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揃って減少した東京デパート売上高
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4974618.html
2015年12月02日 NEVADAブログ
とうとう「爆買い」でも日本人の消費減少をカバーし切れないようになってきたようです。
大手百貨店4社が1日発表しました11月の売上高(既存店ベース)は、いずれも8カ月ぶりに前年を下回っているのです。
三越伊勢丹ホールディングス −1.7%
Jフロントリテイリング −2.9%
高島屋 −1.5%
そごう・西武 −3.0%
今までは「爆買い」が日本人の消費減少をかなりカバーしていましたが、とうとう「爆買い」も勢いが鈍り、日本人の減少をカバーしきれない状態になってきたのです。
デパート業界では勝ち組となっている【三越・伊勢丹】と【高島屋】は1%台の減少であり、かなり「爆買い」があったのでしょうが、大丸・そごう・西武は3%程の減少となっており、「爆買い」効果がかなり落ちてきたのかも知れません。
三越・伊勢丹の社長が決算発表の際に、売り上げにかなり厳しい見方をしていましたが、それが現実化してきたとも言え、この12月のお歳暮シーズンがどうなるか、デパート業界の浮沈にもかかわることであり、外商を始めかなり強力な販促をかけるでしょうが、「爆買い」の勢いが鈍れば、期間赤字に転落するデパートも出てくるかも
知れません。
日本のGDP500兆円の60%を消費が占めると言われている中、今後この消費が更に落ち込めば日本のGDP成長率が3期連続のマイナスに陥りましても何ら不思議ではありませんし、GDP600兆円戦略も実現はあり得ないとなります。
日本人の消費を増やすには賃上げも必要ですが、もっと必要なことは将来に夢があるかどうかであり、今の日本の若者や高齢者にはその夢がなくなっており、消費したいという気が起こりません。
12月のデパート売上高がどうなるか。
2016年の日本の景気を占う試金石になるかも知れません。
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