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結局どうなる米利上げ 円安もたらすか、円高誘発か(Wedge)
http://www.asyura2.com/15/hasan103/msg/445.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 12 月 11 日 12:48:45: igsppGRN/E9PQ
 


結局どうなる米利上げ 円安もたらすか、円高誘発か
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151211-00010000-wedge-bus_all
Wedge 12月11日(金)12時3分配信


 いよいよ来週、米国が利上げに踏み切ることがほぼ確実視されている。 米国が利下げ・金融緩和路線から反転して利上げを行うのは前回2004年以来のことだ。世界は米国の利上げ局面入りを10年以上経験していないことになる。


 様々な憶測が飛び交い、不安がうごめき、市場が神経質に動くのも無理はない。人々は不安でいっぱいの利上げ局面入りを前に、未来を教えてくれる人の言葉に熱心に耳を傾ける。未来から来た人のなどいないのに。バーナンキ前FRB議長が2013年6月に「出口」という言葉を口にし、金融緩和路線から金融引き締め路線への転換を示唆して以来、筆者も様々な人が語る「利上げ後の未来」を耳にしてきた。


■利上げ後には結局 円安になるのか? 円高になるのか?


 特に多くの人が関心を寄せるのは、利上げ後には結局、円安になるのか、円高になるのか、ということだろう。「過去の利上げ時を振り返ると、利上げ後に円高が進んだ」という話も耳にする。もちろん、筆者も未来から来た人間ではないので 未来のことは知らないが、過去に何が起こったのか、はご説明できる。


 筆者が見聞きした「利上げ後の未来」の多くは、過去の数々の利上げ局面に当てはまらないばかりか、前回の利上げ局面にすら当てはまらないことも結構あったので、過去に起こったことをご説明するのは、読者の皆さんがこうした未来予想をスクリーニングする上である程度お役に立てるのではないかと思う。


■前回の利上げの際には……



 前回の米国の利上げは2004年6月のグリーンスパン議長時代から始まり、バーナンキ議長に引き継がれて2006年6月までの2年間、17回連続の0.25%ずつの利上げにより、1%だった政策金利が5.25%にまで引き上げられた。その後、8月のFOMC(米連邦公開市場委員会)ではバーナンキ議長をはじめとするメンバーが、米住宅市場が減速する中で、住宅・金融市場の脆弱性の高まりを察知し、利上げをストップした。米住宅市場は同年5月から下落し始めていた。


 FRBは利上げをストップしたが、その翌年2007年にはサブプライムローン問題に端を発した金融危機の扉が開いた。その後、リーマン・ショックを経て、米国は5.25%の金利を実質0の0.25%に引き下げ、3弾もの大規模量的緩和を行い、今日に至る。


 では、前回の利上げ開始直後のドル円レートの推移を見てみよう。各グラフの折れ線は、オレンジが米国の政策金利、緑が日本の政策金利、青がドル円レートを表している(FRB、日本銀行、総務省のデータを使用し著者作成)。


グラフ1は前回の利上げ局面に入った2004年6月前後の2003年10月〜2004年12月の様子。この期間だけを見るとドル円レートは確かに「円高ドル安」と言えなくもない動きをしている。「米利上げ時には意外と円高ドル安」という記事にはだいたいこういう感じのグラフが載せられていると思う。しかし、もう少し長い期間で見るとどうだろう。



 グラフ2は2003年10月〜2007年6月までの動きだ。先ほどのグラフ1はこのグラフの左端の部分を切り出したということになる。これを見て、前回の利上げ局面では円安になったか、円高になったか、を聞かれれば多くの人は円安になった、と答えるだろう。


 政策金利の引き上げに代表される金融引き締めは、その国の通貨の価値を高める効果がある。通貨がお金(利息)を生み出す力を表すのが金利なのだから、金利を上げると通貨価値が上がるのは至極当然のことだ。


 反対に、利下げに代表される金融緩和を行えば通貨価値は下落する。もちろん、直接的に通貨の価値を左右する物価が上昇することで通貨価値が下落したり、物価が下落することで通貨価値が上昇するインパクトには及ばないかもしれないが、少なくとも物価の上下動に次ぐインパクトがあるのが金利の変動だ。


■金利引き上げ後は必ずドル高になる?



