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FRB「年内利上げ」はコレでうまくいく!~過去の失敗から米国「出口政策」成功の条件を考える(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/15/hasan103/msg/246.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 12 月 03 日 09:00:10: igsppGRN/E9PQ
 


FRB「年内利上げ」はコレでうまくいく!~過去の失敗から米国「出口政策」成功の条件を考える
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46694
2015年12月03日(木) 安達 誠司「講座:ビジネスに役立つ世界経済」 現代ビジネス


■12月の利上げは時期尚早なのか


12月15-16日に開催予定のFOMCでFRBが利上げを決断する可能性が高まっている。現時点では株価、景気指標ともに堅調であり、9月の利上げ見送りの原因となった中国株式市場の混乱も収まっているためだ。


特に経済面では、イエレンFRB議長らが注目していた雇用環境の改善が進んでいる。2015年10月の雇用者数は14,912万人で、すでにリーマンショック直前のピークを越えている。


今回、もし利上げが実施されるとすれば、それは「雇用環境の改善は、米国経済がリーマンショックによる負の影響を克服した証拠である」という根拠に基づいてのことと推測される。


だが、一方で、ローレンス・サマーズ元米財務長官やプリンストン大学教授でノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン氏らは、「利上げは時期尚早である」という立場をとっている。


また、最近の米国の景気指標のうち、ISM製造業景況観指数をはじめ、製造業に関連する指標は減速感を強めている。FRBが利上げを実施することによってドル高が進行すれば、米製造業の景況観は一段と悪化する懸念もある。


さらに、下落傾向が続く原油価格を要因として、インフレ率は低位安定が続いており、焦って利上げを実施するタイミングではない、という見方をとる慎重派も多い。


■1936-37年の米国と2006年の日本


ところで、「利上げ時期尚早論者」の中には、過去における日米の「出口政策の失敗事例」を引き合いに出す者が多い(僭越ながら筆者もその1人であった)。そこで、今回は、過去における2つの事例から、出口政策成功の条件を考えてみたい。


ただし、現時点で筆者は、米国の出口政策は、マネタリーベースの削減を焦って進めない限り、マーケットや経済に大きな影響を与える確率は低下してきていると考えている。


歴史上、今回の米国のようなゼロ金利・量的緩和政策からの出口政策(最終的には利上げの実施)を試みた事例は、1)1936-37年の米国と、2) 2006年の日本、の2回だけである。


前者は、結局、利上げ実現までには至らず、急激な景気悪化(再デフレ)により、量的緩和政策への回帰を余儀なくされた。後者は、リーマンショックによって、結局、量的緩和政策へ回帰することになったが、それまでは、経済や株価に影響を与えることなく利上げを実現させたと考えられる。


そこで、1936-37年の米国を明確な失敗例、2006年の日本を成功例とする。


ここで議論が分かれそうなのは、2006年の日本のケースの解釈であろう。筆者も当時からつい最近まで、2006年の日本の出口政策は失敗事例であると考えてきたが、ここへきて考えを改めつつある。その理由は、当時の「潜在政策金利」の動きと当時の株価や経済指標の悪化のタイミングである。


日本の場合、むしろ問題なのは、リーマンショック直後の対応であったと考える。すなわち、リーマンショック直後、先進各国、及び中国が協調して金融緩和を実施したが、日本は、リーマンショックの経済への影響を軽視し(蚊が刺した程度)、金融緩和が遅れた。


その結果、急激な円高を招き、これが再デフレのきっかけになったと考える(この点については、機会をあらためて取り上げたい)。よって、ここでは、筆者の現時点の独断で、2006年の日本のケースは、出口政策の成功例として取り上げる。


ところで、2006年の日本で出口政策が成功したのは、「潜在政策金利」がすでにプラスになっていた点が大きいと思われる。「潜在政策金利」とは、「ゼロ金利制約(政策金利はマイナスにはならない)」を考慮しない場合の、マクロ経済の状況と整合的な(例えば、「テイラールール」のように、インフレ率と経済の需給ギャップを元に算出した)政策金利である。


この「潜在政策金利」がマイナスであれば、たとえ政策金利が「ゼロ」であっても、引き締め気味の金融政策運営ということになる。そして、それは、量的緩和が必要となる経済環境であることを意味する。


逆に、「潜在政策金利」がプラスであれば、「ゼロ金利」はマクロ経済環境から考えて、緩和気味の金融政策スタンスということになり、利上げをして、実際の政策金利を「潜在政策金利」と同水準にした場合には、経済への影響は中立的であるという解釈になろう。



