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「老後の生活費は1億円」ってほんとう? 実際のところ、お金って、どれくらい貯めれば安心できるの?(衆知)
http://www.asyura2.com/15/hasan102/msg/540.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 13 日 19:28:05: igsppGRN/E9PQ
 

             深田晶恵著『30代で「そろそろお金を貯めよう」と思ったら読む本』


「老後の生活費は1億円」ってほんとう? 実際のところ、お金って、どれくらい貯めれば安心できるの?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151113-00010000-php_s-bus_all
PHP Biz Online 衆知 11月13日(金)17時10分配信


■90歳まで長生きしても、60歳時点で「1250万円+特別支出」があれば大丈夫!

 世間では、よく「老後の生活費は1億円かかる」などといわれます。こんな数字を耳にすると、「一体、いくら貯めておかなくてはいけないんだろう」と思ってしまいますが、実際のところはどうなのでしょうか?

 将来の生活をちょっとイメージしてみましょう。60歳以降に働くとしても、収入はダウンするでしょうから、60〜65歳までは貯めなくてもいいので赤字を出さずに「収支トントン」を目指すとします。

 65歳からは、60歳までに貯めたお金と夫婦の年金で暮らしていくと考えましょう。

PHP文庫『30代で「そろそろお金を貯めよう」と思ったら読む本』より

 共働き夫婦は2人分の年金収入がありますから、ある程度、余裕のある生活を送るとして、1年あたりの不足額はだいたい50万円とみます。90歳まで長生きするとしたら、65歳以降の「老後期間」は25年間。このように考えると、老後資金として最低限用意しておくべきお金は「50万円×25年間=1250万円」となります。

 いかがでしょう、「思ったよりは少ない額でいいんだな」と安心した人が多いのではないでしょうか? もっとも、「60歳時点で1250万円」は最低ライン。実際に貯蓄目標を考える際は、家のリフォームや病気に備える分、クルマの買い換え費用など自分たちなりの「特別支出」も加味しておきましょう。クルマを持つ、持たないなど人にもよりますが、特別支出は500万〜1500万円が目安です。

■シングルの目安は「60歳時点で最低限1500万円+特別支出」。でも、「一生シングル」と決めつけないで!

深田晶恵著『30代で「そろそろお金を貯めよう」と思ったら読む本』より

 夫婦の場合1250万円+特別支出を用意すればよい、というお話をしましたが、ではシングルの場合は、老後までにいくら必要なのでしょうか。
 1人で暮らす場合、65歳以降の年金収入は1人分です。単純に計算すれば、仮に年金収入が180万円、月々の出費が25万円くらいと考えると、1年あたりの不足額はだいたい120万円。

 25年分なら、3000万円の準備が必要……ということになります。

 とはいえ、この金額を見て焦る必要はありません。持ち家があって住宅ローンの返済を終わらせていると、住居費が抑えられます。月々の出費を20万円にできれば、1年あたりの不足額は60万円に半減し、老後までに貯めておくべきお金は最低限1500万円+特別支出が目安といえるでしょう。貯めるにこしたことはありませんが、過大な不安を持つこともないのです。

 また、老後は1人で暮らすことをイメージしているかもしれませんが、今の時代なら将来的にシングルの人同士でルームシェアをする、もしくは親と同居するなど住居費をかけない暮らし方もいろいろとあるはずです。

 もっとも、基本的な大前提として言いたいのが、今、結婚の予定がない人も「自分は一生シングルだ」と決めつけて人生設計を考えないでください、ということ。

 私のもとには、「結婚しないかもしれない」と言ってマンション購入などの相談に訪れるシングルの人がたくさんいるのですが、数年後に
「結婚が決まり、買ってしまったマンションは2人だと手狭なのですがどうすれば……」
「結婚したら、私名義の住宅ローンはどうしたら……」
などと再び相談をしに来るケースが少なくありません。

 20年前とは違って、今のご時世、30代で結婚する人はたくさんいますし、もちろん40代で素敵な出会いに恵まれて結婚する人もいます。アタマから「ずっとシングル」と決めつけてしまうと、将来結婚したときに、それまでのマネープランが大幅に変わってしまいます。

 今シングルであれば、医療保険以外の保険は原則として不要ですし、住宅もどうしてもほしいなら30代のうちは頭金を貯めて40代になってから購入するといいでしょう。

 私が30代のみなさんに一番勧めたいのは、「一生シングルかも」と思わずに、出会いを求めていろいろな場に出かけて行くこと。
 いい人との「縁」があれば、結婚だけでなく仕事もうまくいくものです。そういった「縁」は行動しないと手に入らないのですから。

深田晶恵 《ファイナンシャルプランナー》

 

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コメント
 
1. 2015年11月26日 16:59:52 : OO6Zlan35k
「老後に1億円必要」は本当か?
経済コラムニスト 大江英樹
2015/11/26 6:30日本経済新聞 電子版
 老後の生活について雑誌などに特集が組まれる場合、いつも出てくるのがこの「老後は1億円必要」というフレーズです。これについては「その通りだ」という人もいれば、「とんでもない、そんなに必要なはずはない」という人もいます。一体どちらが正しいのでしょうか?

