http://www.asyura2.com/15/hasan102/msg/721.html
Tweet |
全社員に購入ノルマ 自爆営業に踏み切ったシャープの行く末
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/169935
2015年11月20日 日刊ゲンダイ
焼け石に水?(右は高橋興三社長)/(C)日刊ゲンダイ
懐をえぐるには、シャープな切れ味だ。経営再建中のシャープは、20日から全社員1万7436人を対象に、自社製品の購入を呼び掛ける「シャープ製品愛用運動」をスタート。その一環で、専用サイト「特別社員販売セール」を設けて、役員20万円、管理職10万円、ヒラ社員5万円を目標に、自社製品の購入を呼び掛けている。
「家電部門を仕切る長谷川祥典専務執行役員名の文書には、『厳しい難局を乗り切れるよう協力してほしい』と書かれています。購入額の2%が奨励金としてバックされるとはいえ、会社側はサイトで購入状況をチェックし、だれがいくら使ったかきっちり把握。購入目標は事実上のノルマで、“お願い”は水面下で下請けなどにも及んでいるようです。冬のボーナスは1カ月分ですから、目標を達成したら、寒い年越しになる。“自爆テロ”です」(関係者)
シャープは、4〜9月期の純損益は840億円の赤字で、通期の営業利益予想を800億円から100億円に下方修正した。穴埋めのための“自爆強制”とみられるが、全社員が役員目標まで頑張ったとしても、押し上げ効果は40億円ほど。焼け石に水だ。
会社で制度化された“自爆営業”は異例中の異例だが、似たようなケースはどの業界にもある。
「旅行代理店は、旅行券を自腹で買わされるケースがあります。店によってはNRSと呼ばれる付帯商品を売りつけられるケースもある。ワインや日本酒などの酒類や各地の特産品です。チャーター便のツアーに空席が出て、社販価格で売りつけられたこともあります」(旅行代理店社員)
百貨店や流通など商品券を扱うところも同じ運命だろう。保険会社は名義獲得に家族や友人に声をかけるが、成果が出ないと保険料を自分でかぶってパンクする人もいるが、それだけじゃない。ブラック企業アナリスト・新田龍氏が言う。
「生保や損保は株式の持ち合いなどで取引先が広く、中元・歳暮の時季になると、得意先からカタログが回ってきます。何を選ぶかは自由ですが、事実上、購入は義務。そのあおりで、200万円の新車を買うハメになった人もいます」
そういえば、旧三洋電機は2004〜05年に自社製品買いを制度化したが、努力の甲斐なく、パナソニックに買収された。シャープも“沈没”か。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民102掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。