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東芝の本社ビル=東京都港区
東芝、新体制へ逆風 WH減損1600億円計上…情報開示姿勢にも批判
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20151113-00000004-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2015/11/14 08:15
東芝子会社の米原発事業大手ウェスチングハウス(WH)が、2013年3月期と14年3月期の2年間で、資産の価値を切り下げる減損損失を計1600億円計上していたことが13日までに分かった。これを受けて同日、東芝の株価は急落し、一時前日終値比9.2%安と今年の最安値をつけた。WH単体の業績を開示せず、「原子力事業は好調」と強調してきた情報開示姿勢も批判され、9月末に発足した新体制への逆風が強まっている。
減損損失は13年3月期に約9億ドル(約1100億円)、14年3月期に約4億ドル(約500億円)。原発の新規建設工事が不調だったことなどが要因で、WHの単体決算は両期、赤字になっていたという。
この日の終値は5.9%安の295円20銭。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは「WH減損の話題が続けば、機関投資家も東芝株を保有しにくくなる」と指摘した。
過去のWHの損失に市場が反応したのは、東芝が抱える大きなリスクとして指摘されてきたWHの「のれん代」の減損可能性が認識されたからだ。06年に買収したが、その後、福島第1原発事故が起きて新規建設工事は激減。企業の見えない価値として計上されているのれん代は、事業の収益性が低下すると取り崩さなければならなくなり、減損損失が発生する。東芝の原子力事業のれん代は9月末時点で3441億円。
東芝は、WH単体は分野ごとに減損の必要性を検証するが、連結ののれん代については事業部門全体としてみているため、違いが出ると説明。同日、「(原子力事業の)部門全体の収益性は確保されている」とした。
東芝はWHが新規建設などの分野で両期に減損処理したことは公表したが、金額の大きさや赤字だったことは説明していなかった。批判を受け、「今後、積極的な情報開示に努める」とコメントした。
一方、利益水増し問題による株価下落で損害を受けたとして、12月上旬に約50人の株主が東京地裁に、中旬に約20人が大阪地裁にそれぞれ損害賠償訴訟を起こす方向。弁護団の吉田泰郎事務局長は「投資家に誤った情報を提供しており、重大な問題だ」と強調する。東芝は今月、利益水増し問題で会社に損害を与えたとして旧経営陣を提訴したが、賠償請求額が3億円と低額で、責任追及の甘さが批判されていた。
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