そこで、2006年前後の日本の「潜在政策金利」をみてみると、2006年5月よりプラスに転じていたことがわかる(図表1)。そして、その後、リーマンショック前まではプラス圏内で推移していた。


日銀がゼロ金利解除を実施した2006年7月時点での「潜在政策金利」は約0.2%であり、「潜在政策金利」との比較では、0.25%の利上げは経済にとっては「中立的」であったとの解釈が可能であると考えている。



現に当時の経済指標をみても(図表2)、量的緩和解除(2006年3月)、及びゼロ金利政策解除(2006年7月)によって株価やマクロ経済に深刻な影響が生じたとは言い難い。むしろ、株価や景気の減速は、米国のそれと連動していた。


以上より、2006年の日本の出口政策の経験からは、「潜在政策金利」がプラス圏内で推移していることが今回の米国の利上げが成功する条件の一つであると考えられる。


■マネタリーベースの削減には要注意


ところで、現時点(11月末)の米国の「潜在政策金利」は約-0.02%で、ゼロ近傍で推移している(再び図表1参照)。これは、2006年当時の日本の「潜在政策金利」の水準とほぼ等しい。


一方、1936-37年の米国の「出口政策の失敗」の要因は、「マネタリーベースの削減」であったと考えられる。


当時のFRBは、1936年半ばから、段階的に出口政策を実施していた(当時の政策は「法定準備率の引き上げ」であった)。そして、この「法定準備引き上げ」の期間、マネタリーベース残高は多少の変動があったものの、ほぼ横ばいで推移していた。


これは、現在の米国の金融政策で解釈すれば、「テーパリング」の実施に等しかったと考えられる。そして、当時も、この「テーパリング」の局面では、経済指標の改善や株価上昇は続いていた。


米国経済の悪化や株価の急落が発現したのは、1937年の半ばからであった。この局面で特徴的だったのは、マネタリーベースの減少であった。そして、まるでマネタリーベース減少の後を追うように、経済指標の悪化や株価の下落が累積的に進行した(図3)。



細かい事情は省略するが、当時のFRBは、「テーパリング」が成功したことを受けて、利上げに向けた次のステップとして、マネタリーベースの削減を開始したと考えられる。そして、このマネタリーベースの減少が引き金となって、米国経済や株式市場の状況は一変した。


また、この局面で、低格付け社債のクレジットスプレッドも急拡大した。FRBによるマネタリーベースの削減は「流動性の収縮」を通じて、経済や市場に大きな負の影響をもたらした可能性が高い。


■マネタリーベースの動向に注目


12月中に利上げが実施されるとすれば、それは、「潜在政策金利」がゼロ近傍で推移する中で実施される可能性が高い。


これは、米国の実体経済にはやや引き締め要因となる懸念があるが、金融政策が実体経済に影響を与えるまでには通常半年程度のタイムラグがあることや、2回目以降の利上げを極めて緩慢なペースで実施することをうまくアナウンスすれば、大きなマイナスの影響は避けられる状況であろう。


むしろ注目すべきは、やはりマネタリーベースの動向ではないかと考える。


現在、米国のマネタリーベースはほぼ横ばいで推移している。12月に利上げを実施したとしても、マネタリーベース残高の横ばいトレンドを維持しつつ、潜在政策金利が安定的にプラス領域で推移するまで追加の利上げを待てば、米国の出口政策は成功する可能性が出てくるのではないか。


 

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コメント
 
1. 2015年12月03日 14:33:05 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE
米FRB議長、利上げペースとインフレ率の実際の上昇をリンク
2015/12/03 13:39 JST 
    (ブルームバーグ):米金融当局者にとって最初の利上げの後、追加利上げを行うにはインフレ率がやがて上昇していくとの自信だけでは不十分かもしれない。
米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は2日、将来の利上げペースを決めるのはインフレ率が当局の目標値に「実際に近づく」かどうかだとの考えを示唆。連邦公開市場委員会(FOMC)は最初の利上げの条件を、インフレ率が中期的に目標値の2%に向けて上昇すると「合理的に確信」できるようになることとしており、条件の切り替えを示唆する形となった。
イエレン議長の発言は、今月のFOMCで決まる見込みの最初の利上げの後、緩やかなペースで政策金利が引き上げられるとの見通しをあらためて裏付けた。FRBがインフレの目安としている個人消費支出(PCE)価格指数によれば、10月の米総合インフレ率は前年同月比0.2%上昇にとどまった。食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は1.3%上昇だった。
イエレン議長はワシントンのエコノミック・クラブでの講演で、「インフレ率がわれわれの目標値2%を持続的に下回っていることを考慮すれば、フェデラルファンド(FF)金利の適正な道筋を今後時間をかけて決定していく中で、当然ながらFOMCはインフレ率の目標値への実際の動きを注視していくつもりだ」と発言した。
エバーコアISIのクリシュナ・グハ副会長(ワシントン在勤)は顧客向けリポートで、インフレ上昇の「明白な証拠がほとんどない」状況でFOMCは今月の利上げの準備を整えているが、追加利上げにはインフレ率が上昇し始めていることを示す、より直接的な証拠が恐らく必要になるという点をイエレン議長は示唆したと分析。「これは2回目以降の利上げのハードルは初回よりも高いことを意味する」と述べた。
原題:Yellen Ties Rate-Rise Pace to ‘Actual Progress’ on Inflation(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Rich Miller rmiller28@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Carlos Torres ctorres2@bloomberg.net Craig Torres, Matthew Boesler
更新日時: 2015/12/03 13:39 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYRI4B6S972J01.html


