2. 2015年12月03日 22:42:48
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<ECB>手数料率0.3%に拡大 景気押し上げ狙い 毎日新聞 12月3日(木)21時51分配信 【ロンドン坂井隆之】欧州中央銀行(ECB)は3日開いた定例理事会で、民間銀行が中銀に預ける資金に課している手数料率(マイナス金利)を現行の0.2%から0.3%に拡大する追加の金融緩和を決めた。政策金利である短期調節金利は0.05%のまま据え置いた。経済の停滞で物価低迷が長期化するデフレ不況を回避するため、金融政策による景気押し上げを図る。 マイナス金利拡大は、銀行に企業などへの貸し出しを促すのが狙い。同日午後(日本時間同日深夜)からドラギ総裁が記者会見を開き、詳細を説明する。国債などの金融資産を市場から買い取ってお金を供給する量的緩和政策の規模拡大も合わせて表明する可能性もある。 【関連記事】 質問なるほドリ:中央銀行は何をするの? ECB手数料率0.3%に拡大 景気押し上げ狙い 半沢直樹「東京中央銀行」からノベルティグッズ? マンガで理解 マイナス金利って?の巻 G20が中国減速リスク議論 最終更新:12月3日(木)22時24分 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151203-00000115-mai-bus_all 欧州中央銀行 マイナス金利の拡大決める 12月3日 21時53分
ヨーロッパ中央銀行は、単一通貨ユーロの金融政策を決める理事会を開き、ユーロ圏でデフレへの懸念が再び浮上していることなどから、景気を下支えするため、金融機関から預かる際の金利を今の年マイナス0.2%からマイナス0.3%に引き下げることを決めました。 ヨーロッパ中央銀行は、3日、金融政策を決める理事会をドイツのフランクフルトの本部で開き、主要な政策金利については過去最低の水準となっている今の年0.05%のまま据え置きました。一方で、金融機関から預かる際の金利を今の年マイナス0.2%からマイナス0.3%に引き下げることを決めました。この引き下げは、事実上、金融機関から取る手数料を増やすことになり、金融機関が余った資金を中央銀行に預けたままにするのではなく、貸し出しなどに振り向けるよう促す効果が期待されます。 ユーロ圏では、原油価格の下落などで、ことし9月の消費者物価指数が半年ぶりにマイナスに転じ、先月も、0.1%の上昇にとどまるなど、いったんは和らいでいたデフレへの懸念が再び浮上しています。また、中国経済が一段と減速すれば、経済的につながりが強いドイツなどの実体経済に悪影響を与えるという見方が出ているほか、パリで起きた同時テロ事件の影響で、フランスの景気が冷え込むおそれが高まっています。 今回の理事会では、各国の国債などを買い入れて市場に大量の資金を供給する量的緩和の買い入れ規模の拡大や実施期間の延長などについても議論が交わされたものとみられ、このあと開かれる記者会見でドラギ総裁がどのような発言をするのか注目されます。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151203/k10010328751000.html NY市場 ユーロドルは上値伸ばす 欧州株は下げ幅広げる 掲載日時:2015/12/03 (木) 22:19
ECB理事会の結果を受けて材料出尽くし、一旦は巻き戻しの動きからユーロドルには買い、爽秋株には売りが入っている。 ユーロドルは発表直後の安値1.0523近辺から1.0741近辺まで急騰している。 EUR/USD 1.0717 ロンドン市場 豪ドルじり高 豪ドルはじり高に推移しており、対円では昨日高値を小幅ながら上抜けて8月21日以来の高値を付けている。また本日のECB金融緩和が予想される対ユーロに対しては7月1日以来の高値を付けている。 今週に入って豪中銀は政策金利を据え置き、昨日発表されたGDPは予想を上回っており、豪ドル買いが入りやすい。 AUD/USD 0.7328 AUD/JPY 90.49 EUR/AUD 1.4409 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=288146 コラム:ECB、スイスの経験教訓にマイナス金利再考を
