★阿修羅♪ > 経世済民102 > 783.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「貯金がいつまでも増えない人」の残念な思考 3割の世帯がゼロ、高収入で貯められない人も(東洋経済)
http://www.asyura2.com/15/hasan102/msg/783.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 23 日 07:05:25: igsppGRN/E9PQ
 

            高給取りでもまったく貯まらない人もいます(写真:kelly marken/PIXTA)


「貯金がいつまでも増えない人」の残念な思考 3割の世帯がゼロ、高収入で貯められない人も
http://toyokeizai.net/articles/-/93689
2015年11月23日 加藤 梨里 :FP、マネーステップオフィス代表取締役 東洋経済


貯金ゼロ――。金融広報中央委員会が11月5日に発表した調査結果によれば、金融資産がゼロという世帯が全体の30.9%を占めることが明らかになった。しかもそれはこの10年で増加傾向にあり、昨年から比べても0.5ポイント増加した。つまり日本は全体の約3割に当たる世帯が、いざという時にまとまったおカネがない状態だ。独身ならばともかく、子供や年老いた親などを養っている家庭ならば、家計は綱渡りを強いられている状態にある。


ところが、同じ調査ではこんなデータもある。金融資産を保有している世帯の平均額は1819万円にも上るのだ。これだけの貯蓄があれば、それなりに裕福な暮らしはできるだろう。「日本人はやっぱり裕福だ」と思うかもしれないが、これを額面通り受け取ってはいけない。



調査対象世帯は、層化二段無作為抽出法により全国から 500 の 調査地点を選び、各調査地点から無作為に 16 の 世帯を選ぶことによって計 8,000 の調査対象(標 本)を抽出した


金融資産保有額を1000万円単位で区切ってみると、貯金ゼロと1000万円未満の世帯に約7割が集中している。保有額の少ない順(あるいは多い順)に並べたときに、真ん中に位置する「中央値」は約1000万円。たとえ金融資産があっても、半数の世帯は1000万円を超えていない。一部の超富裕層に全体平均が引き上げられているだけだ。


収入と貯蓄の関係を聞くと、30.6%の世帯が「年間手取り収入から貯蓄をまったくしなかった」と回答し、「ボーナス(賞与、一時金)があっても、それをまったく貯蓄に回していない」が21.5%、「そもそもボーナスがない」が40.6%と、定期的な収入から貯蓄をできていない世帯が少なくないことがうかがえる。


■年収が高くても「貯まらない人」は貯まらない


そこにはもちろん収入の低さが大きく影響している。貯金ゼロ世帯の割合は、年収が低いほど高い。だからといって、年収が高ければ貯蓄ができるかというとそうでもない。年収1000万円以上でも貯金ゼロという世帯が1割以上ある。


筆者がファイナンシャルプランナーとして家計の相談にのっていると、いつまでも貯蓄ができない、資産が増えない人には、運用や貯蓄への考え方に共通点がみられる。それは心理的な問題も影響しているようなのだ。


そんな貯蓄をできない人が陥っている3つの特徴を紹介しよう。


思い込み@「100万円単位で増えないと意味がない」


貯蓄できない人に限って、いざ貯蓄をするとなるといきなり高い目標を立ててしまう。今までまったく貯めたことがないのに、「今年は100万円貯める!」などと意気込んでも、なかなか達成できるものではない。



これはダイエットをしたことがない人が、いきなり「1カ月で10kgの減量を目指す」という目標を立てて動き始めるのと同じだ。ダイエットに効く方法を試しまくって、目先は体重が減ってもすぐにリバウンドしてしまったりするように、貯蓄でも無理は禁物である。


はじめは小さな金額でも、確実に貯めることをおろそかにしてはいけない。10万円、20万円を確実に貯められる成功体験を経れば、100万円レベルの貯蓄は格段にしやすくなる。


■運用利回り1%でもバカにはできない


投資もしかり。預金以外の金融資産を持ったことがない人に限って、「投資をするなら10%くらいは増えないとやる意味がない」と言うことがある。しかし、現在の預金金利0.025%に比べれば、運用利回りは1%であってもインパクトは大きい。


仮に100万円を運用利回り1%で10年間、複利で運用したら元利合計は約110万円になる。ここで「10年間で10万円しか増えないのか。」と思う人は要注意。100万円を10年間定期預金に預けたら、満期時の利息は約2,500円(税引前)にしかならない。


このような金利の差による成果の差を無視して、いきなりリターン10%を狙って投資を始めてしまうと、痛い目に遭いかねない。できない人こそ、お金を増やすことに対して謙虚であるべきだ。


思い込みA「月1万円の貯蓄は意味がない」


貯蓄が下手な人に限って、少額の貯蓄を嫌う傾向がある。「月に5000円や1万円では、たいした金額にならない。だからそんな貯蓄は意味がない」と考える。しかし、そんな言い訳でいつまでも貯蓄をしないでいることこそが、資産ゼロから抜け出せなくなる最大の原因になる。


月1万円でも長い目で見れば年間12万円、10年で120万円になる。安い軽自動車1台なら買える金額だ。これは、「千里の道も一歩から」という単純な話にとどまらない。月1万円レベルの貯蓄を怠ることが、貯まらない要因を二重、三重に複雑化させていく。


もし月1万円でも確実に貯められるようになれば、その1万円を除いて生活を維持できるようになる。その生活が当たり前になると、次は家計の別のところにムダがないかを探せるようになり、さらにもう1万円、2万円と貯蓄に回す工夫ができるかもしれない。