 最初から答えをいってしまいますと、どちらも正しいのです。なぜなら、どんな生活をおくるかによって老後にかかる費用というのは全く違ってくるからです。少し整理して考えてみましょう。

 例えば病気で入院するといくらかかるか? と聞かれて「100万円かかる」といわれた場合、全く病気をしたことがない人なら「ふーん、それくらいはかかるんだ」と思うでしょう。でも一度でも入院したことがある人なら「え、それは違うでしょ。どんな病気かで全然違うし、治療法や入院期間によって金額は大きく違うよ」と思うはずです。老後の生活資金についてもこれと似たところがあります。


 老後の生活というのはいずれ誰もが経験することですが、問題は経験をしていない人があれこれコメントしていることです。評論家や金融機関に勤める人などの多くはまだ40歳〜50歳代で実際に老後の経験はありません。こうした人たちが老後の生活費用について言及していますが、実際に年金生活を体験している私からすれば、どこか違和感があり、いずれも机上の空論っぽい感じが否めないのです。

 ファイナンシャルプランナー(FP)の人がよく「収入ではなくて収支が大事だ」といいますが、これは全くそのとおりです。支出が収入を上回らないようにきちんとコントロールしていれば老後生活といえどもそうそう破たんすることはありません。要は支出をどれぐらいと見ておくかが重要なポイントです。

 いうまでもなく支出というのはその人がどんな生活ぶりをしたいかということによって全く違います。この当たり前のことがなぜか老後の話になると一律に1億円必要ということで思考停止になってしまうのです。これは恐らく経験していないことからくる不安心理によるものだといえるでしょう。

 「老後に1億円かかる」という計算の根拠は月35万円で25年間(65歳〜90歳)生活するという試算が前提になっているようです。この計算自体は正しいですし、月35万円どころか50万円ぐらいでリッチな生活をしたいのであれば1億5000万円かかります。

 公的年金でサラリーマン夫婦二人の場合の平均的な受給額といわれる約22万円の範囲内で生活できれば6600万円ぐらいになります。つまり生活ぶりによって1億円は正しいともいえるし、正しくないともいえます。

 1億円という金額を聞くと、直感的にそのお金を全部自分で用意しなければならないと思ってしまいます。ところがサラリーマンで定年まで勤めた人であれば平均寿命まで受給できる公的年金の額はおおよそ6000万〜7000万円程度はあります。さらに会社で退職金や企業年金が受け取れるのであればそれが上乗せされますから、仮に1億円だとしても7〜8割程度は自助努力以外でまかなわれるということなのです。そうしたもろもろの公的な給付(会社からの分も含む)をまず把握することが大切です。そのうえで自分のライフスタイルを考えて生涯にかかる費用をおおよそ算出し、足らない分を用意するというのが正しい順序です。

 いうまでもなく金融機関は老後不安をあおり立てます。そうしないと彼らの商売にはなりませんから、それを非難しても始まりません。彼らの使命は金融商品を販売して収益を極大化することです。そうでなければ株主から文句をいわれるでしょう。

 我々生活者はそういうことを理解しておくべきです。大切なことは人からいわれたことをそのまま信じるのではなく、自分の頭で考え、自分で判断するということです。

 「定年楽園への扉」は隔週木曜更新です。次回は12月10日付の予定です。


大江英樹(おおえ・ひでき) 野村証券で個人の資産運用や確定拠出年金加入者40万人以上の投資教育に携わる。退職後の2012年にオフィス・リベルタスを設立。行動経済学会の会員で、行動ファイナンスからみた個人消費や投資行動に詳しい。著書に「定年楽園」(きんざい)など。近著は「投資賢者の心理学」(日本経済新聞出版社)。CFP、日本証券アナリスト協会検定会員。
オフィス・リベルタス ホームページhttp://www.officelibertas.co.jp/
フェイスブックhttps://www.facebook.com/officelibertas 


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