★阿修羅♪ > 経世済民103 > 166.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
物価2%を確実に実現、マイナス金利「誘導してない」=日銀総裁(ロイター)
http://www.asyura2.com/15/hasan103/msg/166.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 30 日 13:01:10: igsppGRN/E9PQ
 

11月30日、日銀の黒田東彦総裁(写真)は、愛知県の名古屋市内で講演を行い、デフレからの脱却と物価2%を確実に実現すると強調した。10月撮影(2015年 ロイター/Thomas Peter)


物価2%を確実に実現、マイナス金利「誘導してない」=日銀総裁
http://jp.reuters.com/article/2015/11/30/kuroda-nagoya-idJPKBN0TJ07B20151130
2015年 11月 30日 12:20 JST


[名古屋市 30日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は30日、愛知県の名古屋市内で講演を行い、デフレからの脱却と物価2%を確実に実現すると強調した。それを前提に企業経営者に対して、デフレマインドを転換し、人材や設備への投資を進めることが勝ち残るための必須状況とし、さらなる積極的な取り組みを促した。

また、短期国債市場などでマイナス金利が発生していることについて、政策的にマイナス金利に誘導しているわけではない、と語った。

総裁は、居並ぶ企業経営者を前に、「日本銀行が申し上げたいことはただ一つ、デフレからの脱却と2%は確実に実現する」と強調した。2013年4月の量的・質的金融緩和(QQE)の導入以降、金融市場や企業収益、労働市場か改善するなど「物価の基調は明確に変わった」と述べ、「日本銀行は、2%の物価安定を早期に実現する強い意志とそれを実現する能力を持っている」と語った。

企業に対し、デフレ脱却・物価2%実現を前提にした取り組みが「自社の利益につながるはず」と主張。「今のうちにデフレ期のマインドセットを転換し、人材や設備への投資を進めることが勝ち残るための必須の条件」と訴えた。そのうえで、日銀が物価目標の実現に向けて重視している来年の賃上げについて「この先2%の物価上昇を前提として、それにふさわしい賃上げを実現していくのは、まさに労使の役割」との認識を示した。

金融政策運営では、「物価目標の実現をゆっくりやっていれば、賃金の調整もゆっくりになるだけだ」とし、あらためて物価2%の早期実現の重要性を強調した。QQEは所期の効果を発揮しているとしたが、2%の物価安定目標の実現は「まだまだ道半ば」と説明。今後も「毎回の金融政策決定会合において、経済・物価の現状と先行き、さまざまなリスク要因、金融資本市場の動向などを十分吟味し、政策判断を下していく」とし、2%目標の早期実現に必要と判断すれば「ちゅうちょなく対応する」と続けた。

(伊藤純夫)

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2015年11月30日 13:09:09 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE
黒田日銀総裁:「確実に実現する」、できるだけ早期の物価目標2%
2015/11/30 12:40 JST

    (ブルームバーグ):日本銀行の黒田東彦総裁は30日午前、名古屋市内で講演し、できるだけ早期にデフレからの脱却と物価目標である2%は「確実に実現する」と述べた。

黒田総裁は「私どもは、賃金上昇を伴うかたちで物価がバランスよく上昇する姿を実現したいと思っている。しかし、そのことは、賃金が上がるペースをみながら物価の上昇に向けた手を緩めたり早めたりするということを意味しない」と指摘。

「物価と賃金は理論的にも実証的にも概ねパラレルに動くものだ。物価目標の実現をゆっくりやっていれば賃金の調整もゆっくりになるだけだ。これは結局は『卵が先か鶏が先か』という問題であって、デフレというすくみの状況を打破するには誰かが断固たる決意を持って物事を変えなければならない」と語った。

黒田総裁はその上で、「日銀は2%の物価安定を早期に実現する強い意志とそれを実現する能力を持っている」と述べた。

黒田総裁は10月30日の金融政策決定会合後の会見で、同日発表した経済・物価情勢の展望(展望リポート)で物価見通しを下方修正したにもかかわらず、追加緩和を見送ったことについて、「物価の基調は着実に上昇している」とした上で、「経済全体でバランスが取れた形で2%に向けて上昇していくことが一番望ましい」と述べた。

物価上昇要因

黒田総裁は「このところの物価上昇について、エコノミストなどの間で『もっぱら既往の為替円安に伴う輸入物価の上昇を通じた一時的なものに過ぎず、物価の基調が改善しているとは言えない』との声も聞かれる」と指摘。