また、月1万円なんて、と侮って貯蓄をしなければ、その1万円は知らないうちにどこかで使ってしまうことになる。これは「月に1万円くらいなら使っても構わない」というのと同じである。貯まらない人はそんな意識がどこかにあり、知らず知らずのうちに「たいしたことはない」支出を繰り返しているのだ。そして、たいしたことがなかったはずの支出を繰り返すうちに、本来なら貯められたはずの大きな貯蓄の機会損失を蓄積していく。


このように、少額でも着実に貯めるのを厭う意識は、貯まる人と貯まらない人の差をどんどん大きくしていく。


思い込みB「おカネを使えばストレスが解消できる」


「おカネが貯まらない」とぼやく人は、ストレス解消でモノを買ったり、飲みに出かけたりしてしまう人が多い。こういう人は、貯める動機付けをするのが難しく、そのうえ、おカネを使ったことで自分に罪悪感を覚えてしまう。それがまたストレスとなり次の買い物につながってしまう。


このような人はお金を使う際に、外部要因の影響を受けることも多い。「人に誘われたから飲みに行く」「セールで安くなっているから買う」など、外部からの働きかけで財布のひもを緩めるのだ。自らの意思で決断をするのが苦手な人によくみられる。おそらく、何事においても自分で納得して意思決定をせず(あるいはそれができない環境にあり)、他者によって自分の行動を方向付けられることが多いため、ストレスもたまりやすいのだろう。


■おカネを使うと、かえってストレスを溜めてしまう


とはいえ、現代はストレス社会。仕事、家庭、人間関係と、あらゆる場面にストレスはつきものだ。いちいちそのたびに買い物に逃げていては、いくらおカネがあっても足りない。「飲まなきゃやっていられない」「買い物でもして気を紛らわせよう」といった中途半端な方法では、むしろストレスは罪悪感という形で増幅されてしまう。


それならばいっそ、自分が本当に幸せになれると感じるものに、一度思い切っておカネをかけることだ。旅行でも、時計でも良い。ストレスを理由にいつまでもずるずると、楽しくもないものにお金を使うくらいなら、自分が心底納得のいくものを買った方が精神衛生上も良い。


収入が少なければ、多いよりも貯蓄をするのは難しい。しかし、収入が増えれば単純にその分貯蓄できるかというと、必ずしもそうとは限らない。貯蓄が増えない要因は案外、自身の思い込みに潜んでいるのかもしれない。



 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2015年11月23日 11:13:30 : qFBZAvwg0G

 >おカネを使うと、かえってストレスを溜めてしまう

 家内が シャネルで2時間の買い物 バカラの照明器具購入で2時間 浪費!!

 金は天下の回り物だから なんとでもなるが 時間は買い物するだけでもなくなる

 ===

 おまけで ゴルフの練習にいけなかったのだから 運動不足になっちゃう

 家内の服一着で ゴルフが50回は回れる金額だ〜〜〜

 ===

 シャネルを買えば その金は フランスに行くだろう フランスは 観光で持っているが

 テロで収入が減るだろう

 ===

 世界経済は 2014年を天井として 下降傾向にある 愛は 資本主義が崩壊し

 2020年に 金融崩壊が起きると予想している

 ===

 2015年 現在 アメリカのヘッジファンドは どんどん廃業に追い込まれている

 かって 6000兆円あった ヘッジファンドは 4000兆円に減った

 ヘッジファンドが 金融の目玉であったわけだが 早いうちに 2000兆円まで減少する

 ===

 銀行の稼ぎは ヘッジファンドで稼いだものだったのが ほとんど損失に替わってきた

 損失は FRBのQEで 吸収されて 表向きの銀行の損失はないが

 稼ぎがまったくなくなった銀行は 今後 銀行員を次々に解雇することになる

 そうして2020年には かってにぎわった金融は消滅することになる
 
 ===

 アメリカも 日本も 中国も すべての 経済指標は 粉飾されていて

 信用できる数字は ひとつも無い状況だ

 ===

 愛は 金融無き後の世界経済を引っ張っているには ベーシック・インカムしかありえない

 と30年前から主張しているが 2020年になれば やっと 理解される時代が来そうだ

 70年以上前の 高橋是清の政策が 21世紀によみがえってくるということだ
 


2. 2015年11月23日 13:36:18 : nJF6kGWndY

どうせ死んだら金をあの世に持っていけるわけでもない

消費するために稼いでいるなら貯蓄ができなくても不思議ではないし

別に本人が納得していればどうでもいいことだ

ま、貯金0がイヤなら、もっと智慧を働かせて稼ぐか節約すればいいだけのことだ



3. 佐助 2015年11月23日 18:21:43 : YZ1JBFFO77mpI : B7E8ljgaGg
金融資産を保有している世帯の平均額は1819万円は少ない,地方には過去に道路などで儲けた人も多く自治体や大企業に働いていた人なら5000万から1億が多数派。都会は30%がゼロ。もう少し詳しいデータでないと解析できない。

日本が経験した90年代バブルの発生は、今回の世界信用危機の前兆でヘッジファンドと投信が、金利ゼロの円を借りまくり、高金利の国の通貨と株や債権や石油や原材料を買いまくりました。そして、自己防衛のため短期間に売り逃げました。それなのにファンド投信の運用資金は、一桁以下の減少にとどまっています。これは、信用恐慌のマグマが、地下に隠れていることを意味します。世界のヘッジ投信は、いまだ無傷です。

ファンド投信の大破綻が、遅れて表面化すると、今回の第二次世界信用恐慌の二番底が発生し、恐慌からの脱出が遅れることになります。引き続き三番底と金融恐慌が控えています。政府は平時の対策である金融緩和しかしていないし何も対策していないので地獄が来ます。まず世界は銀行・証券・為替の一時閉鎖が発生する。日本も銀行の取り付け騒ぎからもろもろが発生する。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民102掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民102掲示板  
次へ