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射殺された大東隆行社長(左)/(C)日刊ゲンダイ
「王将事件」に急展開も 一気に犯人逮捕とはならない理由
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/171660
2015年12月15日 日刊ゲンダイ
今週末、発生から2年を迎える「王将事件」が急展開だ。2013年12月19日、「餃子の王将」を全国展開する王将フードサービス社長の大東隆行社長(当時72)が何者かに射殺された事件である。京都府警は事件後、現場付近でたばこの吸い殻を採取、そこに付着していた唾液のDNA型を調べていたところ、九州の暴力団関係者の男と一致したというのだ。府警は男を重要参考人とみて捜査するそうだが、これで一気に解決かというと、一筋縄ではいきそうにない。
「たばこは犯人が大東社長を待ち伏せしていた付近に落ちていたそうです。でも、吸い殻から検出されたDNA型が男のものと一致したからといって、銃撃に関わったことを示す証拠にはなりません。これから別の状況証拠をかなり集めないと逮捕は難しい。そんなことは府警だって百も承知のはずです。今月上旬、私はたまたま現場を視察に行ってきたのですが、“新展開”で捜査員たちが色めき立っている様子はまったく感じられませんでした」(元兵庫県警刑事の飛松五男氏)
実は、今回の鑑定結果はかなり以前に出ていたという。捜査本部は事件4カ月後には、硝煙反応がハンドルに残るバイクを押収。防犯カメラの映像を照合したところ、実行犯が途中で別のバイクに乗り換えたとみられ、そのバイクが九州ナンバーの不審な車と併走していた情報を掴んだ。そこから、九州に拠点を置く暴力団の存在が浮かび、マークしていたという。
「今回、DNA型が一致した男と同一人物か定かではありませんが、府警は今夏、すでに北九州の暴力団幹部を重要参考人として事情聴取しています。捜査線上に浮上した暴力団と『王将』の間には90年代に金銭トラブルがあったそうで、捜査本部は怨恨などの動機を疑い、自白を引き出そうとしました。しかし、この幹部は関与を認めなかったといいます」(捜査事情通)
だったら、今ごろになって“DNA型一致”のネタが突然出てきたのはなぜか。
前出の飛松氏がこう言う。
「ひとつは世田谷一家殺害事件と一緒で、警察が懸命に捜査を続けているとアピールするためです。あるいは、まったく別の目的があるのかもしれません。警察庁と長年対立している指定暴力団の本部が九州にあります。殺人事件の捜査を突破口にし、警察が組織壊滅に向けて動こうとしている可能性もあります」
先はまだ見えない。
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