 景気うんぬんの話は、こうした金融政策やインフレ率に影響することで間接的に通貨価値にインパクトを与えるものだ。そうでなくてはリーマンショック後の景気どん底の日本円の価値が1ドル70円台になるまで高まったことの説明がつかないし、その後日本の景気が大きく回復する中で対ドルで一気に4割も日本円の価値が落ちたことの説明がつかない。前者は米国の金融緩和によるドル安、後者は日本の金融緩和による円安、とすれば説明がつく。では、さらに長い期間のデータを見てみよう。


 グラフ3は1971年12月〜2015年11月までの長期間のデータ。つまり、変動相場制移行後のほぼ全ての歴史が刻まれている。


 この約45年間、米国が金利を引き上げて金融引き締めをしていった時、あるいはその後の高金利維持局面で、ドル高が進まなかったことがあるだろうか。筆者が見る限りは見当たらない。もちろんタイミングのズレはあるだろう。1%から1.25%に上がってすぐに買われなくとも、利上げを続けて金利が3%、4%と高まることで買う人が多くなっていくのが自然の流れだ。金利の低い円を売って、金利の高いドルで運用する円キャリー取引も、利上げ1発目よりは十分に金利が高くなってからのほうが当然ながら多くなる。


■前回利上げ後の円高をどう読み解くか


 では、前回の利上げ開始直後に円高が進んだことはどう考えればいいのだろう。筆者の見解はこうだ。誰も予想だにしなかった利上げが行われた場合ならともかく、前回の利上げや今回の利上げのように、半年あるいはそれ以上前から利上げが想定される状況では、先に買われる、過度に買われることがあり、いよいよ現実化して利上げが実施された時に、それまで行き過ぎていた分が調整されることはあり得る。


 前回は2003年のイラク戦争後の、2004年初前後には、米国の利上げがいつになるかという話が出ていた。2003年中、FRBは「かなりの期間」金融緩和政策を維持、としていたが、翌2004年1月の声明からこれを削除した。そして6月から利上げが開始された。


 利上げ前の行き過ぎた買いが調整され、一時的に円高が進んだことをもって「米国が利上げすると円高になる」とするのは、あまりに乱暴過ぎる。少なくとも期間定義を明らかにすべきだ。なぜなら、過去を振り返れば、米利上げ局面と同時か少し遅れてドル円レートのはドル高円安方向に動いているのだから。「こういう場合、こういう期間で見ると、円高になった」と表現せずに、「米利上げ後は円高」と言ってしまうと過去を誤解させてしまうだろう。また、金融引き締めは通貨価値を高め、金融緩和は通貨価値を下げる、という非常に有効性の高い法則を知らないのか、隠したいのか、と疑われかねないのではないだろうか。


 筆者は金融引き締めは通貨価値を高める、という法則が有効性が高く、今回も当てはまると考える。たとえ利上げ開始直後に、一時的に利上げ前の買われ過ぎが調整されたり、非常に緩慢なペースで利上げが行われていったとしても、金利が上がっていき、金利が魅了的な水準に達すればさらに多くの資金が米ドルを買うことになるのではないかと考える。


ジョン太郎 (現役金融マン)


 

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コメント
 
1. 2015年12月11日 13:17:18 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[216]
米国利上げ後は円高になるのが相場の常識、それを隠したくてゴチャゴチャ言ってるだけだよ


下はそれぞれの利上げのタイミングと、その時、ならびに1年後のドル/円相場です。
http://livedoor.blogimg.jp/hiroset/imgs/7/9/79e37325.png


過去の米国利上げ後のドル円の動きが調査されていた。

その結果は、端的に言えば、大幅なドル円下落が大半である。

この結果を見る限り、ドルストレートはともかく、ドル円については、利上げ後に下落すると考えたほうがいいことがわかるだろう


2. 2015年12月11日 18:59:53 : aXMqObr5Zk : BiEihENk5Ws[35]
唯一の頼みも金融バブルの原資が枯渇すればアメリカ経済は終わり、ドル暴落で円ばかりじゃなく世界中の通貨が対ドルで高騰するだろう。

3. 2015年12月11日 19:06:07 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[222]
アメリカ経済が終わってもアメリカの多国籍企業は何も困らないからな

4. 2015年12月11日 20:52:55 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[129]
黒田総裁の目標達成に暗雲、来年は円最強とJPモルガン、モルガンS
2015/12/11 14:56 JST

