http://www.asyura2.com/15/hasan102/msg/519.html
Tweet |
写真はイメージ(提供写真)
不動産のプロ指南 「中古物件」購入前のチェック必須10項目
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/168924
2015年11月13日 日刊ゲンダイ
売買物件を得意とする和田京子不動産の和田京子氏(85)は、不動産業に関わるまでに7回家を購入し、失敗を繰り返した経験の持ち主だ。
「中古マンションでしたら、業者の持ち物件のほうが、引き渡しから2年間は保証といった法の規制があるので安心です。しかもそれなりに資力があるので、すぐに対応してくれる場合が多いのです」
一方、個人の持ち家を購入すると、保証期間は任意。裁判を起こしても対等の立場になるため、泥沼化しやすい。
「とはいえ中古の場合、9割が個人のオーナーさんです。だから、自分でチェックできる目を養う必要があります。まず基本的なところで耐震性能。1981年6月以降に建てられた新耐震基準なら安心といわれていますが、ハウスメーカーはたくさんの案件をまとめて申請し、許可が下りたところから着手します。旧耐震基準で合格し、建設が翌年という物件も多いのです。『許可が下りた時期』を確認しましょう」
■図面は家の情報のほんの一部
天井の点検口や床の地下口から排水管などを見ると建物の傷み具合が把握できるが、居住中に赤の他人がズカズカ上がり込んで細かく見せろというのはなかなか難しいところ。
「引き渡しまで最低でも2カ月は売り主とお付き合いをするので、友好的に進めなければいけません。逆に仲良くなれば売り主さんも考慮してくださいます。お客さまの『人間力』が必要です。そして、自分で調べられるところは調べましょう。素足で内見すれば、床の状態も感じとることができます。駅までの道は最低でも2回は歩いてください。夜になるといかがわしいお店があったり、内見では気づかなかった発見があります。私が婆さんだから面倒でひとりで見に行けと言ったのかと思ったお客さまも、『実際に行ってみてわかりました!』とおっしゃいます。図面は家の情報のほんの一部です。ご自身で体験して、納得のいくマンションを購入していただきたいと思います」
■中古物件を購入する前にやるべき10のチェック
(1)建築確認の許可が下りたのはいつか
許可が下りた時と建設した時期に時差があることに注意。できれば、阪神・淡路大震災後の改正(2001年)以降が無難。
(2)平日、夜の周辺環境を確認する
夜になると風俗店が営業、学習塾で自転車がいっぱい、など周辺環境が変わることも。最低2回は駅から歩いてみる。
(3)1階が駐車場、半地下のある物件は避ける
1階が駐車場など開口部が広いと傾く可能性が。半地下も基礎が下がるので危険。湿気があり衛生的ではない。
(4)天井に点検口があるかどうか
点検口を開けると、建物がどのくらい傷んでいるかが明確。点検口のない物件は修繕にも工事費がかかる。
(5)床の目が詰まっているか
フローリングなどの床の目がバラバラだと、建物全体が雑に造られている可能性あり。できれば素足で床を歩く。
(6)ドア・窓の隙間、結露・カビがないか
建物のゆがみを確認するには、開閉時の隙間がポイント。蝶番は調整次第でスムーズに動く。
(7)図面があるかどうか
図面がないと、修繕時に調査費用が別途数十万円以上に。修繕を断られることも。
(8)駐車場など付帯部分の費用を確認
別途権利金を要する駐車場の場合、管理規約で権利を継承されない場合も。
(9)管理規約、管理組合の動向を確認
管理費の滞納軒数、金額をチェック。滞納が高額なら要注意。規約も個々で違うので家主に見せてもらうのが賢明。
(10)介護に必要な廊下幅、トイレの広さがあるか
自走式車いすだと最低でも横幅78センチが必要。数センチ満たないために家を手放すことも多い。トイレの介助スペースも必要。
▽わだ・きょうこ 1930年、愛知県生まれ。2010年、79歳で宅建士の資格を取得し、80歳で起業。仲介手数料無料、24時間営業、親身な下調べが口コミで広まり、創業4年で年商3億円という売り上げを誇る。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民102掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。