 

イエレン氏:経済に自信、利上げの遅れ過ぎは市場や景気にリスク (2)
2015/12/03 07:14 JST

    (ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は2日、米経済の成長見通しへの自信を表明した。さらに、事実上のゼロ金利時代の幕引きを遅らせ過ぎると急激な引き締めを余儀なくされ、その結果、金融市場が混乱し、6年にわたる景気拡大が損なわれるリスクがあると警告した。
イエレン議長はワシントンのエコノミック・クラブで講演。「米連邦公開市場委員会(FOMC)が金融政策の正常化を必要以上に遅らせた場合、二大責務が大幅に行き過ぎないように経済を制御するため、当局は急激なペースで金融政策を引き締めざるを得なくなる可能性が高い」と述べ、「そうした急激な引き締めは金融市場を混乱させ、経済をリセッション(景気後退)に逆戻りさせる恐れがある」と警告を発した。
FOMCは今月15−16日に行われる。市場は利上げを見込んでおり、今回のイエレン議長の発言はこうした見方をあらためて裏付けた。フェデラルファンド(FF)金利誘導目標は2008年から事実上ゼロに設定されている。
議長は「10月のFOMC会合以降の経済と金融のデータは全般的にみて、労働市場の改善が続くというわれわれの見通しと整合的だ」と語り、労働市場の継続的な改善は「インフレが中期的に目標値の2%に戻っていくという自信を強める方向に作用する」と説明した。
議長はこの日、金融政策当局者は次回FOMC会合までの間に、労働市場やインフレ、経済活動に関する広範なデータを入手し、これらのデータが当局者の判断に影響を及ぼすと強調した。
利上げ決意か
TDセキュリティーズの米国調査・戦略副責任者、ミラン・マルレーン氏は、次回FOMCまでの間に政策当局者は引き続き経済データを検討するとイエレン議長は発言したものの、「議長は12月の利上げを実施しようと心に決めているとの印象を受けた」と指摘。「議長は米経済が最初の利上げに耐えられると考えているとわれわれは受け取っている」と語った。
議長は「全労働者の平均時給と事業部門の時間当たり報酬の伸びに加速が見られるのは歓迎すべき点だ」とし、「こうした上昇ペースの加速が継続するのかどうかについて結論付けるのは時期尚早だが、持続的な上昇は労働市場のスラック(たるみ)解消を示唆している」と指摘した。
イエレン議長はまた、景気刺激的でも抑制的でもない金利水準である中立金利について、金融危機の余波で低下したようだが今後の道筋は不透明だと発言した。
元FRBエコノミストで現在はコーナーストーン・マクロのパートナー、ロベルト・ペルリ氏は顧客向けリポートで、「イエレン議長のこの日の発言や10月のFOMC議事録が示すように連邦準備制度が現在、中立金利がゼロに近いと考えているなら、今度の利上げサイクルの到達点は3.5%に全然届かないだろう」と分析した。3.5%はFOMCが今年9月に発表したFF金利の長期予想中央値。
イエレン議長は3日、上下両院合同経済委員会の公聴会で証言する。
原題:Yellen Signals Confidence in Economy Ahead of Fed Meeting (3)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Jeanna Smialek jsmialek1@bloomberg.net; Washington D.C. Christopher Condon ccondon4@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Carlos Torres ctorres2@bloomberg.net
更新日時: 2015/12/03 07:14 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYQUVC6VDKHS01.html


 