    (ブルームバーグ):日本銀行の黒田東彦総裁は、国内の物価基調は着実に改善しており、2016年度の後半ごろには目標の2%程度に達する可能性が高いと言うが、果たしてそうだろうか。市場関係者は、価格の押し上げに寄与してきた円安の終息が近づきつつあるとみている。
総務省公表の生鮮食品を除く消費者物価指数(コアCPI)は、原油安を背景に3カ月連続で前年比マイナスとなっている。一方、日銀が独自に試算する生鮮食品とエネルギーを除くコア指数は10月に1.2%上昇とデータでさかのぼれる11年以降の最高水準を2カ月連続で記録した。
主な貿易相手国の通貨に対する円の総合的な強弱を示す名目実効為替レートは今年に入って5.5%持ち直し、円は直近6カ月間で主要31通貨全てに対して上昇している。JPモルガン・チェースやモルガン・スタンレーは、円が来年の最強通貨になると見込む。
クレディ・スイス証券の白川浩道チーフエコノミストは「円安による食料品への価格転嫁の効果はもうかなり出てしまった」と指摘。「日銀は円安効果の波及が長く続くと見積もっているようだが、市場は今が価格転嫁のピークだとみている」と指摘。「市場が正しければ、来年の今ごろはエネルギーの押し下げ効果がなくなっても、インフレ率は1%程度にとどまる」と読む。
黒田総裁は11月30日の講演で、円安に伴う輸入インフレが消費者物価の上昇に寄与しているのは確かだが、価格改定の広がりと持続性は円安効果だけでは説明できないと指摘した。記者会見では、金融政策の現状維持を決めた10月30日の日銀決定会合を振り返り、異次元緩和の効果が「累積的に効いてくる」とし、追加緩和なしでも2%の物価目標を早期に実現できると「確信を持った」と述べた。
JPモルガン証券の菅野雅明チーフエコノミストは「大幅に下落した原油などエネルギーを除いて考えるのは賛成だが、円安による押し上げ効果も割り引いて見る必要がある」と話す。食料とエネルギーを除くコアコアCPIや日銀型コア指数の上昇率は「約半分が円安効果、残りが純粋なインフレ」と推計。日銀は後者が「さらに広がると見込むが、0.5%前後から2%に持っていくのは大変な戦いだ」とみている。
ニューヨーク原油先物相場は10日、一時1バレル=36.38ドルと09年2月以来の水準に下落した。昨年6月の高値107.73ドルから66%下げた。経済産業省が発表する最新の国内レギュラーガソリン小売価格も7日時点で1リットル当たり127.8円と10年1月以来の安値となっている。
4年ぶりの円高
円の名目実効レートはデフレ脱却を掲げる第2次安倍晋三内閣が始まった12年から3年連続で下落。今年も6月に85.63と07年7月以来の安値を付けた。しかし、9月には日銀による追加緩和の直前に当たる昨年10月以来の水準を回復し、足元では約2カ月ぶりの高水準で推移している。
円は対ドルで6月に1ドル=125円86銭と13年ぶりの安値を付けたものの、下落率は前の年に比べ縮小傾向にある。日銀の緩和姿勢は揺るがないが、米国で来週16日に始まるとみられる利上げのペースも緩やかにとどまるとみられおり、日米金利差を受けたドル買い・円売り期待は高まっていない。
三菱UFJ国際投信債券運用部の小口正之チーフファンドマネジャーは「追加緩和観測は盛り上がらず、米景気拡大も成熟期に入っているようだ。来年は120−125円程度でトレンドが出にくい」と予想。「物価押し上げ圧力の再燃は考えにくい。これまでの円安効果は半年から1年程度のタイムラグで徐々に剥落していかざるを得ない。物価の基調が変わるかが焦点だ」とみる。
11月の輸入物価指数は円ベースで前年比17.4%下落し、09年10月以来の下げ幅を記録した。資源価格の下落や中国経済の減速を背景に、年初から前年割れが続いており、同月の石油・石炭・天然ガスは40.5%下げた。エネルギーは消費者物価全体の7.72%を占める。
来年5月に完全剥落
JPモルガン証の菅野氏は、物価動向について、円安・ドル高が「大幅に進んだのは昨年8月からなので、前年比が大きかったのも今年の8月までだ。円安効果の剥落には3四半期程度かかるため、来年5月ごろに消える」と説明。「せっかく原油安の押し下げがなくなっても、今度は円安効果の剥落で鈍化する」とし、日銀は来年後半には2%目標の達成時期をまた先送り、株価や円高次第で追加緩和に追い込まれると読む。
日銀は13年4月の量的・質的緩和導入の際、2年程度で物価目標を達成する方針を掲げた。しかし、消費増税に伴う景気悪化や原油安による物価低迷を受け、14年10月末には追加緩和に踏み切った。長期国債の買い入れ額は年率で、政府の市中発行額に対し最大9割超に及ぶ規模に膨らんでいる。その後も物価は目標に届いておらず、今年に入り目標達成時期の見通しを2度にわたり後ずれさせている。
クレディ・スイス証の白川氏は、日銀は頼みの綱である独自試算のコア指数と東大日次物価指数が伸び悩んだ場合、値上がり品目数の増加を口実に追加緩和を避けようとすると読む。スーパーマーケットが取り扱う日用品の販売データで算出する東大日次物価指数(1週間平均)は4月以降、上げ幅を拡大。11月9日には1.659%と少なくとも13年以降で最高を記録した。ただ、同月23日は6週間ぶりに1.278%まで鈍化するなど、足踏み状態が続いている。  
TOPIXは、安倍内閣が発足した3年前と比べ、倍近く上昇した。円は対ドルで3割超の値下げとなり、企業収益は円安を追い風に過去最高を更新。失業率は1995年7月以来の水準に低下した。一方、賃金はなかなか上がらない中、生活必需品の値上がりで消費者支出は低迷している。
三菱UFJ国際投信の小口氏は、「2%の物価目標は世界標準で変えにくいが、異次元緩和はアベノミクスの一環でもある」と言い、「円安などで無理矢理2%を目指すのではなく、居心地の良い水準なら容認される。日銀はそれを前提に持続的な金融政策を模索していく」と読む。「日本経済には0.7−0.8%程度のインフレが落ち着きどころではないか。2%は遠いが、デフレは脱却しつつある」と語った。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 野沢茂樹 snozawa1@bloomberg.net;東京 Kevin Buckland kbuckland1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 崎浜秀磨, 青木勝, 山中英典
更新日時: 2015/12/11 14:56 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NZ5HVD6KLVR801.html


