http://www.asyura2.com/15/hasan103/msg/399.html
Tweet |
女子学生はなぜ就活で騙されるのか?(写真はイメージ)
2年で500万円 女子大生を食い物にする「エアライン就活塾」の実態とは?〈dot.〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151209-00000010-sasahi-bus_all
dot. 12月9日(水)16時12分配信
経団連は2017年に卒業を予定している大学生の就職活動について、解禁時期を8月から6月へ前倒しすることを正式に決定した。今年、従来の4月から8月に日程を遅らせたばかりだが、たった1年で方針転換する形だ。
就職活動は就活生にとって挑戦でもあると同時に、あらゆる面で負担がかかる行事だ。特に希望する職種によっては、金銭面での負担も切実だ。例えば女性にとって憧れの職業の代名詞、フライトアテンダント。
就活事情に詳しい大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は、自著『女子学生はなぜ就活で騙されるのか』(朝日新聞出版)で、エアライン就活において、女子大生たちがどのように大金をつぎ込むことになるかを明かしている。
エアライン志望の学生の間では、大学内で催される航空業界セミナーのほかにも、エアラインスクールに通うのが基本。スクールは日本の航空会社系列企業が運営しているものもあるが、圧倒的に元フライトアテンダントが経営する個人塾が多いという。
本書によれば受講料は、航空会社系列企業の場合、およそ23万円(16回・24時間)から30万円(32回・60時間)。系列企業以外では、高いところでは40万円以上はする高額ぶりだ。しかし、これらはあくまで「本科」といわれるベースの値段。
さらに、オプションとして「別科」が存在する。英語対策が約30万円、面接強化フォローアップ1万5千円。他にも、空港へのインターンシップで3万〜4万ほど別途料金がかかるなど、とかく“後付け”が多い。なお、就職浪人のためのコースも存在するようだ。
講義内容は、どの大学でも行っているような自己分析や面接のサポートをはじめ、日本語検定3級レベルの言葉使い(高卒程度)、発声法や振る舞いといった表現法が多いのだとか。ひどいところでは、講師の昔話や自慢話だけの役に立つとは言い難い講義もあるという。
本書では、就職浪人までしたある女子大生が、エアラインスクールに2年間総額で500万円もの大金を費やしたものの、夢を実現できなかった悲劇的な事例が紹介されている。
金額に見合ったレッスンを行っていない“悪徳スクール”が淘汰されないのは、何故なのか。本書では、石渡氏が関係者からの取材で真実に迫っている。
「外国語・国際系学部にしろ、エアラインスクールにしろ、エアライン志望の子が大量に集まる。中には講義などしなくてもしっかりした子もいる。数が集まっていれば、ある程度の人数はエアラインに就職できて、それがまたアピールできる。どうしようもない学生は『親身な指導』と言いつつ、オプションで金を出すように仕向ければ利益はちゃんと出るし、評判は落ちない」(本書より)
一方で、エアライン志望する学生側にも、こうした“ぼったくり”を横行を冗長させる面もあるという。同職種の選考では、容姿端麗だけでなく外国人に応対できる英語力も大前提である。だが、本書の中でエアラインスクール「ストラッセ東京」の古澤有可氏が、学生の態度についてこう証言している。
「英語を勉強したかと聞くと、『やってない』と答える学生が多すぎます。それで、どうすれば受かるのか、と聞かれても『勉強してね』、としか答えようがありません。学生の勉強への甘い姿勢が、ぼったくりを生んでいる、とも言えます」(本書より)
問題の背景には、学生の他力本願な姿勢を利用する“からくり”もあるようだあった。当たり前のことだが、夢の実現に裏技は存在しない。甘い歌い文句で夢を食い物にする業者に付け込まれないためには、やはり学生自身の主体性が欠かせないようだ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民103掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。