ドル・円は123円台前半、米利上げ観測が下支え−ECB会合見極め
2015/12/03 13:44 JST 

    (ブルームバーグ):東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=123円台前半で推移。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の発言内容や予想を上回る米雇用関連統計の堅調を受けて、12月の利上げ観測が補強され、ドルは底堅く推移している。
3日午後1時40分現在のドル・円相場は123円37銭付近。前日の海外市場では一時123円67銭と、11月18日以来の水準までドル高・円安が進んだ。ドルは対ユーロで一時1ユーロ=1.0551ドルと、4月14日以来の高値を付けた。同時刻現在は1.0592ドル付近で取引されている。
みずほ証券の山本雅文チーフ為替ストラテジストは、「米雇用統計を控えて動きにくい中、米利上げに向けて2年債利回りが上昇しているので、ドル・円は下がりにくい」と説明。「米雇用統計は前月が強かったことから反落リスクに注意」とした上で、仮に強めの内容でも「FRBの利上げペースが速まるとは思わない。ドル・円は強含みだが、上値余地はそれほどない感じ」と言う。
給与明細書作成代行会社のADPリサーチ・ インスティテュートが給与名簿に基づいて集計した11月の民間部門雇用者数は前月比で21万7000人増加と、ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値19万人増を上回った。
三井住友信託銀行NYマーケットビジネスユニットのマーケットメイクチーム長、海崎康宏氏(ニューヨーク在勤)は、「雇用は引き続き順調に推移しているのだろうというのは感じた」と言い、4日に発表される11月の米雇用統計についても「それなりの数字が出てくるのではないか」とみる。
イエレンFRB議長は2日、ワシントンのエコノミック・クラブでの講演で、「米連邦公開市場委員会(FOMC)が金融政策の正常化を必要以上に遅らせた場合、二大責務が大幅に行き過ぎないように経済を制御するため、当局は急激なペースで金融政策を引き締めざるを得なくなる可能性が高い」と述べ、「そうした急激な引き締めは金融市場を混乱させ、経済をリセッション(景気後退)に逆戻りさせるリスクが生じるだろう」と語った。
議長発言を受けて、2日の米国債相場は反落。金融政策への感応度が高い2年債の利回りは一時2010年5月以来の高水準を付けた。海崎氏は、「12月の利上げは揺るがないという感じがしている」と話した。
ECB会合
この日は欧州中央銀行(ECB)の金融政策決定会合が開かれる。海崎氏は、「預金金利の引き下げとか、QE(量的緩和)拡大とか、期間延長とか、何かしらの手が出てくるのだろうが、あとはどれだけ予想と差があるか、予想より多いか少ないかということになる」と指摘。足元はドルロングが特に対ユーロで高まっていると言い、ユーロの買い戻しの材料になる出尽くし感に注意したいとしている。
欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が2日発表した11月のユーロ圏CPI速報値は前年同月比0.1%上昇となった。前月と同じ伸び率で、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値(0.2%)を下回った。変動の大きい食料品やエネルギーを除いたコアインフレ率は0.9%に低下。エコノミストは前月と同じ1.1%を予想していた。
みずほ証の山本氏は、ECB会合直前の数字でコアCPIが弱かったと言い、「追加緩和に踏み切る路線に変わりはない」と予想。その上で、「事前に織り込ませた分、サプライズを与えにくい」と言い、「どれだけユーロの反発を抑えることができるか、反発の度合いや持続性は、ECBが緩和打ち止め感を出さないような発言ができるか次第だろう」とみる。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 三浦和美 kmiura1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 青木 勝, 山中英典
更新日時: 2015/12/03 13:44 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYR6I46KLVRI01.html


 

