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13年ぶりの安値(CRB指数)と世界経済
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4967367.html
2015年11月16日 NEVADAブログ
CRB指数が13年ぶりの安値になっていますが、2011年には370ポイントだった指数が金曜日には185ポイント台にまで下落しており、ほぼ≪半値≫に暴落しています。
平均指数が≪半値≫になっているということは個別でみればそれより下がっている商品があるということになります。
新興国や先進国で需要が急増するとの報告書が作られ、それにより投資資金が投入され、開発が進み、またプランテーションが急増していましたが、今や需要がなく、過剰生産・過剰在庫に世界中が直面しています。
如何に国際的レポートの予測が外れたかわかりますが、予測は予測であり、それに乗った者もそれに乗らなかった者も、それぞれが独自の判断を行って行動を起こしたもので、その利益・損はその者に帰属するのは当然のこととなります。
住友商事がシェールガスに膨大な投資を行い、ニッケル開発にも数千億円投資したのもそのようなレポートがあり、経営陣が取締役会を開きそのレポートの内容に同意したうえで投資を行ったもので、シエールガス・ニッケル・銅等が暴落することがわかっていれば、総額で数千億円もの投資はしません。
三菱商事も同様であり、多くの企業・個人も同様です。
皆、収益を期待して投資行動を起こしたもので、今やCRB指数が暴落していますが、当時は誰も暴落するとは思っても見なかったのです。
今、CRB指数は13年振りの安値にまで売られていますが、今後更に暴落するのかそれとも反発するのか、色々な見方はありますが、自分が一番くみしやすいレポートを信じて行動することが肝要です。
上がると思えばそのレポートの通り買えばよいですし、下がると思えばその通りに行動すれば良いのです。
では実際はどうなるでしょうか?
今は世界的不況は始まったばかりであり、今後更に需要が減ると見るのが妥当であり、ならば商品市場は更に下がるとなります。
そして、先進国の需要が減るからと言って、新興国からの供給がその分すぐに減るかとなりますとそうはいきません。
供給はそのまま継続されることが多いのです。
結果、在庫が積み上がり、その在庫を見て投資資金は更に逃げていき、結果、価格は下がります。
負の連鎖に陥ることになるのです。
CRB指数はこの一年間で30.72%下落していますが、今後更に10%、20%、30%下落していくのでしょうが、仮に原油価格が一バーレル30ドルを割り込み、金が一オンス1,000ドルを割り込んでいけば、総投げが発生し、CRB指数は暴落することになります。
2011年から≪半値≫に落ち込んだCRB指数の後を追って、今度は株が半値にまで叩き売られることになるのか、それともまだ買われるのか。
投資家はどのような行動をするでしょうか?
そしてFRBが利上げをする12月以降、アメリカの10年、30年国債がどこまで売られ、債券ファンドはどうなるでしょうか?
国債や債券が売られて価格が暴落するようなことになれば、商品市場・株式市場の暴落とは比較にならない程の損が金融市場に発生します。
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