置き」がスゴイ! (maico by 米肌) 広告を見ただけで感染する?最近話題の「不正広告」ってなに? (ウイルスバスター チャンネル by Trend Micro) 車のモワッとしたエアコン臭に!車内を清潔・快適にする簡単テクニック (P&G on iemo) カメラ好き記者も脱帽!?オリンパスの技術者がこだわるナノレベルの技術とは? (OLYMPUS on ITmediaデジカメプラス) 今、あなたにオススメ 日本が秘める軍事力・・・「真実を知れば中国人は腰を抜かす」=中国メディア 日本の水道水は「きれい」過ぎる!=中国メディア 中国政府「関連企業を制裁する」 米政府が台湾への武器売却を決定 台湾人「日本に行きたい」、香港人「日本に行きたい」、中国人「日本に行きたい」、日本人「中国に行きたくない」=米専門サイト調べ http://news.searchina.net/id/1597372?page=1 米国に新たなデジタル格差、「持つ者」と「もっと持つ者」 By ANNA LOUIE SUSSMAN 2015 年 12 月 18 日 10:41 JST 富める者は、あなたや私とは違う。彼らはテクノロジーをわれわれ以上に豊富に持っている。 それがシンクタンクのマッキンゼー・グローバル・インスティテュート(MGI)が新たに出したリポート「デジタル・アメリカ:持つ者と、もっと持つ者の物語(Digital America: A Tale of the Haves and Have-Mores)」の結論だ。これによると、デジタル技術に多額の投資をしている業界(セクター)や企業、そして人々は、桁外れに大きな成果を得ているという。 リポートの著者たちは、ある特定の水準のテクノロジーからほぼ全ての人が恩恵を受けているとの前提から出発している。消費者がGPS(衛星利用測位システム)の助けを得て自宅まで運転する、中小企業が商品をネット上で販売する、といったことだ。しかし、デジタル化(digitization)の最先端を行く一部の「フロンティア企業」は、デジタル技術にずっと多くの投資をしており、それをはるかにうまく活用しているという。 リポートでは、3つの軸に沿ってデジタル化の度合いを計測している。コンピューターやストレージなどのデジタル資産への投資、支払いシステムやソーシャル・マーケティングといったデジタル技術の利用状況、それに従業員のデジタル活用能力の3つだ。 リポートの共著者で、MGIのディレクターを務めるジェームズ・マニカ氏は、「デジタル技術を多く活用している企業は、成長率と収益性が通常よりも高く、他のあらゆる者に勝っているように見える」と述べた。 「持つ者」と「もっと持つ者」との格差は、企業間だけでなく、セクター間にも表れている。リポートによると、デジタル化の波は建設、医療と農業のセクターにそれほど押し寄せていない。そして、こうしたセクターはいずれも、2005年から14年までの生産性の伸びがマイナスになっている。これとは違って、デジタル化でリードするセクターの生産性は伸びている。その伸び率は石油・天然ガスの2.9%からICT(情報通信技術)の4.6%までさまざまだ。商務省は07年から14年までの間に非農業セクター全体の生産性が平均で年0.5%伸びたと予測している。 個人のレベルで見ると、こうした生産性が伸びたセクターでは、賃金が速いペースで伸びることにつながっている。「デジタル労働指数」は、どれだけ多くの職場および仕事がデジタル化されているかや、デジタル技術の浸透(つまり深化)の度合いを計測する指数だが、その指数の数値が高くて上位にあるセクターでは、1997年から2014年までの賃金の伸びが4?5%と、経済全体の平均の2.4%を大きく上回った、とリポートは指摘している。 マニカ氏は、この指数の数値が低いセクターは、膨大な機会を利用する準備ができていると述べた。とりわけデータ・サイエンスや、コンピューターとセンサーを使ってモノがデータの送受信をする「インターネット・オブ・シングス(IoT)」を利用できるという。リポートはまた、労働市場、IoTとビッグデータ解析という米国経済の3つの側面へのデジタル化の影響により、2025年までにGDP(国内総生産)が2.2兆ドル増える可能性があると推定した。だが、そのためにはこの新技術を扱える人材を育てる必要があると指摘した。マニカ氏は、こうした人材の育成のためには、企業、個人とコミュニティーカレッジのような公的機関が一体となって努力するよう求められると述べた。 同氏は「米国経済には、STEM教科(科学、技術、工学、数学)を学ぶ人々に大きなリターンがあることを示す非常に明確なシグナルがある」と述べた。その上で、「われわれがいかにして正しいインセンティブ(誘因、奨励措置)を生み出せるかが重要だ。つまり、企業が従業員を育てることを奨励し、コミュニティーカレッジが企業と連携を強化することを奨励し、教える内容が現実から遊離しないための動機や、学生が正しい教科を学ぶ動機をつくり出すということだ」と話した。 http://jp.wsj.com/articles/SB12554609945154534602604581422763027066214?mod=wsj_nview_latest
なぜ今、利上げ? 格差拡大…米経済の厳しい現実(2015/12/17 11:47)
