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「倒産危険度」急上昇 旭化成はこの危機を乗り切れるのか? ヘーベルハウスは大丈夫?「全棟リコール」という恐怖のシナリオ
http://www.asyura2.com/15/hasan102/msg/661.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 18 日 08:59:10: igsppGRN/E9PQ
 

            今回ばかりは、動じずにはいられない……〔PHOTO〕ヘーベルハウスHPより


「倒産危険度」急上昇 旭化成はこの危機を乗り切れるのか? ヘーベルハウスは大丈夫?「全棟リコール」という恐怖のシナリオ 
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46383
2015年11月18日(水) 週刊現代 :現代ビジネス


■「倒産危険度指数」が急上昇

旭化成の「倒産危険度」が高まっている。

「マーケットに、『倒産危険度指数』と呼ばれるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)という指標があります。値が高いほど『倒産危険度』が高いとされるものですが、旭化成のこれが急上昇し始めた。

約1年前には20台前半の数値が、直近では50台まで跳ね上がり、60を超える日も出てきた。危険度が昨年の2倍、3倍に爆騰する『恐慌状態』です」(大手外資系証券会社の債券アナリスト)

「ウソつきマンション」をめぐっては、仮に旭化成建材が倒れることはあっても、売上高2兆円の巨大企業・旭化成が潰れることはないというのが「常識的意見」だった。が、ここへきてその楽観論が急速に萎みつつある。

そのカギを握るのは、「全棟リコール」なるキーワード。危機管理コンサルタントでリスク・ヘッジ代表の田中辰巳氏が言う。

「最近は企業が不祥事を起こすと、『全品回収』が常識化している。たとえば昨年の『ペヤング』騒動。一つの商品に虫が混入していたため、全品回収となった。自動車業界でも、リコール対象車の全改修はいまや当たり前です。不動産業界も今回のマンション騒動を機に、同じようなリコールを迫られる可能性が出てきた」

旭化成建材がこれまで手掛けた「すべての物件のリコール=全棟リコール」を求められる恐怖のシナリオが急浮上してきたというわけだが、それは当然といえば当然のこと。

というのも、旭化成建材のデータ偽装は当初は「1人」の担当者の仕業と思われていたのが、実は複数の担当者がかかわっていたと発覚。その数は「10人以上」、「50人近い」とも言われ、まさに会社ぐるみの偽装であることが明らかになった。

旭化成建材が手掛けた物件の安全性はすべて「不透明」と言わざるを得ない状況なのだ。

では、旭化成建材がここ10年で手掛けた3040件の物件すべてで、建て直すか、買い取るかの「全棟リコール」を要求されればいくらかかるのか。

「今回の横浜マンションの場合は建て替えなどに200億~300億円を要すると言われているので、仮に1件100億円と見積もれば、『3040件×100億円=30兆4000億円』。こんな莫大な額、売上高650億円弱の旭化成建材に支払い能力があるわけがない。旭化成本体の自己資本1兆1000億円も軽く吹き飛ぶ」(前出・アナリスト)

つまり、倒産——この二文字が現実味を帯びてくるわけだ。

追い打ちをかけるように、11月2日、国土交通省が旭化成建材の本社に立ち入り検査を敢行。建設業法の違反事項が見つかれば、「営業停止」の行政処分をくだされる可能性が浮上してきた。

「今後、国交省は三井住友建設についても調べる方針。三井住友建設は数十億円の純利益しかない会社なので、仮に営業停止となれば致命傷になりかねない。さっそく、ドイツ銀行が同社の株の空売りを仕掛けていた」(大手運用会社ファンドマネージャー)

「ウソつきマンション」の戦犯企業は、どこも「安泰」とはいえない。

■人気商品『ヘーベルハウス』は大丈夫か

旭化成といえば『ヘーベルハウス』。頑丈さが売りで、最近では鬼怒川決壊時にも流されなかった「ヘーベルハウスの白い家」が話題になったばかり。同社の営業利益の4割近くを稼ぎ出す住宅部門の人気商品だが、「杭事件」を受けて心中によぎる想いは、「これは、大丈夫なのか?」……。

「実際、お客様から問い合わせが殺到しています。顧客離れがどこまで進むのか。正直、社内は戦々恐々としています」(旭化成ホームズ社員)

最大の気がかりは、旭化成建材が杭を打っている物件はあるのかどうか。本誌記者がヘーベルハウスの展示場で営業社員を直撃すると—。

「同様の質問を何度も受けています。結論を言うと、(旭化成建材は)一切杭打ちを担当していません。今後も担当することはありません。旭化成ホームズが杭打ちの部門を持っています。

そもそも旭化成グループは住宅、建材などに事業展開していますが、それぞれ事業が独立した会社。入社式こそ一緒ですが、私も旭化成建材の方とは一切面識がありません」

続けて、「でも実際の工事を行うのは下請け業者ではないのか」と問いかけた。

「確かに工事をするのは、業者さんです。ただ、ヘーベルハウスは旭化成ホームズの指定業者が最初から最後まで施工します。つまり、旭化成ホームズ専属の業者、職人。みなさん、旭化成の仕事しかしません。今回の一件を受けて、いまは杭部門の責任者も確認作業に同行しています」

1972年のヘーベルハウス誕生以来で最大のピンチ。さすがに営業マンとしては苦しい?

「正直に言うと、影響はあります。一度不安に思われると、払拭するのは難しい。他社に流れたお客様はいると思います」

不動産ジャーナリストの大越武氏は、「こうしたいまこそ、ヘーベルハウスは買い」と言う。

「品質的にいえばヘーベルハウスは『最高級』で、会社経営者などの邸宅に多い。それがさらに、今回の事件を受けて絶対に工事に手を抜けなくなった。顧客を引きとめるために、多少値段が下がるかもしれない」

強気の営業で知られるヘーベルハウスを、買い叩けるかもしれないまたとないチャンス。戸建てを検討中の方には思わぬ朗報かも。

『週刊現代』2015年11月21日号より

 

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コメント
 
1. 2015年11月18日 10:02:25 : C31aL3EEO2
日本の全マンションが建て替えになるぞ!

旭建材の問題でなく、杭打ち、下請け作業条件の業界の問題だということだ。

旭建材は、狙い撃ちにされている。

業界はうみをこの際吐き出すことです。


2. 2015年11月18日 14:22:24 : v1gbxz7HNs
ほうヘーベルハウスがねぇ。しかしヘーベルハウスがダメなら他はもっとダメだろうから比較的安心なんじゃないか。

3. ひでしゃん 2015年11月18日 19:58:09 : dsqbUTCLpgzpY : EokfLeydFM
マンションなどの集合住宅は住まいとして使うもので財産として保有するものではない
だから借りるもので買うものではない
原発と同じで最終的に解体整地するまでにどれだけの費用が必要かを考えれば財産としての価値はマイナスとなる

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