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1000万円貯めた人が必ずやっていること3つ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151124-39024751-woman-life
日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 11月24日(火)10時50分配信
お金を取り巻く環境が大きく変化するなか、着実に1000万円以上貯めてきた女性たちを取材! 見えてきたのは、「貯める」「使う」「ふやす」の3つを軸にした「お金付き合いのルール」でした。読者コメントを基に、今もこれからももっと幸せになる、付き合い方の秘訣を教えます。
●どの時代にも通用するお金の“黄金ルール”はこれ!
物価が上がったり、消費税アップの議論が展開されたり。そんな今、お金との付き合い方を見直す必要があるって本当?
「お金との付き合い方にも“トレンド”があります」。そう話すのは、FPの畠中雅子さん。
「少し前まで、世の中は節約ムードでした。今はNISA(少額投資非課税制度)の影響もあって一転、ふやす機運が高まっています。でも、安易にトレンドに流されるのは要注意。今こそどんな時代にも通用する、一生もののお金との付き合い方を身に付けることが大切です」
そんななか、ブームに惑わされることなく、いつでも着実にお金を貯められる人もいる。彼女たちは一体、何が違うの?
そこで今回は、1000万円貯めた人たちの「お金付き合い」を徹底取材。その過程で見えてきたのが下の3つの特徴だ。
一つ目が、お金に対する不安がなくなる「貯め方」をしていること。「この先いくらあれば安心かを自分なりに考え、積み立て貯蓄で自動的に貯まる仕組みを整えることが大切」とFPの八ツ井慶子さんは指摘する。
一方で、「月々の支出を把握していないと、貯まる仕組みはつくれません」(八ツ井さん)。そこで大切になるのが「使い方」。
「自分がどうありたいかが分かる人ほど、欲しいものや必要なものが明確。結果的に不要なものも見極められ、ムダ使いをせずに済みます」(畠中さん)
一方、読者の注目度が高まっているのが、お金を「ふやす」こと。1000万円以上貯めた読者のなかでも、投資をしているという声は目立つ。失敗しないふやし方を身に付けるには、分散投資をする、予算を決めてトライするといったルールも大切だ。
今回の特集では、「貯め方」「使い方」「ふやし方」を軸に、最新情報を交えながらお金付き合いの“黄金ルール”を紹介。早速チェックして、一生お金と上手に付き合える人になろう!
■1000万円以上貯めた人たちはここが違った!
(1) 不安がなくなる「貯め方」をしている
月々の収入のなかでいくら貯められるか把握している 月々の支出を把握した上で、どのくらいのお金が手元に残るかが分かっている。それによって、月々いくら貯められるかを把握できている「数年前から家計簿をつけ始め、月々の平均的な支出額をチェック。毎月ムリなく貯められる額を貯蓄に回しています」(35歳・公務員・貯蓄額1400万円)
天引き貯蓄など自動的に貯まる仕組みを持っている 毎月、給与から貯蓄分が天引きされる仕組みを利用している人が多数。残りのお金でやりくりする習慣を身に付け、無理なくお金を貯めている「毎月10万円ずつ財形貯蓄をしています。簡単に下ろすことができない分、確実に貯められるのでおすすめです」(28歳・教師・貯蓄額1700万円)
いつまでに、いくら貯めるという具体的な目標がある 「5年後の海外留学のために1000万円貯める」など、貯蓄目標額と達成時期が明確な人が目立つ。貯蓄によって得た満足度も高い「老後は都心のマンションに住もうと、1年で100万円を目標に貯めています。夢を持つことで貯蓄も苦になりません」(38歳・金融・事務・貯蓄額1500万円)
おトクな「貯め方」の最新事情を常にチェックしている 普通預金や定期預金の金利、ボーナス時期の銀行のキャンペーン金利など、貯蓄に役立つおトクな情報はこまめにチェックしている「普通預金に100万円貯まるごとに、金利の高い銀行の定期預金にお金を移します。金利を調べるのも楽しい」(33歳・サービス・事務・貯蓄額1500万円)
