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がくんと落ちた日経平均
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4975577.html
2015年12月04日 NEVADAブログ
日経平均は金曜日という買い上げが入る日ですが、ヨーロッパ株安・アメリカ株安の直撃を受けて435円安、率にして2.18%下落しています。
日経平均は2万円に乗せて達成感が出ていたところに、ドラギショックが襲ってきたもので、日本の国債利回りも急上昇しており(価格は下落)、株安・円安(対ユーロ)、国債安と、一部(対ユーロ)ながらトリプル安となっていました。
年金資金で8兆円余り損を出したことをカバーするために猛然と日経平均を買いあげましたが、その買い上げがすべて無駄になったドラギショックだったと言えます。
ただ、問題は金融緩和を金融市場は期待しすぎただけであり、もういい加減、金融緩和には頼れないと判断するべき時に来ているのも事実です。
今やじゃぶじゃぶにお金が市場にあふれており、更にお金をねだりましても意味がない(効果がない)と分かる必要があります。
世界的に金融バブルがはじけ始めており、一部のヘッジファンドは資金難を受けてアジアから撤退しつつあり、今後大きな下落が市場を襲えば、償還が出来ないファンドが続出することになるはずです。
今年に入り、サウジアラビアだけで10兆円もの投資資金を引き揚げたと言われており、UAE,クウエート、カタール、オマーン等を入れれば、今年と来年で数十兆円規模の資金引き揚げがありましても何ら不思議ではありませんが、これだけの資金が引き揚げられて、財政赤字補てんに使われることになるのです。
更にロシア、インドネシア、ブラジル、ベネズエラ等の経済悪化も進んでおり、これらの国が苦し紛れに石油を増産してくれば原油価格は更に下落し、中東諸国の経済が破たんしましても何らおかしくはありません。
再度のドバイショックが市場を襲いましても何ら不思議ではないのです。
ドラギショックは一過性ですが、お金が消えて行っている今の状況は今度益々進みます。
株高バブルがいつどのような形で終わるか、となります。
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