JPモルガンやBOAなど大手米銀持ち株会社8社格下げ−S&P (1)
2015/12/03 12:01 JST

    (ブルームバーグ):米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ(BOA)、シティグループを含む米大手銀行持ち株会社8社の信用格付けを1段階引き下げた。将来の危機発生時に米政府の支援を受ける可能性は低いとの見通しが理由。
2日の発表資料によると、S&Pは先月「クレジット・ウォッチ・ネガティブ」に指定した8社について、長期発行体と上位無担保債、支払い停止条項のない劣後債の格付けを引き下げた。3社の他に対象となったのはウェルズ・ファーゴとゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)、ステート・ストリート。
S&Pは「米政府が銀行システムに異例の支援を提供する可能性は不確かだと当社は考えており、格付けから政府支援に基づくかさ上げ部分を取り除く」と説明した。S&Pは規制改革の検証に伴い11月2日に「クレジット・ウォッチ・ネガティブ」に指定していた。
米連邦準備制度理事会(FRB)は10月、経営難に陥った際に資本に転換できる債券の保有を大手米銀に義務付ける規則を承認した。これは金融危機の再発防止を目指す規制当局の取り組みの柱。米銀が破綻した場合、株式の価値は全て失われる一方、こうした債券は経営再建後の新銀行の株式に転換される。
S&Pはウェルズ・ファーゴとBNYメロン、ステート・ストリートの長期発行体格付けを「A+」から「A」に、JPモルガンは「A」から「A−」に、シティグループとBOA、ゴールドマン、モルガン・スタンレーは「A−」から「BBB+」にそれぞれ引き下げた。
8社からのコメントは現時点で得られていない。
原題:JPMorgan, BofA, Citigroup Among Eight U.S. Banks Cut by S&P (2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:シアトル Noah Buhayar nbuhayar@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Peter Eichenbaum peichenbaum@bloomberg.net
更新日時: 2015/12/03 12:01 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYRBQQ6JIJUY01.html

ゼロ金利でも需要減らない国債市場、「フラットニングで稼いでいける」
2015/12/03 12:51 JST 

    (ブルームバーグ):日本国債の市場関係者から政府へ送られているメッセージは明確だ。
運用利回りがゼロ%以下になるような債券発行は控え目にしてほしい−−。
11月下旬。財務省は国債市場関係者との会合を2度開いた。26日は国債市場特別参加者(プライマリーディーラー)、27日は機関投資家などが出席した会合だ。両者がおおむね共有した意見は、ゼロ%近辺で推移している5年物などの中期債の発行額引き下げが可能ということだ。議事要旨によると、中期債は国内勢には妙味に乏しく、発行を減額してもインパクトは大きくないとの指摘があった。一方、40年物については、発行回数の増加を希望する意見が出るなど低水準ながら多少の利回りが得られる期間が長めの国債に対する関心をうかがわせた。
SMBCフレンド証券の岩下真理チーフマーケットエコノミストは、「来年は高クーポン債が償還されていく。単に円債クーポンに頼っているとジリ貧。リスク許容度にあわせて円債以外に分散しないと今年以上に難しい。カーブはフラットニング(平たん化)で少し稼いでいける」と言う。
2016年度の国債発行計画については、「財務省は年限を長期化したいという大前提があり、それにマイナス金利への対応を考慮したものになるだろう」と指摘。「皆、1月のケースがあるので突っ込んで買っていくのが怖い。短い年限はゼロ%に近いので、キャリー(金利収入)を取りたい人は長い年限への志向が高い」と語った。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチ債券指数によると、日本国債の年初来の収益率は、0.483%となっている。3−5年ゾーンは0.097%にとどまる一方で、10年超のゾーンでは0.865%に達している。
長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは1月に0.195%と過去最低を記録した。日本銀行による異次元緩和で国債相場の需給が逼迫(ひっぱく)する中、原油安などを受けて強まった追加緩和観測が金利の下げ圧力となったためだ。しかし、その2日後には0.3%台に戻し、6月には0.545%と年初来の高水準を付けるなど、安定的な運用を目指す投資家にとっては購入時期を見極めるのが難しい相場環境となっている。
足元では、5年物125回債利回りが0.035%程度、10年物341回債利回りが0.32%程度、40年物8回債利回りが1.535%程度で推移している。11月の20年債入札では応札倍率が2014年12月以来の高水準となり、利回りが下がるきっかけとなった。全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)が前年比で3カ月連続下落したことなどを背景に、投資家は今のところ、金利収入がほとんど見込めない中期債から年限の長い国債購入に向かっている。
パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「40年債の増額の話があって、その影響が織り込まれて、利回り曲線が傾斜化している。今は発行が年5回しかないが、12月にないので間があくため、年6回にする話が出ている。利回り曲線が傾斜化しているのは日本だけ。利回り曲線が平たん化する余地はあると思う」と話す。
財務省の15年度の国債発行計画(当初ベース)によると、入札を通じた市中発行額は152.6兆円、平均償還年限は9年となっている。調達コスト低減のために、2年債と5年債は前年度から4.8兆円減額し、それぞれ毎月2.5兆円発行。一方、超長期物は、20年債を毎月1.2兆円、40年債を4、6、8、10、2月に4000億円発行する。 
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 池田祐美 yikeda4@bloomberg.net; Tokyo Chikako Mogi cmogi@bloomberg.net;東京 三浦和美 kmiura1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 崎浜秀磨,山中英典,青木勝
更新日時: 2015/12/03 12:51 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYO59D6S972D01.html


