9. 2015年12月09日 08:06:34
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米利上げで新興国の差拡大、メキシコ・韓国底堅い=テンプルトン[ロンドン 8日 ロイター] - 米フランクリン・テンプルトンの著名債券投資家、マイケル・ハッセンスタブ氏は、米利上げは来年、新興国間の格差を拡大させることになるとの見方を示した。 テンプルトン・グローバル・マクロの最高投資責任者(CIO)を務める同氏は「メキシコや韓国、マレーシアなどの国は、米利上げにも底堅さを見せる」とし、ファンダメンタルズが比較的力強いため、米連邦準備理事会(FRB)と同時、または直後に利上げする態勢を整えていると指摘した。 一方で、トルコや南アフリカなど、ファンダメンタルズがぜい弱な国は米利上げにより悪影響を受けるだろうと見通した。 ただ新興国全体が「システミック危機」に陥るとの懸念は行き過ぎとし、大半の新興国で支払い能力に関する問題は起こらないと予想する。 中国経済については、調整が継続し、現在の成長ペースの範囲内で推移するとし、「ハードランディングに向かっているとは思わない」と述べた。 また2016年に世界経済がリセッション(景気後退)やデフレに陥るとは想定していないとし、同氏のファンドは米国債利回りの上昇、および一部の新興国通貨の上昇に備えたポジションを形成しているとした。またユーロ、円は一段安の展開を予想している。 http://jp.reuters.com/article/templeton-hasenstab-idJPKBN0TR1YO20151208 米国株は続落、エネルギー株が安い 中国貿易統計で景気懸念再燃
[ニューヨーク 8日 ロイター] - 8日の米国株式市場は不安定な値動きとなるなか、続落して終了した。原油安が5営業日連続でエネルギー株を圧迫したほか、低調な中国貿易統計を受け、世界の景気鈍化懸念が再燃した。 ダウ工業株30種.DJIは162.51ドル(0.92%)安の1万7568.00ドル。 ナスダック総合指数.IXICは3.57ポイント(0.07%)安の5098.24。 S&P総合500種.SPXは13.48ポイント(0.65%)安の2063.59。 原油価格が一時1バレル=36ドル台と約7年ぶりの安値に沈んだことが響き、エクソンモービル(XOM.N)は2.8%下落。S&Pエネルギー株指数.SPNYは1.5%下がった。 半導体のクアルコム(QCOM.O)は、欧州連合(EU)欧州委員会が独占禁止法違反の疑いで異議告知書を送付したことを受け、5.6%下げた。 DVDの無人機レンタルサービスを手掛けるアウターウォール(OUTR.O)は24.1%安となった。通期業績見通しをアナリスト予想よりも低い水準まで引き下げた。 中国の11月輸入が13カ月連続で前年比マイナスを記録したため、コモディティ需要の先行きに対する不安が高まった。 ソラリス・グループのティム・グリスキー最高投資責任者は「原油価格の40ドル割れが続いている事態は投資家にとっていささか衝撃を与えている。これまでは中国が下値で買いを入れていた」と話した。 ダウ輸送株20種.DJTは8月24日以来の下落率となり、ファースト・スタンダード・ファイナンシャルのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カディロ氏は、これも投資家が今後の経済を心配している証拠の1つだと指摘した。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ2078で上げ1014(比率は2.05対1)、ナスダックが下げ1678で上げ1130(1.48対1)だった。 トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約75億株で、過去20営業日平均の68億7000万株を上回った。 (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル).DJI 終値 17568.00(‐162.51) 前営業日終値 17730.51(‐117.12) ナスダック総合.IXIC 終値 5098.24(‐3.57) 前営業日終値 5101.81(‐40.46) S&P総合500種.SPX 終値 2063.59(‐13.48) 前営業日終値 2077.07(‐14.62) http://jp.reuters.com/article/us-stock-idJPKBN0TR2R720151208 米国債:投資家は2013年以降で最も強気−利上げ迫るとの見方でも (1) 2015/12/09 07:41 JST
