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16年春闘で連合方針、4%賃上げ要求 「ベア2%基準」正式決定
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20151127-00000006-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2015/11/28 08:15
連合は27日、千葉県浦安市で中央委員会を開き、2016年春闘で、賃金体系全体を底上げするベースアップ(ベア)について「2%を基準」として要求する方針を正式に決定した。ベア要求は3年連続。働いた年数に応じて賃金が増える定期昇給分も例年通り2%確保を求めており、合わせて4%程度の賃上げ要求となる。
神津里季生会長は「デフレ脱却に向けた流れを本格化させ、継続性、持続性を発揮させるためには来年の春闘での賃上げが重要」とあいさつした。
連合は15年の春闘で「2%以上」のベアを要求しており、来年も同水準となる。さらに中小企業の労働者や非正規労働者の賃金水準の底上げに向けた取り組みも強化する。
連合は来年の春闘では取り組み方を大きく変える、従来通り月例賃金の引き上げを重視するが、それ以上に「全ての働く人の賃金の底上げと格差是正」に重きを置く。大手企業が春闘相場を引っ張り、それに中小や地場企業が追随するこれまでの春闘に対し、「大手追従の構造の転換を図る」(神津会長)。
例えば大手企業の労組は自社の賃上げ要求だけでなく、グループ企業や取引先企業も賃上げが可能になるように、下請け企業との取引価格是正などを経営側に強く求めることになる。これにより中小企業が賃上げできる状況を作り、産業界全体の賃上げを図るという方式だ。
金属労協では、自動車総連、電機連合はベア3000円以上で調整しているが、中小製造業の労組でつくるJAM(ものづくり産業労働組合)は既にベア6000円の統一要求と決めた。
安倍晋三政権が進める大企業などで賃上げを先行させ、それを広く波及させるトリクルダウンではデフレ脱却が難しく「底上げこそが有効」と連合は考えているからだ。「官制春闘」と呼ばれ、失った連合の存在感を回復させたいとの思惑がある。
ただ、新しい取り組みだけにある労組担当者は「試行錯誤しかない」という。交渉がどう展開するか不透明で不安も隠せないのが実情だ。連合の新たな取り組みがデフレ脱却をもたらすのか。失敗すれば再び連合の存在価値が問われることになる。
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