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好発進は“出来レース”?(※イメージ)
郵政関連株上場の空騒ぎ 好発進は“出来レース”〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151111-00000003-sasahi-bus_all
週刊朝日 2015年11月20日号
「こんなに上がるとは」
郵政関連3社が東証に同時上場した11月4日、日本郵政とゆうちょ銀行の株を買った東京都内の会社役員男性(63)は、株価ボードを眺めて口元を緩めた。この日、日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の株価は売り出し価格から15〜55%上げて取引を終了。かんぽには「ストップ高」のおまけもついた。
1987年のNTT以来の大型上場として注目され、株初心者の誘因効果も高かったようだ。国内投資信託の運用担当者が言う。
「郵政株は、株というよりリスクの低い債券みたいなもの。安心感を売りに初心者の富裕層を呼び込むのには成功した。ただちょっと上がり過ぎです」
「ちょっと」かどうかはともかく、株価の上昇自体は、実は市場関係者の間では織り込み済みだった。日本個人投資家協会の木村喜由理事も「こうなるのはわかっていた」と話す。
木村氏によれば、流れはこうだ──。東証1部に上場すると、タイムラグ(郵政3社は約1カ月半とみられる)を挟み、東証1部全銘柄対象の東証株価指数(TOPIX)に加わる。ここがポイントだ。というのも、株価指数をつくる銘柄は、大量に売買する機関投資家の重要な??獲物??になるのだ。
機関投資家は、リスクを分散するため、TOPIXに居並ぶ全銘柄を一定の割合で買い続ける。逆に言えば、TOPIXに加わるまではその行動に出ない。郵政3社の株価高騰の背景にも、この特性が影響している。カラクリを知る個人投資家が、機関投資家が動き出す前に買い求めた結果でもあるのだ。
郵政株は段階的に売りに出されるが、初回に最高潮となり、その後は沈静化するのが一般的だ。上昇前に買う好機は終わったのか。いや、本誌読者には「ある」と言っておきたい。
近い将来、TOPIX入りした郵政株を買う機関投資家が、より多くの郵政株を買う機会がもう一度あるかもしれない。それは、東証1部の代表225銘柄による指数「日経平均株価」への採用だ。特に有望なのは株数の多い日本郵政。採用されれば、同じ理屈で機関投資家が一定比率を買う。上げ潮のポイントはそこだ。
利点はまだある。関係者が揃って指摘するのは、JTなど上場した政府系企業の成功例だ。SBI証券の藤本誠之氏はこう話す。
「一等地に保有する不動産の活用や合併などポテンシャルは高い。今後、経営にモノを言う外国人株主も出てくる。頻繁に『試験』があれば嫌でも勉強するでしょ。変化は起こります」
木村氏はこう助言する。
「今の事業でなく、経営者をみるべきです。今後の成長は戦略次第です」
判断はあなた次第です。
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