(ブルームバーグ):10年ぶりとなる米政策金利引き上げが近いとの見方が広がっているが、米国債は先週大きく下げたことで今週は妙味が高まってきている可能性がある。 JPモルガン・チェースが顧客を対象に実施した調査では、米国債に対するネットロングは6ポイントと、1週間前のゼロから上昇。2013年11月以降で最も強気の見通しが示された。先週3日には欧州中央銀行(ECB)が発表した刺激措置に失望が広がり、米国債は大きく売られた。10年債利回りは同日、1日の上げとしては5月以降で最大を記録した。 マニュライフ・アセット・マネジメントのシニアトレーダー、マイケル・ロリジオ氏(ボストン在勤)は「利回りが高水準を付けたことが好機となり、多少の買いが入ったようだ」と分析した。 ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.22%。4日には2.36%とほぼ1カ月ぶり高水準を付けた。 金融政策の影響をより受けやすい2年債の利回りは先週、2010年以来の高水準に上昇。商品先物取引委員会(CFTC)によれば、ヘッジファンドマネジャーなど大口投機家の2年債先物の下落を見込んだポジションは1日終了週に1年ぶりの水準に増えた。 先週利回りが大きく上げたことから、米財務省が8日実施した3年債入札(発行額240億ドル)では需要が高まった。ブルームバーグのデータによれば、入札で一定の引き受け義務を負うプライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)の落札比率は34%と、ここ5年余りで最も低い水準にとどまった。 プライマリーディーラー以外の直接入札者の落札比率は18.6%と、14年9月以来の高水準。 野村ホールディングスのストラテジスト、スタンリー・サン氏は「利上げサイクルが緩やかになるということを市場がほぼ確実視したことを示している」と分析した。 ブルームバーグがまとめた金利先物のデータによれば、今月のFOMC会合で利上げが決定される確率は78%として織り込まれている。この確率の計算は初回利上げ後に実効フェデラルファンド(FF)金利が平均0.375%になるとの仮定に基づく。 原題:Treasury Investors Most Bullish Since 2013 as Fed Decision Looms(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Alexandra Scaggs ascaggs@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Boris Korby bkorby1@bloomberg.net Susanne Walker Barton 更新日時: 2015/12/09 07:41 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NZ25RL6VDKHW01.html 米国株:続落、中国貿易統計の弱さを受け世界経済への不安が再燃 (1) 2015/12/09 07:33 JST (ブルームバーグ):8日の米国株式相場は続落。中国経済の弱さを示す新たな統計が発表され、世界経済の成長見通しに対する不安が再燃、米国株は世界的な株安の流れを引き継いだ 中国の貿易統計が弱い内容となったことを受け、エネルギーをはじめとする商品価格を押し下げている世界経済の需要低迷に再び注目が集まった。資本財銘柄や素材株が売られ、キャタピラーやボーイング、アルコアが大きく下げた。 S&P500種株価指数は前日比0.7%下げて2063.59で終了。一時は1.2%安まで売り込まれていた。ダウ工業株30種平均は162.51ドル(0.9%)安い17568.00ドル。ナスダック総合指数は0.1%下落。 ミスクラー・ファイナンシャル・グループ(ボストン)の国際株式担当マネジングディレクター、ラリー・ペルッツィ氏は「朝方は中国の統計に押し下げられたが、その後原油が支持線を見いだす展開になると、株価も安定するようになった」と指摘。「数日前までは経済データが連邦公開市場委員会(FOMC)と金利にどう影響するかに注目していたが、今ではエネルギーに関する材料が株式市場の方向を左右している。すべて商品主導の展開だ」と述べた。 弱い中国統計は減速波及への不安を再燃させる。世界の金融市場はこの夏、こうした不安で大荒れとなった。中国の輸入減少は予想より小幅ではあったが、過去最長の1年1カ月連続。中国経済の減速に伴い、貿易活動が鈍化している。 