迫る米利上げ、読めぬFF金利の終着点−FOMC控えて見方分かれる
2015/12/11 10:48 JST

    (ブルームバーグ):米金融当局の政策をめぐる金融市場の大きな争点はもはや利上げ開始の時期ではなく、主要政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標が最終的にどこまで引き上げられるかだ。
15、16両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定が起点になると見込まれる新たな利上げサイクルについて、FF金利の終着点が2%近辺のレンジないしそれ以下、3%ないしそれを上回る水準のいずれになるか、投資家やエコノミストの間でも意見が分かれている。
9月に公表されたFOMC参加者17人の経済予測では、3人以外は2018年末時点のFF金利見通しを3−4%と予想していたが、米10年債利回りは現在2.2%と、市場金利はこうした見通しへの投資家の懐疑的な見方を反映している。
時間単位でみた労働生産性が伸び悩んでいる理由は何か。労働年齢にある米国民をもっと労働市場に回帰させるようにするのは可能か。米国の賃金の伸びは加速するのか。金利に関する意見の相違は、拡大局面入りから6年余り経過した米経済について、一連の未解決の問題を浮き彫りにするものだ。
「世界経済は勢いを増し、信用創造は増え、住宅部門も力強くなるだろう」と話すルネサンス・マクロ・リサーチの米経済担当責任者、ニール・ダッタ氏は、FF金利が18年に3.25%前後のピークに達すると予想する。
これに対しファクト&オピニオン・エコノミクスのロバート・ブラスカ社長は、このような見通しは一層のドル高進行によって米国の製造業や貿易収支に悪影響が及ぶ可能性を無視した「ハッピーエンド」のお話であり、終着点を2%とする見方の方が「ずっと居心地が良い」と語った。
原題:Rate Destination Unknown as Fed Countdown to Liftoff Approaches(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Craig Torres ctorres3@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Carlos Torres ctorres2@bloomberg.net
更新日時: 2015/12/11 10:48 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NZ4S0O6K50Y501.html