(2) 明日につながる「使い方」ができている
自分がどうなりたいのかをきちんと考えている 「こうなっていたら幸せ」「こんな気持ちで日々を過ごしたい」といった理想の姿を描けている人ほど、お金の使い方にムダもブレもない「社会貢献できる仕事をと思い、食関連の資格取得にお金を使っています。数十万円の支出も自己投資と思えば納得」(31歳・医療・看護・貯蓄額1200万円)
何にお金を使うと満足できるのか分かっている 何にお金を使うと自分が満足できるのか、幸せを感じるのかが分かれば、おのずと「支出を削ってもストレスがたまらない」費目も見える「ボーナスのうち60万円は『宝塚予算』とし、旅行を兼ねて観劇へ。大きな金額ですが、心が満たされ大満足です」(35歳・公務員・貯蓄額1400万円)
ムリな節約はせず納得の行くものにはしっかりお金を使う 長く使うものにはお金をかけるなど、お金の使い方にメリハリがある人のほうが、ストレスをためずに着実にお金を貯めることもできる「靴は、歩きやすく気に入ったものなら4万〜5万円と高額でも購入。定期的にお手入れし、長く大切に履いています」(34歳・公務員・貯蓄額1500万円)
衝動買いをせず計画を立てて買い物をしている 金額の大小にかかわらず、欲しいものがあるときは、自分にとって本当に役立つかどうかを見極めた上で計画的に購入するよう心がけている「買い物をするときは、『本当に必要?』と自分に問いかけるようにすることが、ムダ使いを減らす秘訣」(35歳・サービス・営業・貯蓄額1500万円)
(3) 失敗しない「ふやし方」を心得ている
投資は予算を決め余裕資金のみを運用している 何かあったときの予備資金を貯めた上で、予算を決めて投資にお金を回すのが、失敗しないふやし方をしている“隠れお金持ち”の共通点!「1500万円ある貯蓄のうち、200万円は投資に回すと決めています。身近な企業の株を長期保有するのがマイルール」(34歳・サービス・事務・貯蓄額1500万円)
投資は長くじっくりを基本にしている 1000万円以上貯めた人の中で、投資で短期的に利益を出そうとしている人はゼロ! 長期的にじっくり投資と付き合うのが失敗しない秘訣「月10万円ずつ、投資信託を積み立てています。老後資金にと思っているので、値動きを気にしすぎず続けています」(38歳・メーカー・企画・貯蓄額1000万円)
自分が理解できる方法で投資をする 1000万円以上貯めた人ほど、自分が投資している商品の特徴をきちんと理解している。「みんなやっているから」「なんとなくトクしそうだから」といった理由で手を出すことはない「外食チェーンなど、自分が知っている身近な企業の株を買い、業績をチェックしつつ、株主優待を楽しみながら投資をしています」(36歳・メーカー・技術・貯蓄額1800万円)
■1000万円貯めた女性はこのSTEPでマネー力を磨いていた!
STEP 1 明日につながる「使う力」を身に付ける! 3つのなかで、最も大切なのが「使い方」。貯めると使うは表裏一体。貯蓄が多い人ほど、何にお金を使うと満足できるのかを知った上で、メリハリのあるお金の使い方ができている。
STEP 2 「使う力」が「貯める力」をもたらす お金の使い方が安定すると、毎月一定額を着実に貯められるようになる。
STEP 3 「使う力」が「貯める力」をもたらす 投資に回すのはあくまでも「余裕資金」。ある程度貯めて初めて、そのお金の一部を使って投資に回すことができるようになる
GOAL 一生、お金と上手に付き合える人に!この人たちに聞きました畠中雅子さん FP 雑誌、新聞などに連載を持つほか、講演、個人のマネー相談などを行う。生活感あふれるアドバイスが好評。著書は『お金の不安がかるくなる30のヒント』(オレンジページ) 八ツ井慶子さん FP 大手信用金庫を経て、01年から「家計の見直し相談センター」の相談員としてFPの活動を始める。13年に「生活マネー相談室」を設立。著書に『ムダづかい女子が幸せになる38のルール』(かんき出版)など
写真/小川真輝
※日経WOMAN2014年12月号掲載記事を転載 この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります
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