James Saft [1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)はスイスの経験に照らして、中銀預金金利の一段の引き下げを再考すべきだ。 ECBは3日の理事会で現在マイナス0.2%の預金金利をさらに10ないし20ベーシスポイント(bp)引き下げ、資産買い入れの規模を増やし、期間を延ばすとの見方が一般的だ。 ユーロ圏のデフレの脅威は紛れのない本物だが、マイナス金利は癒しがたいコストを強いるし、とりわけ銀行システムへの打撃は大きい。薬剤の多量摂取と同様に、低金利は限界域で予期せぬ影響を及ぼす。 スイスは1月に預金金利をマイナス0.75%に引き下げたが、その結果をみると市中金利への波及は限定的で、特に住宅ローンの借り手への効果は薄かった。 マイナス金利の背後には、政策金利が下がれば市中金利も下がり、借り入れコストが低下し、消費や建設、投資が拡大するという考え方がある。しかしマイナス金利は、ユーロ圏経済にとって特に重要でしかもぜい弱な銀行システムを痛めつけるし、政策金利引き下げで期待される効果を損ない、望ましくない副作用を生む恐れもある。 マクロヘッジファンドのマネジャーでエコノミストのエリック・ロネルガン氏は「証明が必要な仮説モデルに基づく政策だ」と書いている。「当初の動きをみると、われわれのモデルが仮説通り動くのか極めて慎重にみておくべきだ」という。 スイスではマイナス金利導入を受けて国債利回りが急低下し、10年物が過去最低のマイナス0.41%をつけた。しかし中銀の権限が大きい証券市場と、機能させるには銀行が妥当な利益を稼ぐことができる環境が不可欠な民間の融資市場との間には断絶があった。 スイス中銀のメクラー理事は11月19日、スイスの長期住宅ローン金利はマイナス金利導入前の今年初めに比べて上昇していると指摘。「これは銀行の借り換えコストが利下げ幅ほどは低下しなかったためだ。その結果、銀行の利ざやは縮小圧力を受け、利下げの効果が一部相殺されて、銀行は住宅ローン金利を引き上げた」と述べた。 <恩恵を受けるのは誰か> 少なくとも市場の反応を見る限り、マイナス金利が投資家から見た銀行の信用力を高める役割は果たしていない。つまりスイスでは、市場が考える銀行向けの貸付リスクは、短期金利ほど急激には下がらなかったということだ。 スイスでは偶然にも、中銀にとって住宅ローン金利上昇は歓迎すべきことだった。中銀はマイナス金利で不動産価格が暴騰するのではないかと恐れていた部分があった。 スイスでは社債市場も国債利回りの低下に追随することはなかった。社債保有者は国債保有者よりも選択肢が多いことなどが理由だろう。これはどちらかといえばマイナス金利環境下では市場が不安定化するとの見方を支持する材料となる。債券保有者は利回りがプラスの金融商品になりふり構わず殺到するからだ。 ロイターは先週、ECBは銀行が2段階の中銀預金金利の設定を検討しており、市中銀行が中銀の口座に大量の預金を抱えると事実上コストが増すような仕組みを議論していると報じた。ECBは、こうした制度によって銀行融資が促進されると期待しているのだろう。 しかし程度は弱いとはいえ、既にこうした懲罰的な仕組みは導入されており、それでもユーロ圏の銀行融資は好調とは言い難い。 ECBが単純に銀行融資、特にあやしい融資債権を買い取る可能性もある。こうした債権を銀行のバランスシートから切り離し、融資の促進を図るためだ。 それでもたとえ銀行融資がより幅広く利用できるようになっても、資金需要が力強く増大するという証拠がそろっているわけではない。 欧州はいずれ資本市場主導型の経済となり、そこでECBが強い権限を行使できるようになるかもしれないが、今はまだ経済も銀行システムもその状態に至っていない。 こうした材料はいずれもECBに傍観を求めるものではないが、預金金利の一段のマイナス化は、公平に判断して不安定でや予想不可能な結果に至ると予想される。http://jp.reuters.com/article/2015/12/02/ecb-negative-column-idJPKBN0TL0A720151202?sp=true |