 
債券上げ幅拡大、長期や超長期ゾーンに買い−流動性供給入札結果受け
2015/12/03 13:32 JST 
    (ブルームバーグ):債券相場は上昇幅を拡大。今日実施の流動性供給入札が順調な結果となり、長期や超長期ゾーンなどへの買いが一段と優勢となっている。
3日の長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比横ばいの148円56銭で開始し、直後に3銭安の148円53銭に下げたが、その後は水準を切り上げた。午後の流動性供給入札の結果後には一段高となり、6銭高の148円62銭と午前高値148円60銭を上回った。
現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.32%で開始し、午前は同水準で推移した。午後は0.5ベーシスポイント(bp)低い0.315%を付けている。新発20年物の154回債利回りは0.5bp高い1.07%で開始後、1.065%に戻した。午後は1.06%に低下。新発30年物の48回債利回りは横ばいの1.39%から、1.385%に下げている。
JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は、「流動性供給入札は、前回と比べても悪い結果ではなかった。債券相場は基本的にしっかりだ」と話した。ただ、「欧州中央銀行(ECB)政策理事会と米雇用統計を受けて、海外債券市場がどう動くか様子見姿勢が強い」との見方も示した。
財務省が今日午後零時45分に発表した流動性供給入札(発行額3000億円)の結果によると、募入最大利回り較差がマイナス0.003%、募入平均利回り較差はマイナス0.006%となった。今回は残存期間15.5年超から39年未満の国債が対象銘柄。投資家需要の強弱を示す応札倍率は3.14倍と、前回11月2日に実施された同年限の2.80倍から上昇した。
ECB緩和
ECBは日本時間3日夜、定例理事会の結果を発表する。市場では量的緩和策の拡大や預金ファシリティ金利の引き下げなどの追加緩和が決まるとの見方が出ている。
野村証券の松沢中チーフストラテジストは、「市場ではすでに少なくともマイナス10bp の利下げが織り込まれており、量は月100億−150億ユーロ増額がコンセンサスになっていることから、これを超える内容を出すのはかなりハードルが高く、いったん出尽くし感が広がるリスクは高い」と指摘。「サプライズ要素があるとすれば期間延長と経済見通しの部分だろう。緩和の長期化や追加緩和を匂わせる内容であれば、市場で緩和打ち止め感は醸成されづらくなる」と言う。
JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジストは、「ECB理事会では利下げ幅が注目される。小幅にとどまれば短期的には欧州債が売られるだろうが、その後は買われて金利は低下方向だろう」と予想する。
2日の米債相場は反落。米10年債利回りは前日比4bp上昇の2.18%程度。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は2日の講演で、事実上のゼロ金利時代の幕引きを遅らせ過ぎると急激な引き締めを余儀なくされ、その結果、金融市場が混乱し、6年にわたる景気拡大が損なわれるリスクがあると指摘した。こうした発言などが債券の売り材料となった。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 山中英典 h.y@bloomberg.net;東京 赤間信行 akam@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 山中英典, 崎浜秀磨
更新日時: 2015/12/03 13:32 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYPZWO6K50XS01.html


2. 2015年12月03日 14:55:36 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE
ゴールドマン:ユーロは最大3%安も、ECB「ハト派サプライズ」で
2015/12/03 14:13 JST

    (ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)の3日の金融政策会合を前に投資家がユーロの下落予想を取り下げつつある一方で、ゴールドマン・サックス・グループは今こそユーロ下落に賭ける時だと指摘した。
ゴールドマンのチーフ通貨ストラテジスト、ロビン・ブルックス氏は、ECBのドラギ総裁が会合で「ハト派サプライズ」を打ち出し、ユーロは最大3%下げて2002年以来の安値である1ユーロ=1.03ドル近辺を付けるとの見通しを示した。ECBが域内の物価上昇率を押し上げるために債券購入プログラムの拡大と利下げに踏み切るとの観測が高まる中で、ユーロは日本時間午後1時5分現在で1ユーロ=1.0596ドルと、11月初めからすでに3.7%下落している。
ブルック氏はブルームバーグテレビジョンで、「今回はまさにそうだが、こうした重要な中銀の会合の前日は投資家にとって常に正念場だ」 と指摘。「ドラギ総裁は力強い行動に出るだろう」と述べた。
原題:Goldman’s One-Day Euro Forecast Is for 3% Fall on Dovish Draghi(抜粋)
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記事についてのエディターへの問い合わせ先: Boris Korby bkorby1@bloomberg.net Lananh Nguyen
更新日時: 2015/12/03 14:13 JST