FRB(連邦準備制度理事会)が今回、利上げを決定した背景には、アメリカのどのような経済状況があるのでしょうか。ニューヨークから報告です。 (岡田豊記者報告) 一時、10%を超えた失業率が5%まで改善したことが大きな根拠になっています。しかし、優秀な若者が就きたい仕事に就けないという現実、これが深刻な問題となって広がっています。アメリカでは、大学の新卒者が能力に見合った職に就けず、パートなどで働く「不完全雇用率」が約15%に上昇し、リーマンショック前より悪化しています。目先の効率を重視する企業が新卒よりも経験者を採用する傾向を強めているためで、新たな格差問題になっています。一方、ゼロ金利の影響で、株や不動産を持つ人がより豊かになり、所得格差が拡大しています。 みずほ総研ニューヨーク・新形敦事務所長:「(米国は)金融政策はしっかりやったが、政府の方の対応が追い付いていない。結果として格差の問題が残っている。構造問題は金融政策では解決できない」 アメリカが抱える課題は、日銀の金融政策に依存し、いまだに構造改革の道筋を示せていない日本の教訓となりそうです。 関連ニュース 米雇用統計 失業率が7年4カ月ぶりの低水準 (2015/09/05 05:01) 進む円安、1ドル=118円台 米経済の好調さ浮き彫り (2014/11/20 11:50) NYダウ1万7000ドル台回復 米経済先行き懸念後退 (2014/10/29 15:52) 5月米雇用統計 堅調な「景気回復」を維持 (2014/06/06 22:34) NYダウ 米雇用統計改善で一時1万5000ドル突破 (2013/05/04 07:30) 国際最新ニュース シリア空爆「こんな良い軍事演習はない」プーチン氏 (12/17 22:46) 「強い日韓関係も重要」 ケネディ駐日大使が強調 (12/17 19:30) http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000064569.html
2015年12月15日 11:12 アメリカでは貧困層だけでなく年収550万円の中流家庭も家賃を払えなくなっている…ハーバード大学の研究 アメリカの家賃 住宅ローンに家賃にと住居費の負担は大きくなりがちですが、一般的に収入の30%以内に抑えるのが望ましいとされています。 格差の広がるアメリカでは家賃を払えない人が急増しており、貧困層だけでなく、都市部に暮らす年収45000ドル(約550万円)の中流家庭の多くも家賃が払えなくなってきていると、ハーバード大学が研究結果を発表しました。 It's Not Just the Poor Who Can't Make Rent - NBC News 最近のハーバードの住宅研究から、年収30000〜45000ドルを稼ぐ家庭の、実に半数以上が30%以上の家賃を負担していることが明らかになりました。 年収15000ドル(約180万円)以下の貧困層の場合は、5分の4が30%以上の家賃負担、半分が50%の家賃負担と、さらに悲惨な状況です。 中流家庭の住宅に占める割合がここまで大きくなると、当然ながら他の出費を減らさなければならず、経済的にも広範囲に影響が出てくるだろうと予測しています。 海外掲示板のコメントをご紹介します。 ●ということは年収45000ドルが貧困になってきているということだな。 ↑年収45000ドルは都市部で貧困、年収15000ドルは田舎で貧困なんだ。 ↑今日、自分が超ゴミクズ級の貧困だと知った。 ↑裕福層がスーパー裕福になって、中流層が貧困層になり、貧困層は消えていくんだ。 ↑もう中流層は労働者階級の婉曲的な言い回しになってるよ。 ↑自分が通う大学1年の社会学の教授が言っていた。「この講義から1つだけ覚えておくべきことがあるなら、裕福な人はより裕福に、貧困な人はより貧困にだ」 ちなみにこれは1980年のことだ。 ●慰めると、ここメイン州や他の貧困な州では、年収45000ドルは裕福だよ。 ↑それがボストンでは困窮者だよ。 ↑自分はボストンでの年収80000ドル(約1000万円)の仕事を蹴って、ジョージア州の年収48000ドル(約600万円)の仕事を選んだ。生活費を考えると、ジョージア州の仕事のほうが支払いがいいと結論付けた。生活費も研究の対象にしてほしい。 ●年収25000ドル(約300万円)の自分は、この記事を読んで恐ろしく落ち込む。 ●自分は68歳で福祉で生活しているが、生活できる唯一の方法はメキシコに引っ越すことだよ。小さな家が光熱費も入れて家賃168ドル(約2万円)で、買うものはすべて3分の1の値段。それでも金持ちとは言えないが、アメリカじゃホームレスになるしかない。 ●何年も前に住むところを探していたとき、選択肢は3つだった。犯罪の多いスラム街で安いところ、非常に環境の悪い安いところ、そして贅沢な専門家が管理する設備完備の高いところ。もっと中間のところが欲しい。 ↑妻と自分も昨日アパートを見てきたよ。1カ月800ドル(約10万円)の家賃で車が頻繁に壊れるアパート、1800ドル(約22万円)の家賃でボーイが車を暖房完備のガレージに駐車してくれるアパート。その間はない。 ●誰も何も言わないの?裕福層がアメリカの不動産をどんどん統合させているんだよ。例えばニューヨークのコンドーミニアムは15%も空いている。将来の投資のためにキープだけしているんだ。 どんどん広がるアメリカの格差。 裕福層の投機対象となっているのも、家賃高騰の一因になっているとのことです。 一般庶民の生活はますます厳しくなる傾向にあるようです。 New research from Harvard says that even renters with annual incomes of $45,000 face unaffordable rents in many cities. http://labaq.com/archives/51861340.html 「自分が暮らす町」は全国で第何位?地域の特性が分かるWebサイトを公開
http://journal.jp.fujitsu.com/2015/01/27/01/?utm_source=Outbrain&utm_medium=cpc&utm_campaign=rss_ad&utm_term=5338195 |