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11月17日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりに急反発。前日の欧米株高に加え、為替が1ドル123円台と円安方向に振れ、幅広く買われた。都内で7月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)
日経平均は3日ぶり急反発、一時332円高 円安など支援
http://jp.reuters.com/article/2015/11/17/tokyo-sto-idJPKCN0T60G120151117
2015年 11月 17日 15:23 JST
[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに急反発。前日の欧米株高に加え、為替が1ドル123円台と円安方向に振れ、幅広く買われた。日経平均は一時332円高となり、3営業日ぶりに1万9700円台を回復する場面があった。一方、上値では戻り売りなどがみられ、大引けにかけて上げ幅をやや縮小した。
13日に発生したパリ同時攻撃による影響は限定的との見方が広がり、投資家心理が改善。原油など商品市況が下げ止まったこともあり、鉄鋼、非鉄金属などの素材株や、石油・石炭製品、鉱業などエネルギー関連株などが上昇した。円安進行を背景にトヨタ(7203.T)やキヤノン(7751.T)など主力輸出株も堅調だった。
市場では政策期待などを背景に先高観が強い。内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏は「補正予算額の上積みなどへの期待感から年内の相場環境は悪くない」といい、日経平均2万円回復を見込む。12月の米利上げ観測でドル高基調が続くとの見方も日本株を支援しているという。
個別銘柄では、古河電気工業(5801.T)が年初来高値を更新したほか、フジクラ(5803.T)が急反発。関西電力(9503.T)が家庭に電気を送る配電網を現在の銅製からアルミ製に刷新するとの一部報道を受け、電線メーカーへの新たな需要を期待した買いが入った。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を引き上げた相鉄ホールディングス(9003.T)も高い。
半面、かんぽ生命保険(7181.T)が続落。「貸株マーケットで引き合いが増えており、空売りへの警戒感が広がっている」(国内証券)という。日本郵政(6178.T)やゆうちょ銀行(7182.T)も利益確定売りに押され、マイナス圏で推移していたが、きょう引け値でMSCI指数に採用されることに伴うパッシブファンドなどの買い需要で終値は小幅高となった。
東証1部騰落数は、値上がり1501銘柄に対し、値下がりが317銘柄、変わらずが96銘柄だった。
日経平均.N225
終値 19630.63 +236.94
寄り付き 19641.67
安値/高値 19628.84─19726.01
TOPIX.TOPX
終値 1586.11 +14.58
寄り付き 1590.91
安値/高値 1586.11─1592.61
東証出来高(万株) 225050
東証売買代金(億円) 26513.06
(杉山容俊)
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