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東芝は7000人リストラへ(C)日刊ゲンダイ
東芝も大規模募集する早期退職 「損得」のボーダーは?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/171717
2015年12月16日 日刊ゲンダイ
不正会計の発覚以来、事業の見直しを進める東芝がテレビ事業からの撤退を発表。これに伴い数百人規模の早期退職を実施する。さらに不採算事業の統廃合が進めば、子会社や関連会社の社員にも影響は及び、もはやリストラは他人事ではない。さてこの早期退職、受けるべきか、やめるべきか?
東芝が新年早々からリストラだ。対象は半導体事業の約7900人のうちの約1200人。15%ほどの人員を、早期退職か他工場などへの再配置を予定している。また、アシックスは350人、サニックスも300人の早期退職を募っている。
早期退職を受けるべきか。その損得のボーダーをリストラ問題に詳しい中森勇人氏に聞いてみた。
●チェックその1「割増退職金の金額」
退職金は定年前なら規定(就業規則)により目減りするのが普通だが、早期退職の場合は満額になるはず。
まずはここをチェックし、さらに上乗せ額も確認しよう。
「増額分は少ないところでは数十万円から、多いところでは標準月額報酬の3年分(平均でおよそ1000万円)と幅があります。最近の相場は半年〜1年分(約180万〜350万円)くらいですが、当面の生活費を考えれば400万円以上は欲しい。この辺が判断の目安ですね」
●チェックその2「会社都合退職であること」
年金受給までの生活費を考えれば再就職は必須。なので、「離職票」の退職理由が「会社都合退職」になるのかどうかをチェックする。会社側が「会社都合」を嫌がるのは、助成金がもらえなくなったりするためだ。
「自己都合退職ではどうしても再就職に不利となる上、失業保険の給付期間が短くなり、支給までの待機期間(3カ月と7日)もできてしまうので、くれぐれもご注意を。給付総額も1・5〜2・2倍ほど違います」
●チェックその3「再就職先の斡旋」
よく「再就職支援会社へ登録します」といった条件があるが、ここはワンランク上の再就職先の斡旋を受けられるのかをチェック。さらに大事なのは、再就職先の雇用形態が“正社員”であることだ。
「非正規雇用だと3年でクビを切られてしまう恐れがあるので、ご用心を」
●チェックその4「年金の支給額」
定年間近なのに「割増分がもらえてラッキー」という方もいるだろう。しかし、ここでチェックしたいのが年金の支給額だ。
「厚生年金の加入期間で支給額に大きく差がつく場合があります。『ねんきんネット』などで加入期間と支給額を確認し、辞めて目減りする金額を計算してみましょう」
●チェックその5「退職金の課税額」
増額分をもらい過ぎて税金をごっそり取られる。これでは本末転倒というもの。
「退職金の控除額は勤続20年以下なら『勤続年数×40万円』、以上なら『800万円+70万円×(勤続年数−20年)」となります。勤続30年なら1500万円を超えると課税対象になりますので、ご注意を」
最後に中森氏は東芝社員などに、「目先の大金に惑わされないよう、冷静に判断をしてほしい」とアドバイスする。
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