首都圏の発売戸数２カ月連続減　傾斜マンション問題響く
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151118/dms1511181206011-n1.htm
2015.11.18　夕刊フジ

　横浜市の大型マンションが杜撰な杭打ち工事で傾いた問題。データを改竄し杭打ち施工を行った旭化成建材に限らず、同業他社でも同様の偽装が発覚、不動産市場に深刻な影響を与えている。

　不動産経済研究所がこのほど発表した１０月の首都圏（１都３県）のマンション発売戸数は、前年同月比６・５％減の２９２１戸となり、２カ月連続で前年実績を下回った。大型物件の発売が先送りされたためで、担当者は「横浜市のマンション傾斜問題の発覚以降、一部のモデルルームで来訪者が減るなど影響が出ているようだ」と話した。

　発売戸数は１９７３年の統計開始以来、１０月としては３番目の低水準。発売が先送りされた中には傾斜したマンションを手掛けた三井不動産グループの物件も含まれているという。

　首都圏の地域別の発売戸数をみると、千葉県が前年同月比５１・９％減の２４０戸と落ち込みが目立った。東京２３区は１８・２％減の１１２９戸、神奈川県も１４・８％減の６７５戸となった。

　１０月発売のマンションのうち月末までに売れた割合を示す契約率は６８・８％で、好調の目安とされる７０％を２カ月続けて割った。

　契約率は近畿２府４県でも６８・６％と２カ月連続で７０％を割っており、全国的に悪影響が広がっている。

コメント
1. 2015年11月18日 23:17:26 : BUzVMvmsmc 「杜撰な杭打ち工事」でなくても、地震などに伴い支持層の上にある軟弱層の僅かな移動や地すべりとかで、杭ごと傾いてしまう事はないのですか？

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