これらの税金は、トラックを安く、自家用車を高くした。道路損壊率が乗用車の百倍に及ぶトラックから安い税金を取り、道路を殆ど損壊しない自家用車から、たっぷりと税金をせしめたのである。この悪徳政治をこれまで続けてきた自民党は、国賊であり、極悪非道な腐敗組織である。外国なら、一撃必殺で選挙で大敗して、解散しているだろう。

これら自民党の支配を許した日本国民の意識が、今日の危機を招いた。諸外国には存在しない「軽自動車」たる乗り物に、わずかばかりの税負担軽減をえさにしていたのだ。この軽自動車だが、衝突に弱い。これは規格拡大された現在でも、基本的に変わりない。唯一、三菱アイ・ミーブと、生産中止されたアイだけが、ユーロカップに合格している。

やはり自動車社会の最小クラスは、トヨタ・パッソや日産マーチ、三菱ミラージュなどの、1,000ccクラスでなくてはならない。これらの車種は国際商品なので、衝突安全性もそこそこのレベルである。これらの1,000ccクラスの車種の税金が、これまた高い。このクラスは、自動車税は年間1万円以内に抑えるべきだ。道路損壊率もゼロなので、自動車重量税は廃止すべきだ。自動車取得税など、全廃しなくてはならない。不動産取得税と同じつもりで田中角栄が創設したのだから、こんなものは即刻、全廃すべし。

自民党は、燃費性能で課税するなどと言っているようだが、未だに自動車から税金を取ろうとしているのか。おい、自民党よ。フランスじゃ、自動車税は廃止されているぞ。ええ加減にしろよ。

燃費性能で課税など、不公平になるに決まっているじゃないか。日本を支配するトヨタに有利なように制度設計するに決まっている。それより、新車価格で200万円を超える車種について、高額自動車奢侈税を創設すべきだ。これは自動車の富裕税である。オーストラリアで以前これをやったら、GMホールデンやフォードの高級車が全滅した結果になったが。この奢侈税だが、フランスでもやっていたよ。

地方では自動車は生活の手段。維持費を安くしないと、生活はますます困窮する。それよりも、都会の富裕層からたっぷりと税金を取り立てるべし。払わなかったら、自動車を没収してオークションに流すのである。買い手がつかなかったら、外国に売り飛ばせ。外貨が稼げるよ。

何か作ればまた公益法人の仕事が出来る。天下りポストもできる。ＥＴＣ，ＮＥＸＣＯ，その子会社のＳＡ，メンテナンス。