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYRLB36JTSEE01.html

ドラギ氏に質問:QEは社債や地方債に拡大か−下限金利が陥る悪循環
2015/12/03 11:52 JST

    (ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)が3日に開く政策委員会の政策決定とドラギ総裁の記者会見での発言について、注目すべき主なポイントまとめた。
Q:なぜ今、追加緩和が必要なのか。
A:1兆1000億ユーロ(約144兆円)相当の資産購入プログラムにもかかわらず、ユーロ圏のインフレ率はゼロ近辺で推移しており、政策担当者らはインフレが低い水準で定着することに懸念を強めている。ECBの主任エコノミストであるプラート理事は、物価安定の目安である2%を若干下回る水準へのインフレ率の回復にさらに遅れが生じれば、中銀の信認を損なう危険があると警告した。
ドラギ総裁は11月20日のスピーチで、政策担当者がマンデート(責務)の範囲内で利用可能なあらゆる手段を活用し、「できるだけ速やかなインフレ押し上げのためにやらなければならないことを行う」と言明。ブルームバーグが調査したエコノミスト全員がECBは3日に行動を起こすと予想している。
どのような緩和策の決定が行われるにしろ全会一致とはなりそうにない。ECB政策委メンバーであるドイツ連邦銀行(中央銀行)のバイトマン総裁やエストニア銀行(同)のハンソン総裁は、ゆっくりとしたペースではあるが景気が緩やかな回復基調にあることや原油安に伴う景気刺激効果に言及し、追加緩和に疑問を呈している。
Q:量的緩和(QE)の拡充はどのように行われるのか。
A:ドラギ総裁はQEの構成と規模、期間は変更可能だと繰り返し述べている。債券購入プログラムは2016年9月まで続ける予定だが、政策担当者らは当初からインフレが物価安定の目安に向かう持続可能な軌道に乗るまで継続するとしている。QEの期間がさらに6カ月ないし1年延長されることになれば、ECBのバランスシートの規模がさらに著しく膨張することを意味する。
ECBがQEのために購入できる債券が16年後半までに足りなくなると一部のアナリストは指摘する。しかし月ごとの購入ペース加速も選択肢となろう。購入対象を拡大し、例えば社債や地方債を加えることが解決策となり得る。
Q:中銀預金金利の引き下げにはどのような効果があるか。
A:下限金利である中銀預金金利の引き下げを決めたとしても、直接の効果は限定的となる可能性が大きい。ただユーロの為替相場を押し下げ、銀行に対し流動性にしがみつくのではなく投資を促す効果はあるかもしれない。
QEへの影響はさらにはっきりしない。現行マイナス0.2%の中銀預金金利はECBが債券購入プログラムで買い入れる債券の利回りの下限となるが、預金金利の引き下げ期待から債券利回りが低下し、購入対象として適格条件を満たさない債券が既に増えている。将来的にこのような悪循環を回避するため、預金金利の下限を撤廃すべきだと一部のアナリストは提唱している。
エコノミストらは、ECBが預金金利を10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げてマイナス0.3%にすることを決定すると予想。かなり少数派ではあるがマイナス0.4%への引き下げを予測する向きもある。
原題:Five Things to Ask Mario Draghi From Negative Rates to More QE(抜粋)
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更新日時: 2015/12/03 11:52 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYREGE6KLVRG01.html


3. 2015年12月04日 01:19:22 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk
インタビュー:米利上げ影響は限定的、アジア危機再来はない=中尾ADB総裁

[東京 3日 ロイター] - アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁は3日、米連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げに踏み切ったとしても、「米金利の上昇は相当市場に織り込まれており、アジア通貨危機時のような混乱にはならない」との見方を示した。その上で、アジア各国に米利上げの影響が出た場合には「必要があれば資金協力していく」と語った。

都内でロイターのインタビューに応じた。

中尾総裁は、これまでアジアに資金が流入してきたことを踏まえ、「米経済が強くなる過程で、資金が米国に戻ることは、米利上げがなくても起こっていた」と分析した。

1997年のアジア通貨危機の時と比べ、アジア経済が強力になっているとし、当時のような危機の再来はないと見通した。

一方、中国の人民元が国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)に採用されることに関しては、「中国を国際通貨制度の中で受け入れるという点で象徴的だ」と評価。人民元のSDR入りによって「より市場志向の改革が促進される効果がある」と語った。

