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年末の繁華街(撮影:梅谷秀司)
やっぱり波乱の12月相場、あらためて先行きを予想!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151207-00095593-shikiho-biz
会社四季報オンライン 12月7日(月)21時31分配信
12月相場は、月初に日経平均が2万円に乗せて始まった後、上値の重さを嫌気するように先週末に大きく下落。しかし、本日7日は終値が前週末比193円高の1万9698円と再び上昇し、予想されたように波乱の幕開けとなっている。
例年、12月は「クリスマスラリー」や「掉尾の一振」が期待されつつ、思ったほど上がらないということも多い。また、月の前半に勢いがよいと、いったん調整となった後、年末まで上がるというケースも見られる。
米国などのクリスマス商戦が株式市場に影響を与えると同時に、日本市場でも株式市場の主役と目される外国人投資家が先物・オプションSQ(特別清算指数)算出を機にポジションを手仕舞い、クリスマス休暇を取ることが多いからだといわれている。
過去10年程度を見ると、数字の大小はあるものの12月SQ値は前日よりも安いケースが多く見られ、月末にかけて市場全体の売買代金も少なくなっている。昨年や2012年のように、総選挙など特別なイベントがあれば別だが、あえて「株を枕に年を越す」ことはなさそうだ。ただ、昨年の場合は「NISA(少額投資非課税制度)」の駆け込みのような動きも見られた。
今年はNISAが2年目で、ジュニアNISAはまだ来年からということで、「例年どおり」の年末になりそうだ。ただ、先週のECB(欧州中央銀行)の追加緩和のように、欧米の金融政策の変更が見込まれ、世界的に株式市場が波乱となる可能性もある。ここで、今週と来週の主要なイベントのスケジュールを確認しておき、先物・オプションのSQに向かって持ち高をしっかりと調整することが大切だ。
■ 11日のSQでいったん調整か
11日の先物・オプションSQのタイミングで、いったん調整感が出てくるのではないかと思う。ただ、持ち高を調整する場合でも、保有している株を売るだけではなく、売っているものを買い戻すというケースもあるので、持ち高調整があるからといって必ずしも一方的に売られることもないだろう。
逆に、来週の週初に発表される日銀短観で景況感が悪いと、FOMC(米国連邦公開市場委員会)での利上げが取りざたされる中で大きく売られることもありそうだ。一方で、来週末には日銀の金融政策決定会合が控えており、日銀短観が悪化し、米国の利上げが開始されたならば、一気に追加緩和期待が高まるという可能性もありそうである。
そうした想定が主流となれば、米国の利上げがあっても「織り込み済み」ということで買われる可能性もある。
つまり、今週末のSQまでは日銀短観やFOMC、日銀の金融政策決定会合を控えて動きにくい。単純に「SQでの持ち高調整」すなわち、裁定取引の解消を懸念して売られるということになるかもしれない。
ただ、そうなると買いのポジションから整理されるということであり、米国で利上げがほぼ確実視されている中では、SQ後は買戻しが優勢となってくるのではないかと思う。加えて、持ち高調整の売り買いが一巡となると、機関投資家や外国人投資家がクリスマス休暇となる。個人投資家、特にNISAの駆け込み買いが市場の中心となってくる可能性がありそうである。
■ 波乱含みではあるが買える銘柄も
日経平均は2万円を一気に抜けて来るということもないと思うが、再び2万円水準を試す動きはありそうだ。当面の下値は1万9200円程度ではないかと考えられ、基調は強含みに推移して行くものと思う。
その中で注目しておきたいセクターと銘柄ということになると、前回連載でも注目した12月決算銘柄の中で高配当、好優待などが期待される銘柄になりそうである。キヤノン <7751> などは業績面で若干の不安はあるものの高配当が期待され、すかいらーく <3197> やビール株などは順調に上昇が続いている。
小型株を中心にまだ動きがないものも見られ、株主優待や配当などを見ながらしっかりと拾っておいてもよいかもしれない。ここ数年は1月の急落が続いているが、配当取りなどを背景にした年内の上昇は期待しても良いものも多いと思う。
小型銘柄で高配当と株主優待が期待されるものはB-R サーティワン アイスクリーム <2268> 、キングジム <7962> 、など、おなじみの企業に加え、ケアネット <2150> 、藤久 <9966> 、ヒューリック <3003> 、福山コンサルタント <9608> 、白洋舎 <9731> などがある。ほかにも小型銘柄のなかには高配当銘柄もいくつか散見されるので、注目してみてもいいだろう。
清水洋介/大和証券、マネックス証券、リテラ・クレア証券など経て、現在アルゴナビスでフィナンシャルコンシェルジュ
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介
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