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総負債額は9億8000万円(C)日刊ゲンダイ
「光麺」破産で鮮明に ラーメン業界チェーンは受難の時代
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/171502
2015年12月12日 日刊ゲンダイ
醤油豚骨ラーメンの草分けの「光麺」を運営する株式会社KMが東京地裁から破産開始決定を受けた。同社は1991年設立。95年、池袋駅前に第1号店を出して人気を博し、店舗数を増やしたが経営不振に。負債総額は9億8757万円に上るという。KM社は池袋西口店など3店舗を閉鎖し、他の6店舗はマリフィックという会社が引き継いで運営している。
ラーメン業界に詳しい料理評論家の小野員裕氏が言う。
「95年はラーメンブームの黎明期で、光麺は当時まだ珍しかった醤油豚骨味で若いお客を集めたのです。ところが間もなく、ブームが本格化し、次々とライバル店が出現しました。光麺は担々麺など新メニューを繰り出したものの、これによってラーメン専門店のイメージが薄れ、中華料理店の延長みたいな位置づけになってしまった。その結果、味にこだわる『花月嵐』や安さが売りの『日高屋』に駆逐されてしまったのです」
いまやラーメン業界は年間に1000軒がオープンして同じ数の店がつぶれるといわれる激戦。小野氏によると、「ラーメン屋でもやってみようか」と軽い気持ちで開店する人が増えているのが原因という。
「内装工事をして新店を出すには500万〜700万円かかりますが、空き店舗に居抜きで入れば100万〜200万円でオープンできます。そのためろくに修業せず、食べ歩きをしただけの人が思いつきで開店し、1カ月後に閉店するようなケースが増えているのです。いま本当のラーメン通はチェーン店ではなく、きちんと修業した店主の個人店に行きます。そうした店の店主は麺とスープの相性などを熟知しているので味は間違いない。その情報がネットで広がり、行列ができて店は長続きするのです。個人店の多くは裏通りにあり、3〜5日の売り上げで家賃を払えるよう堅実な経営をしています。一方、表通りの店のオーナーは収入を増やそうと次々と出店し、人件費などの重圧で閉店に追い込まれてしまう。いまはチェーン店受難の時代なのです」(小野員裕氏)
テレビのグルメ番組では分からないが、ラーメン業界は戦国時代だ。
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