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公務員の忙しさや仕事の煩雑さは部署によって差がある。忙しい部署は深夜残業がザラ(立体イラスト/kucci、撮影/写真部・馬場岳人)
「頭がいいから陰湿」なイジメ…公務員「ホワイト」だけじゃない現実〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151110-00000010-sasahi-life
AERA 2015年11月16日号より抜粋
民間企業は、大手であってもいつ経営不振に陥るかわからない時代。それと比較すると、公務員の安定性は際立つ。だが、そんな「ホワイト」な面ばかりではない。公務員だって「ブラック」な働き方を強いられているという嘆きも聞こえる。
東京・霞が関。あるキャリア官僚(48)はこう語る。
「あまりよくないのかもしれませんが、正直、月100時間ぐらいの残業はたいしたことがないと思っています。深夜、このあたりを歩いてみてくださいよ。残って仕事をしている職員が、山ほどいますから」
国会答弁や法案作りに忙殺され、30 代のころは残業が月200時間に迫ったこともある。それが3〜4カ月続いたときには起床時に体が動かなくなり、家庭も壊れかけた。
「これだけ働いてこの給料か、とばからしくなって、最近はやめてしまう若者が多い」と嘆くが、男性は「国を支える」というきつくてもやりがいのある仕事に誇りを持ち、それに耐えてきた。支払われる残業代は、時間に対して半分程度だ。
「熱い志を持つ青臭いブラック企業」
自身が所属する省を、そう評した。
ある40代の財務官僚には、残業以上につらいことがある。特定の上司による、パワハラまがいの「言葉のイジメ」だ。
上司は提出した資料の細部を徹底的に詰め、海外の事例や本題とは関係のない単語の意味なども矢継ぎ早に質問してくる。うまく説明できなかったり、ミスをしたりすると、「君には基本的な能力が備わっていない」と全否定する。そもそも職場の体質なのか、些細なミスも許されない。資料の体裁が少しでも間違っていたり、表記に簡単なミスがあったりすると、全直しを要求される。男性は、声をひそめる。
「あんなふうに注意するのは言葉の暴力ですよ。頭がいいから、やり方も陰湿。何の役にも立たないし、精神的にまいってしまう」
官僚としての待遇が「恵まれていない」とは思わないが、自身のプライドを傷つける上司の言動には、辟易している。
暴力をともなうパワハラを見聞きした経験があるのは、20代の男性消防士。ある日、職場の回覧メールで同僚の死を知り、絶句した。
「断定はできないけど、自殺だったらしいんです。会話を交わしたこともある人だったので、上司にいじめられていたと聞いたときには、怒りがわきました」
職場には、上司には絶対服従の空気がある。上司に言われたことに忠実に従うことが尊ばれ、部下が意見をしたり、前例と違うことをしようとしたりすることは認められない。男性は人命救助を志して消防士の道を選んだが、硬直した組織に嫌気が差している。
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