フィラデルフィア・トラストのリチャード・シーシェル最高投資責任者(CIO)は「米経済はかなり好調に見える一方、中国など国外経済が注目されるようになり、世界経済はさほど強くないのかもしれないとの見方につながった」と述べた。 シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)はこの日11%上昇の17.60。 S&P500種株価指数の業種別10種のうち、この日は9指数が下落。資本財・サービスと素材、エネルギーが特に下げた。一方、バイオテクノロジー銘柄が買われヘルスケアは上昇した。 サウスウエスト航空は9%下落し、5月20日以来の大幅安。同航空は今四半期には売上高の指標が改善するとしていた予想を撤回。航空業界が運賃を上げられず苦しんでいるとの懸念が広がった。 ブルームバーグ米航空株指数は4%下げ、10月6日以来の大幅な低下.スピリット航空やデルタ航空、ユナイテッド・コンティネンタル・ホールディングスも下げた。 エネルギー株の中では、キンダー・モルガンやダイアモンド・オフショア・ドリリングが売りを浴びた。アナダルコ・ペトロリアムは2010年9月以来の安値。ニューヨーク原油先物は続落し、2009年2月以来の安値で終了した。 S&P500種業種別指数の金融は1.3%下落。資産運用のフランクリン・リソーシズが3.7%安。同株の投資をバークレイズが「売り」に相当する判断に引き下げた。フィフス・サード・バンコープとザイオンズ・バンコーポレーションも大幅下落。KBW銀行株指数は1.8%下げた。 チポトレ・メキシカン・グリルは1.7%下落。この5営業日での下げは6.6%となった。病原性大腸菌の感染例が広がった影響で、ボストンの店舗の営業を一時停止した。チポトレはボストンで起きた症状は大腸菌ではなくノロウイルスが原因である可能性が高いとしている。 この日は自動車部品小売り2銘柄が上昇。オートゾーンは5.8%上昇し、22カ月ぶりの大幅高。四半期利益と既存店売上高がアナリスト予想を上回った。ペップ・ボーイズは1.5%上昇。同社は資産家カール・アイカーン氏から提示された1株当たり現金15.50ドルの買収案について、先に合意しているブリヂストンの案よりも結果的に「有利な案」となる可能性は十分にあるとの見解を示した。 原題:U.S. Stocks Decline After China Trade Data Add to Growth Concern(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Joseph Ciolli jciolli@bloomberg.net;ニューヨーク Oliver Renick orenick2@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Cecile Vannucci cvannucci1@bloomberg.net Sofia Horta e Costa 更新日時: 2015/12/09 07:33 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NZ25G56VDKHV01.html 米労働力、高齢化で伸び一段と鈍化 成長緩やかにとどまる=労働省
[ワシントン 8日 ロイター] - 米労働省は8日に発表した2014─24年の雇用見通しのなかで、人口の高齢化が進むにつれ米国の労働力の伸びは一段と鈍化し、これにより米国の成長率は緩やかなものにとどまるとの見方を示した。 労働省は2年に1度公表する雇用見通しのなかで、米国の労働年齢人口は毎年0.5%増加し、2014には1億6380万人に達すると予想。増加ぺースは1994─2004年の1.2%、2004─14年の0.6%から鈍化する。 また、労働参加率は2024年には60.9%となり、2014年の62.9%から低下すると予想。こうした低下により、国内総生産(GDP)伸び率は向こう10年は毎年2.2%にとどまるとの見通しを示した。労働参加率は現在62.5%と、38年ぶりの低水準近辺で推移している。 2024年の失業率は5.2%になると予想。労働生産性は同年まで毎年1.8%のペースで上昇するとの見通しを示した。 部門別では、2014─24年に創出される雇用のうち、930万人の雇用がサービス部門で創出され、全体の94.6%を占めると予想。このうち380万人がヘルスケアと社会支援の分野での雇用となるとの見方を示した。 一方、製造業部門の雇用は2024年まで毎年0.7%のペースで減少すると予想。減少は続くものの、2004─2014年の毎年1.6%と比べるとペースは緩和する。 http://jp.reuters.com/article/greying-us-predicts-labor-force-to-shrin-idJPKBN0TR2KQ20151208