中国の成長減速が懸念される中、同国には「成長を支えるための財政・金融政策余地がある」とし、経済成長が今後継続するかどうかは、「生産性向上に向けて技術革新をうまく取り入れていけるか、三中全会で示された様々な構造改革を着実に実施していけるか次第だ」と指摘した。

また、アジアインフラ投資銀行(AIIB)との協調融資については、来年前半に第1号案件を始める予定で、すでに具体的な案件をめぐる意見交換を始めていると明かした。

ADBと協調融資することで「AIIBが環境や社会にも配慮する姿を示していくことができる」と語った。

*内容を追加します。

(梅川崇、梶本哲史 編集:吉瀬邦彦)
http://jp.reuters.com/article/2015/12/03/adb-nakao-idJPKBN0TM0S420151203?sp=true


4. 2015年12月04日 01:41:14 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk
[FISCO]【市場反応】米11月ISM非製造業景況指数/10月製造業受注指数、ドル売り
掲載日時:2015/12/04 (金) 00:49

 外為市場では予想を大幅に下回った11月ISM非製造業景況指数に嫌ったドル売りが再燃した。ドル・円は123円40銭から123円10銭へ下落。ユーロ・ドルは1.0800ドル・円から1.0845ドルへ再び上昇した。

米供給管理協会(ISM)が発表した11月ISM非製造業景況指数(総合)は55.9と、市場予想の58.0を下回り、10月の59.1から低下。5月来の低水準となった。米国経済の70%は消費が占めるため注目されていた同指数の雇用も55.0と、10月の59.2から大幅に低下した。

一方、同時刻に米商務省が発表した10月製造業受注指数は前月比+1.5%と、市場予想の+1.4%を上回り3ヵ月ぶりのプラスに改善した。上昇率は6月来で最大。

事前に、米労働省が発表した新規失業保険申請件数は前週比9000件増の26.9万件と市場予想に一致。失業保険継続受給者数は216.1万人と、前回215.5万人から増加したものの市場予想の219万人を下回った。

【経済指標】・米・先週分新規失業保険申請件数:26.9万件(予想:26.9万件、前回:26万件)

・米・失業保険継続受給者数:216.1万人(予想:219万人、前回:215.5万人←220.7万人)

・米・11月ISM非製造業景況指数(総合):55.9(予想:58.0、10月:59.1)
・米・10月製造業受注指数:前月比+1.5%(予想:+1.4%、9月:-0.8%←-1.0%)

・米・11月サービス業PMI改定値:56.1(予想:56.5、速報値:56.5)
・米・11月総合PMI改定値:55.9(速報値:56.1)
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=288168

米週間新規失業保険申請件数:9000件増の26.9万件、予想に一致
2015/12/04 00:25 JST
  (ブルームバーグ):先週の米週間新規失業保険申請件数は前週比で9000件増加した。
米労働省の3日発表によると、11月28日終了週の新規失業保険申請件数 は26万9000件で、ブルームバーグがまとめた市場予想に一致した。申請件数は7月半ばに記録した1970年代以降で最も少ない25万5000件を若干上回る程度で推移している。
より変動の少ない4週間平均は26万9250件で前週の27万1000件から減少した。失業保険の受給者総数は11月21日までの週で前週比6000人増の216万人だった。
統計の詳細は表をご覧ください。  
原題:Initial Jobless Claims in U.S. Rose to 269,000 Last Week (抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Victoria Stilwell vstilwell1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Vince Golle vgolle@bloomberg.net
更新日時: 2015/12/04 00:25 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYSDIJ6VDKHU01.html


イエレンFRB議長:経済見通しを楽観、利上げ開始示唆−議会証言
2015/12/04 00:25 JST

    (ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は、米経済について慎重ながらも楽観的な見通しを示した。利上げ開始に必要な条件が満たされており、初回利上げ後の引き締めはゆっくり行っていく考えを示唆した格好だ。
議長は3日、上下両院合同経済委員会の公聴会で証言。事前に配布された証言原稿によると、「米経済が向こう1、2年、労働市場の一層の改善をもたらすのに十分な成長を見せる可能性が高いと、私は現在判断している」とし、「労働市場の継続的な改善と、中長期のインフレ期待は適度にしっかり抑制された状態が続くという私自身の認識により、インフレ率が2%に戻るという自信を深めている」と続けた。
原題:Yellen Signals Economy Nearly Ready for First Interest-Rate Hike(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先: Washington D.C. Christopher Condon ccondon4@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Carlos Torres ctorres2@bloomberg.net
更新日時: 2015/12/04 00:25 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYSFDMSYF01Y01.html


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