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デフレ化の波は風俗嬢にも…(※イメージ)
コンビニの時給より安い!? デフレ化する風俗嬢の“お給料”〈dot.〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151211-00000010-sasahi-soci
dot. 12月11日(金)16時12分配信
デフレ化の波は風俗嬢にも押し寄せている。今や風俗嬢の収入は、アルバイトの定番、コンビニエンス・ストアの時給よりも低くなるケースも続出している。あまりに低すぎる収入で働く風俗嬢の実態に迫った。
大阪市内のファッショヘルス店で働くカナコさん(27)は明るくかわいい感じの美女。普段は、文化人類学を研究する大学院生だ。大学院へ通うには学費のほか、研究費や生活費がかさむ。それを短期間で賄おうと風俗の世界に身を投じた。
「私の都合でシフトは比較的、自由に入れて頂くことになりました。その代わり雇用契約ではなく請負契約だったんです。この場合、お客がつかなくても頂ける『お茶代』も出ません。個人事業主として、風俗店の一室を借り、そこで営業するという形です」(カナコさん)
研究生活の傍ら、早朝、午前、午後、夜……と平日、土日を問わず、不定期に出勤するカナコさんは、その不確実な“出勤”ゆえ、客がつきにくい。平日朝9時から17時までの8時間働いたが、客はひとりもつかない日もあったという。
「結局、狭いプレイルームのなかでドイツ語の原書の翻訳に費やす時間となりました。お店にはご厚意でお弁当とお茶の差し入れを頂きました。でも、稼ぎはゼロ……」(同)
京阪神地区の風俗店で“黒服”と呼ばれる男性従業員として約20年のキャリアを誇る40代男性は、「90年代後半のブラック・マンデー、00年半ばのリーマン、サブプライム、その後の円高不況と、金融危機に直面するたび、風俗店と風俗嬢の“デフレ”化が著しい」とその内情を明かす。
「風俗店は女の子あっての商売。だから大勢の女の子をキャストとして抱えていたい。しかし不況の波が来るたびに、美人さんやかわいい子が年齢問わずやって来る。その子たちを受け入れる苦肉の策として請負契約で店に入ってもらった。けれど、やっぱり素人、プロの接客の技(わざ)を身に着けていないから客もつかないという事情もある」
もっとも、かつてはプロの接客を研修して店舗に出したものだが、今ではそれを伝えられるだけの技術を持つ風俗嬢も少なくなり新人研修もままならないという。研修にコストをかけても回収できるかどうかわからない。それに加えて、男性の草食化、風俗嬢の質の低下による客足の鈍化で一部の風俗店の経営は“青息吐息”という。
「かつては店側が負担していたローションやコンドームといった備品も個人事業主である女の子に負担を強いるケースもあります。そんな状態なので単価は抑えられますが、それでも店は潤わないですね」(前出の男性従業員)
通常、風俗店では客が支払う代金の約半分が風俗嬢の取り分といわれている。カナコさんが働くファッションヘルス店は、「30分8000円」という価格設定だ。
「30分で4000円がわたしの収入です。8時間お店にいて8人もお客がつけば3万2000円稼げますが、そんなことはめったにありません。その日の収入から、交通費や備品、食事代を差し引くと手元に残るお金はごくわずかです」(カナコさん)
一方、SMクラブはさらに深刻だ。現在、全国的にSMクラブは、プレイルームの設置が禁止されているため、ホテルなどに風俗嬢が出向いてのサービスが主流となっている。かつてのように設備投資のコストはかからないが、非日常感が演出できないため、その分、客足は落ちたという。関西地区のSMクラブ関係者が明かす。
「HPを開設してキャストの女の子の近況を伝えているが、平日だと客が来ない日もある。土日の休日でも朝10時頃から24時まで10人程度。1時間で2万円、お客から頂いているけれど、店とキャストの取り分は折半。休日で10万円前後の売り上げにしかならない」
SMクラブの場合、衣装や備品購入のため10万円程度の費用がキャストと呼ばれる女性側の負担となることも珍しくない。 契約社員として勤務の傍ら、SMクラブに勤務するサヤカさん(35)は現状をこう嘆く。
「皮の衣装、その他、仕事で用いる各種備品の購入でトータルで12万円ほどかかりました。これを回収するのに2カ月くらいかかりました」
ずっと不況知らずと呼ばれた風俗業界だが、最近では、ここもご多分にもれず、前線で働く者にシワ寄せが来ているようだ。
(フリーランスライター・秋山謙一郎)
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