その上で、「円安に伴う輸入物価の上昇が消費者物価の上昇に寄与していることは確かだが、価格改定の動きはこうした品目に限定されている訳ではなく、広がりがみられている」と述べた。
また、「このところの物価上昇のサイズと持続性は、ともに円安の効果だけで説明できるものではなく、その背後には、雇用・所得環境の改善と、企業や家計の物価観の変化があると考えるのが合理的だ」と語った。

ドル円スワップ金利

黒田総裁は講演後の質疑応答で、邦銀が外貨調達で利用するドル円スワップ金利が高止まりしている背景について、銀行が企業の海外展開をサポートする際にドル建て融資が多いためスワップに依存してドル資金を調達するという需要面の要因がある、米国の利上げの時期が近づいている、各種金融規制の強化でドルが米国外に出にくくなっているーーと指摘。

その上で、「こうした需要・供給両面からスワップコストが上がっている」としながらも、「現時点では、銀行が融資を制限されたり、企業が投資を見直すところまではいっていない」と語った。

為替介入は例外的

質疑応答で為替相場については「望ましいのはファンダメンタルズを反映した相場」であり、「ファンダメンタルズで説明できない異常な動きには為替介入が認められている」ものの、「人為的にファンダメンタルズ以下に誘導することは認められてない」と指摘。ファンダメンタルズから離れれば「介入もあり得る」が、「これは例外的な措置」であり、「先進国はほとんどやっていない」と語った。
さらに、 「少し長い目でみれば金融政策が為替に影響を与えるのは事実だが、あくまでも金融政策の目標は物価安定だ。物価の安定に向かっていく過程で、為替も安定してくれれば望ましい」と語った。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 日高正裕 mhidaka@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Brett Miller bmiller30@bloomberg.net;大久保義人 yokubo1@bloomberg.net 上野英治郎, 持田譲二
更新日時: 2015/11/30 12:40 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYLY406S972801.html


黒田総裁になびく国債市場関係者、独自試算のインフレ指標が揺さぶり
2015/11/30 11:14 JST 

    (ブルームバーグ):日本銀行の黒田東彦総裁は、追加金融緩和をせずにデフレ脱却ができるという考えに国債市場関係者をなびかせつつある。
日銀は10月末に金融政策の現状維持を決め、2%の物価目標を達成する時期を先送りした。直前に追加緩和の市場予想が強まったにもかかわらず、国債市場の予想インフレ率は11月中旬を直近の底に反発基調を強めている。追加緩和による利回り曲線の平たん化に賭けた取引が解消されつつある中でも、相場変動率(ボラティリティ)は昨年8月以来の低水準を付けるなど、日本の国債相場は安定的に推移している。
黒田総裁は、金融政策でなければ何をしたのか。日銀が長年にわたって消費者物価の中心的な指標と位置付けてきた生鮮食品を除くコアCPIから、生鮮食品とエネルギーを除く独自試算のコア指数へと市場関係者の関心を分散させただけだ。総務省が発表する従来のコアCPIは原油安の影響で10月まで3カ月連続でマイナス圏にとどまる一方、日銀の独自試算のコア指数は2カ月連続で前年比1.2%上昇している。
岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「日銀がエネルギーも除く独自指数を公表し始め、さまざまな物価指標に目配りすべきだと主張するのを受け、市場関係者も実際に日銀試算のコア指数に注目している。コアCPIがマイナスだからといって、取り立てて騒ぐ状況でもない」と言う。
総務省のコアCPIと日銀試算のコア指数は昨年12月、ともに前年比0.5%上昇だったが、今年に入ってからは対照的な動きとなっている。日銀は独自のコア指数を年2回だけ公表していたが、7月からは金融経済月報に毎月掲載。今月からは、総務省による消費者物価指数と同日に発表し、速報性を高めた。
日銀は公表した「消費者物価の基調的な変動」の中で生鮮食品とエネルギーを除くコア指数に加え、変動率が大きかった上下10%ずつの品目を対象外とした「刈込平均」のインフレ率や上昇・下落品目数の格差の割合も示した。刈込平均値は10月に前年比0.6%上昇し、上昇した品目数の割合は下落した割合を39.7%上回った。
クレディ・スイス証券の白川浩道チーフエコノミストは、「日銀にとってコアCPIが引き続き一番重要な物価指標だが、今の物価情勢を判断するにはミスリーディングだという問題意識がある」と指摘。独自試算のコア指数だけでなく、刈込平均値や上昇・下落品目差、品目別上昇率の分布など幅広く目配りし、「金融政策の現状維持を正当化したり、異次元緩和の意義を強調する面がある」と言う。 
予想インフレ率
日銀は10月30日に、今年度と来年度の成長率とコアCPIの見通しを引き下げ、2%の物価安定目標への到達時期を「16年度後半ごろ」に後ずれさせた。ブルームバーグのエコノミスト調査では、同見通しの実現を見込むのは38人中1人だけで、異次元緩和の長期化観測は根強い。一方、黒田総裁は異次元緩和は所期効果を発揮しており、物価の基調は改善していると主張する。
10年物の固定利付国債と物価連動債の利回り格差(BEI)が示す市場の予想インフレ率は12日に0.736%と2月初め以来の低水準を付けた後から底打ち状態となっている。足元は0.8%台前半と日銀が追加緩和を見送った先月以来の水準を回復している。
伊藤忠経済研究所の武田淳主任研究員は、日銀は独自試算のコア指数や食料品とエネルギーを除いた総務省のコアコアCPIを重視しているという「メッセージ」を出し、コアCPIの下落は原油価格による一時的な押し下げ効果が原因だと「一生懸命アピールしている」と指摘。市場関係者は「本丸の日銀がそう言い始めている以上、それを意識して見ざるを得ない」と話す。
ニューヨーク原油先物は8月24日に1バレル=37.75ドルと約6年半ぶりの水準に下落。11月20日にも38.99ドルと安値更新まで1ドル余りと接近した。日本のレギュラーガソリン小売価格は同月24日に全国平均で1リットル当たり130.3円と2010年3月以来の安値を付けた。消費者物価全体にエネルギーが占める構成比は7.72%。一方、食料は25.25%、生鮮食品を除く食料は21.30%となっている。
クレディ・スイス証の白川氏は、日銀の主張は「消費者が体感する物価や政治家の見解とも整合的だ。物価目標が2%なのは世界標準だが、何で測るかのコンセンサスはない」と指摘。しかも、エネルギーの大幅安を背景に「各国とも今は2%は難しく、1−2%の間なら合格だという姿勢に変わってきている。2%目標を無理やり達成するには生活必需品を相当押し上げないとならないからだ」と説明した。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 野沢茂樹 snozawa1@bloomberg.net;東京 Kevin Buckland kbuckland1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 崎浜秀磨, 山中英典,青木勝
更新日時: 2015/11/30 11:14 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYKUIL6KLVR401.html


