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強制捜査を終えて村上氏の関連会社が入るビルから段ボールを運び出す証券取引等監視委員会の職員ら。監視委の狙いはどこにあるのか/11月25日、東京都港区 (c)朝日新聞社
「新生村上ファンド」に当局が強烈な警告?〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151207-00000010-sasahi-soci
AERA 2015年12月14日号より抜粋
長女を前面に立て、再び証券市場に名をとどろかせる村上世彰氏に強制調査が入った。村上「ファミリー」ファンドの向かう先は。
証券取引等監視委員会が村上世彰(よしあき)氏(56)の関係先に、相場操縦の疑いで強制調査に入ったのは11月25日。昨年6〜7月、アパレル大手のTSIホールディングスの株価を「終値関与」と呼ばれる手口などで不正に引き下げ、数千万円の利益を得ていたとみられ、長女の絢氏(27)ともども任意の事情聴取も受けた。
ニッポン放送株を巡るインサイダー取引で約30億円の不正利益を得たとされ、2006年に世彰氏が逮捕・起訴された「村上ファンド事件」と比べると迫力に欠ける。しかし、再び当局に目をつけられるに十分なほど、村上ファミリーは派手に動き回っていた。
株を買い占めて02年に増配を迫った東京スタイルが経営統合してできたTSI株に関わっただけでなく、今年に入ってからは横浜市の自動車部品メーカー、ヨロズに父娘で乗り込んで増配を要求。8月には黒田電気に対し、絢氏が世彰氏ら4人の社外
取締役選任を提案、同社は従業員が書いたとされる反対の声明文を持ち出したうえで否決した。
これに対し、絢氏が「声明文は同社幹部による捏造」と主張、様々なメディアに顔を出して正当性を訴え、話題を振りまいていた。
絢氏は慶応大学法学部卒業後、モルガン・スタンレーMUFG証券を経て、今年6月に村上家の資産運用会社、C&Iホールディングスの代表に就任した。
「父親譲りのクリッとした目の美人で、選別したメディアに登場しては有能さをアピールしています。一方、投資先に乗り込んだときに話をするのは相変わらず世彰氏ばかり。若く才能にあふれ、既に1児の母でもある絢氏は、“新生村上ファンド”のイメージ戦略にうってつけだったのでしょう」(経済ジャーナリスト)
今回の強制調査について、11月30日には絢氏が、「世彰氏からは株価操縦を意図したことはないと聞いており、違反の事実はないという結論になるものと信じております」とコメントを公表。世彰氏も12月4日にオフィシャルサイトを立ち上げ、「相場操縦をする意図も理由もない」と訴えた。
家族の絆で再出発した村上「ファミリー」ファンド。今後はどうなるのか。元検察幹部は「全体像はまだつかめないが、黒田電気との攻防にしても村上側は正論を吐いているだけだし、身柄を取るところまでできるかどうか」としつつ、こう見立てる。
「しかし、看板をかけ替えただけで、市場を同じ手法でかき回す村上氏に、当局が強烈な警告を発したことは間違いない。もう少し、様子を見てみましょう」
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