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消費者物価0.1%下落、3カ月連続マイナス−10月も原油安が響く
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYCQQ16TTDS001.html
2015/11/27 08:36 JST
(ブルームバーグ):10月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は、前年同月比で3カ月連続下落した。長引く原油価格低迷が響いている。日本銀行はコアCPIからエネルギー価格を除いた指標を公表して金融政策運営に際して参考にする方針だ。
総務省が27日発表した10月の全国コアCPIは前年比で0.1%の低下だった。ブルームバーグがまとめた予想中央値0.1%低下と同じだった。コアCPIは8月に同0.1%低下、日銀が異次元緩和を導入して以来2年4カ月ぶりにマイナスとなり9月も同じマイナス幅だった。
エネルギー価格下落がコアCPIを押し下げている。日銀は物価の基調を見る上でエネルギーと生鮮食品を除くCPIを重視しており、10月分のこのCPIの数値を午後2時に発表する。また、物価の基調に影響を及ぼす重要な要素として賃金の動向も注視しており、来春の春闘に強い関心を寄せている。
みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミストは24日付のリポートで、コアCPIは「『生鮮食品を除く食料』『被服及び履物』などが押し上げ方向に寄与する一方、『自動車保険料(任意)』『火災保険料』『携帯電話機』『外国パック旅行』『教養娯楽用耐久財』などが押し下げ方向に寄与する中でマイナス幅が拡大し0.2%低下になる」と予想していた。
物価の基調を見る上で参考となる食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合、いわゆるコアコアCPIは0.7%の上昇。事前の予想(0.8%上昇)を下回った。前月は0.9%上昇だった。ゴールドマン・サックス証券の馬場直彦チーフエコノミストは21日付のリポートで「原油安の影響を受けずに上昇を続けてきたコアコアCPIも、2015年4月以来初めて前年比で減速する」と予想していた。
先行指標である東京都区部の10月中旬速報はコア指数が横ばいと、前月(0.2%低下)を上回った。コアコアCPIは0.6%上昇と、前月の伸び(0.4%上昇)を上回った。事前の予想はそれぞれ0.1%低下、0.4%上昇だった。
エネルギーと生鮮食品を除くCPI
日銀が独自に試算しているエネルギーと生鮮食品を除くCPIは9月に前年比1.2%上昇と、着実に伸びを高めている。モルガン・スタンレーMUFG証券の山口毅エコノミストは20日付のリポートで、「金融政策との関連では、日銀が基調を見る上で重視している新型コア(生鮮食品・エネルギーを除く総合)の動きが注目される」としている。
黒田東彦総裁は19日の金融政策決定会合後の会見で「長期的に見ると、賃金が上がっていかないと物価は上がらない」と指摘。その上で史上最高となっている企業収益や雇用のひっ迫からすると賃金の上昇は「やや鈍いという感は否めない」として、来年の春闘に「重大な関心を持って見守っている」と繰り返し強調した。
ブルームバーグが13−17日にエコノミスト41人を対象に行った調査では、日銀はもはや追加緩和をしないとの予想が19人(46.3%)と10月30日会合前の前回調査(33.3%)から増加した。前回調査では36人中16人(44.4%)が同会合での追加緩和を予想したが、このうちの多くは来年1月(29.3%)、4月(17.1%)に時期を先送り。一部は追加緩和なし予想に転じた。
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