2. 2015年11月30日 13:51:02 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE
スーパーなマリオは世界も救う、ユーロの守護神ドラギ総裁は大忙し
2015/11/30 07:03 JST

    (ブルームバーグ):2015年が終わろうとしている今、欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁はまたしてもユーロ圏を救うため力を尽くしている。
来年はさらに、世界の金融市場を救うことまでトレーダーらから期待されるかもしれない。政治的緊張と国際紛争の悪化が続くようなら、そうなるだろう。
近年は、そうした緊張を投資家はあまり気にしなかった。その大きな理由は米金融当局が事実上のゼロ金利政策と債券購入によって大量の流動性を供給していたことだ。
楽天的な市場の姿勢は変わっていない。今月起きた事件の影響をみると、パリ同時多発テロ後にフランス株の売りが止まらないという状況は起こらず、トルコ軍によるロシア機撃墜を受けた世界的な株式相場下落も短期的だった。
しかし米国の利上げ開始が近づいている今、地政学的イベントからの影響に鈍感でいることはもうできないかもしれない。
シティグループのチーフ世界政治アナリスト、ティナ・フォーダム氏は「地政学的リスクはベルリンの壁崩壊以降で最高水準に達したのに、市場にはほとんど影響がなかった。問題は、米引き締めが流動性低下を意味し、こうしたリスクが意識され始めるかどうかだ」と話した。その場合は、中国減速のような経済問題ではなく政治が2016年の最重要テーマになるだろうという。
投資家の反応は、ドラギ総裁のECBが米当局と交代して市場を鈍感にする役割を担えるかどうかにかかっている。
フォーダム氏に言わせれば、欧州は特に脅威にさらされている。難民問題がテロや「Brexit(英国のEU離脱)」にも関連するというように、問題が個別ではなく絡み合ったものになり始めていることも懸念材料だという。
一方、ドイツ銀行のストラテジスト、マルコス・アラナ氏はそこまでピリピリしていない。米国が利上げを開始しても金融政策は世界的に依然として超緩和的であり、地政学的緊張が世界のどこにもない時代はあり得ないからだ。「地政学的リスクが高まっているように感じられるかもしれないが、市場は反応していない。この状況は相当大きなリスクが現実のものとならない限り続くだろう」と同氏は話した。
原題:Draghi to the Rescue With Geopolitics Spiking as Fed Withdraws(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Simon Kennedy skennedy4@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: James Hertling jhertling@bloomberg.net
更新日時: 2015/11/30 07:03 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYH4XD6S972D01.html


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民103掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民103掲示板  
次へ