ECB、条件付き長期オペの利用額は183億ユーロ−6回目TLTRO
2015/12/11 20:01 JST
    (ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)が11日発表した6回目の条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)の利用額は183億ユーロ(約2兆4400億円)となった。
前回9月のTLTROでの利用額は155億ユーロ、6月は740億ユーロだった。2014年9月の初回以来の利用額は合計で4190億ユーロに達した。
ECBは昨年、インフレ押し上げと景気回復のための融資促進を目指しTLTROを導入。その後、少なくとも1兆5000億ユーロ規模となる債券購入プログラムを今年に入って開始した。
原題:ECB Gives Banks 18 Billion Euros in Loans Aimed at Real Economy(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:フランクフルト Alessandro Speciale aspeciale@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Paul Gordon pgordon6@bloomberg.net
更新日時: 2015/12/11 20:01 JST

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NZ6WJ06K50XZ01.html

IEA:石油供給過剰は2016年遅くまで続く−OPEC生産維持で
2015/12/11 19:35 JST

    (ブルームバーグ):世界石油市場では少なくとも2016年遅くまで供給過剰の状態が続くと、国際エネルギー機関(IEA)が予想した。需要の伸びが鈍化する一方、石油輸出国機構(OPEC)が生産量を最大化する「決意をあらためて」示したためだ。
IEAは11日公表の月報で、OPECは4日の総会で生産量の上限を事実上撤廃し、供給過剰で値下がりしても市場シェアを維持する固い決意を見せたと説明。OPECのこの方針が競争相手に打撃を与え、非加盟国の供給量が1992年以来の大きな落ち込みとなる中、イランの制裁解除に伴う輸出再開後は世界の石油在庫はさらに膨らむ公算が大きいとの見方も示した。
ただし、過剰分が来年に積み上がるペースは今年のほぼ半分程度に鈍化する見込み。OPEC非加盟国の供給が減るほか、需要は過剰分の一部を吸収するのに十分な強さを維持するためという。非加盟国の来年の生産量は日量60万バレル減るとIEAは予想。世界の石油需要の伸びについては日量120万バレルに鈍化するとの見通しを示した。
原題:IEA Sees Oil Glut Lasting Until Late 2016 as OPEC Keeps Pumping(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Grant Smith gsmith52@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: James Herron jherron9@bloomberg.net
更新日時: 2015/12/11 19:35 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NZ6THI6KLVR801.html


ロシア中銀:政策金利11%で据え置き、3会合連続−インフレ抑制重視
2015/12/11 19:47 JST
    (ブルームバーグ):ロシア中央銀行は11日、政策金利据え置きを発表した。金利維持は3会合連続。原油安が通貨ルーブルの下落を再燃させ、インフレ加速のリスクが高まったことを重視した。
中銀は政策金利である1週間物入札レポ金利を11%で維持した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査で36人中22人が予想した通りだった。14人は利下げを見込んでいた。
原題:Russia Extends Rate-Cut Pause to Third Meeting as Oil Hits Ruble(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:モスクワ Olga Tanas otanas@bloomberg.net;モスクワ Anna Andrianova aandrianova@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Balazs Penz bpenz@bloomberg.net Zoya Shilova, Peter Laca
更新日時: 2015/12/11 19:47 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NZ6W6K6K50XY01.html


中国人民元:対ドルで下落−週間では8月の元切り下げ以来の大幅安
2015/12/11 18:53 JST

    (ブルームバーグ):中国人民元は11日、対ドルで下落。週間ベースでは8月の元切り下げ以来の大幅値下がりとなった。中国人民銀行(中央銀行)がドル上昇に乗じて米金融当局の利上げ前に元相場を押し下げようとしているとの観測が広がった。
中国外国為替取引システム(CFETS)によると、上海市場の人民元は前日比0.27%安の1ドル=6.4553元で終了。週間下落率は0.83%となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)が来週、利上げに踏み切る確率が高まる中、ドルは今月4日以降、世界の主要16通貨のうち10通貨に対して上昇している。
ブルームバーグの集計データによると、香港オフショア市場の人民元は前日比0.13%安の6.5357元。今週は1.4%下落した。  
原題:Yuan in Biggest Weekly Drop Since Devaluation as PBOC Eases Grip(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:香港 Fion Li fli59@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Robin Ganguly rganguly1@bloomberg.net Simon Harvey
更新日時: 2015/12/11 18:53 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NZ6TRV6K50Y501.html


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