カナダ政策金利‐0.5%まで引き下げ可能、当面必要ない=中銀
[トロント 8日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は、必要であれば、主要政策金利をマイナス0.5%まで引き下げることが可能との認識を示した。だがカナダ経済は原油など資源価格の下落から想定通り回復しており、こうした非標準的措置を当面活用することはないと強調した。 カナダ中銀は非標準的な金融政策について研究しており、今回はポロズ総裁の講演にあわせ、新たな分析を公表した。 総裁は欧州中央銀行(ECB)や他の中銀の例から、マイナス金利を導入しても、金融市場が引き続き機能することが可能なことが示されたと指摘した。 一方で「カナダ経済は2017年半ば頃に全能力の状態へと回帰するというのがわれわれの基本シナリオであり、見通しへのリスクは概ね安定している」とし、当面はこうした非標準的措置を必要とすることはないが、あらゆる事態に備えておくことが賢明と語った。 http://jp.reuters.com/article/canada-cenbank-idJPKBN0TR2EP20151208
NY外為:資源国通貨が下落、クローネは02年以来の安値−原油安で 2015/12/09 05:58 JST (ブルームバーグ):8日のニューヨーク外国為替市場では資源国通貨が下落。原油市場が再び混乱し、売りを誘った。 原油相場がほぼ7年ぶりの低水準近くで推移し、ノルウェー・クローネが対ドルで2002年4月以来の安値に下落。資源国通貨の下げの中心となった。カナダ銀行(中央銀行)のポロズ総裁は景気刺激に向けた手段は残っていると指摘。カナダ・ドルは4日連続で下げた。 世界の成長がまだら模様の中、資源の供給過剰と需要低迷が組み合わさり、商品価格は年初から24%下落し、08年以来の大幅安となっている。ブルームバーグ商品指数は0.3%低下し、1999年以来の低水準。北海ブレント原油は2009年以来で初めて1バレル=40ドルを割り込んだ。 RBCキャピタル・マーケッツの世界為替戦略責任者、アダム・コール氏は「商品相場安の直接的な影響だ。商品は市場間の相関性が異例なほど強くなっている。その結果、ショックが特定のセクターだけに及んだとしても、資源国通貨が一体となることが多い」と述べた。 ニューヨーク時間午後1時10分現在、ノルウェー・クローネは対ドルで前日比1.3%安の1ドル=8.7760クローネ。一時は13年半ぶりの安値を付けた。カナダ・ドルは米ドルに対して0.7%安の1米ドル=1.3587カナダ・ドル。一時は1.3622カナダ・ドルと、04年6月以来の低水準となった。 原題:Exporter Currencies Slide as Krone Hits 2002 Low on Oil Weakness(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Rachel Evans revans43@bloomberg.net;エディンバラ Lukanyo Mnyanda lmnyanda@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Boris Korby bkorby1@bloomberg.net 大塚美佳, Chikako Mogi 更新日時: 2015/12/09 05:58 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NZ24BH6VDKHU01.html 原油安で資源国通貨売り、ドル指数はリスク回避で下落=NY市場 [ニューヨーク 8日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、原油価格が急落したことでドルがカナダドルや豪ドルなどの資源国通貨に対して大幅に上昇した。ただ安全通貨とされる円やスイスフランなどが買われたため、ドルの主要6通貨に対するドル指数.DXYは結局下落してこの日の取引を終えた。 米原油先物は2009年初頭以来の安値水準に下落して、終盤は0.4%安の1バレル37.51ドル。北海ブレント原油先物は、2009年2月以来の安値となる1バレル39.81ドルに沈んだ。過剰な供給と低迷する需要への懸念で、原油価格が急落している。 これを受けて資源国通貨が独歩安となり、ドル/カナダドルCAD=D4が2004年半ば以来となる11年ぶり高値の1.3623カナダドルを付けた。