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去るも地獄、残るも地獄だ(東芝の室町社長)/(C)日刊ゲンダイ
東芝 大リストラ「7千人」の行き先…外資系が虎視眈々か
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/171808
2015年12月17日 日刊ゲンダイ
東芝がついに大リストラを敢行する。冷蔵庫やテレビなど赤字が続く家電部門を中心に、海外工場を含め数千人規模の人員削減を検討しているという。約2200人の従業員がいる青梅事業所を縮小するとも報じられた。15日の日経新聞によると、その規模は最大で7000人。果たして再就職はできるのか。7000人は、どこに行くのか。経済ジャーナリストの小林佳樹氏はこう言う。
「中国などの外資系企業が技術者を採用する可能性はあるでしょう。過去には中国や韓国の家電メーカーが、東芝の技術者を『1年1億円』の契約で雇ったという話もある。ただし、技術を盗むためだけの“使い捨て”です。あと、営業マンも需要があるでしょう。外資系は日本の顧客との接点をつくることに苦労している。取引先を紹介できる東芝社員は魅力的なはずです」
今年、シャープが3500人の希望退職者を募集した際は、アイリスオーヤマや中国家電大手ハイアール傘下ハイアールアジアなどが、シャープの技術者を狙って中途採用を募っている。電機業界に詳しいジャーナリスト・大河原克行氏はこう言う。
「今はリストラする時期としては非常にタイミングが悪い。特に白物家電は成長分野でもなく、外資系企業も、日本の中小企業も体力がなく、受け皿がありません。本当に優秀な技術者なら“一本釣り”されるでしょうが、多くの人は、なかなか転職先が見つからないでしょう。全く違う業種に行くか、中小企業に行くのか。ただ、大企業に勤めていた人が、どこまで割り切ってできるかはわかりません」
白物家電事業をシャープと統合する話が加速するのではという臆測もある。だが、月刊BOSS編集部の関慎夫氏はこう言う。
「両社とも強い白物家電を持っているわけではない“弱者連合”。こうしたケースは過去の例からいって、ほとんどうまくいきません。国内市場は飽和していて、海外で勝負するしかないが、東芝の白物家電でいえば、海外でのブランド力はほとんどない。厳しい戦いになると思います」
残るも地獄、去るも地獄。東芝社員にはイバラの道しか残されていないのか。
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