ドル/ノルウェークローネNOK=も、2002年4月以来で13年ぶり高値の8.8194クローネまで買われた。 また同じ資源国通貨の豪ドルは、11月の中国貿易収支で輸出入の前年比割れが続き中国経済の減速懸念が払拭されず、鉄鉱石価格の下落と相まって売られた。豪ドル/米ドルAUD=D4は、終盤、0.85%安の0.7203ドルでの取引となっている。 TDセキュリティーズ(ニューヨーク)のシニア通貨ストラテジスト、Mazen Issa氏は、「資源国通貨にとっては最悪の状況だ」と述べた。 一方、円やスイスフランなどは、リスク回避の動きの中、安全資産としての需要が高まり上昇。終盤のドル/円JPY=とドル/スイスフランCHF=はそれぞれ0.3%安と0.75%安で取引されている。ドル指数は直近0.2%安の98.445だった。 ユーロ/ドルEUR=は終盤の取引で、0.5%高の1.0887ドル。ニューヨークの午後の取引時間帯で一時1.09ドル台の大台を回復した。 ユーロ/ドルは、先週3日に発表された欧州中央銀行(ECB)緩和策が市場の失望を誘い約7カ月半ぶりの安値に下落していた。 ブラウン・ブラザーズ・ハリマンで主席グローバル通貨ストラテジストを務めるマーク・チャンドラー氏は、「10月半ば以降の動き(ユーロ安)をただ訂正しているだけだというのがいまのところの仮説だ」と述べ、「それはECBの緩和策発表が部分的に引き金となっているが、市場のポジションの傾きが行き過ぎたことが影響していることは明らかだ」との見方を示した。 米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取り組みとロイターの計算によれば、ECBの定例理事会のあった週に投機筋によるドルの買い持ちが8カ月ぶりの高水準に達していた。 ドル/円 NY時間終値 122.95/123.00 前営業日終値 123.31 ユーロ/ドル NY時間終値 1.0891/1.0896 前営業日終値 1.0833 http://jp.reuters.com/article/ny-forex-idJPKBN0TR2RW20151208 NY原油(8日):続落、2009年以来の安値−OPECの影響続く 2015/12/09 06:13 JST (ブルームバーグ): 8日のニューヨーク原油市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続落し、ほぼ7年ぶりの安値。石油輸出国機構(OPEC)が生産目標の設定を見送ったことの影響が続いている。ロンドンの北海ブレント原油先物は2009年以来で初めて、1バレル=40ドルを割り込む場面もあった。 シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)のエネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は電話取材に対して、「価格が新たな領域に入ると一進一退の相場展開になることがある」と解説。「ショートを仕掛けていた投資家の利益確定もあっただろうし、少なくとも短期間は上昇するとの見方から押し目を拾う動きもあったのだろう。短期的な値上がりであり、OPECがもたらした弱気な環境を何ら緩和するものではない」と述べた。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比14セント(0.37%)安い1バレル=37.51ドルで終了。終値ベースで2009年2月以来の安値。 ロンドンICEのブレント原油1月限は47セント(1.2%)下げて1バレル=40.26ドルで終了。これも終値ベースで2009年2月以来の安値。 原題:Oil Falls to Lowest Since 2009 as OPEC Seen Adding to World Glut(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Mark Shenk mshenk1@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: David Marino dmarino4@bloomberg.net; James Herron jherron9@bloomberg.net Grant Smith 更新日時: 2015/12/09 06:13 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NZ1NYL6VDKHS01.html |