http://www.asyura2.com/15/hasan102/msg/421.html
Tweet |
西田元東芝社長の報酬は5年で6億円超(C)日刊ゲンダイ
元社長ら高額報酬なのに…東芝「たった3億円賠償訴訟」の裏
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/168988
2015年11月10日 日刊ゲンダイ
粉飾決算でグラグラの東芝に、また反発が広がっている。東京地裁に起こした損害賠償請求訴訟の対象を西田厚聰元社長ら旧経営陣5人にとどめた上、総額3億円と取るに足らないカネでお茶を濁そうとしているからだ。
提訴を明らかにしたのは、7日(土)に行われた2015年9月中間連結決算の発表会見だった。有力企業が土曜日に会見することが異例の上、室町正志社長は欠席。訴訟内容を突っ込まれた平田政善CFOは「決算以外の質問には答えられない」と繰り返し、アナリストから「常識外れだ」と呆れられる始末だった。
粉飾決算による利益減額は計2248億円に上る。上場契約違約金や調査費用などで、損害はすでに10億円あまり。金融庁からは過去最高規模の課徴金を科される公算大で、東芝は84億円の引当金を計上している。
そんな台所事情にもかかわらず、訴訟の請求額はたった3億円。対象は不正に手を染め始めた西田氏、佐々木則夫元社長、田中久雄前社長の歴代3トップと村岡富美雄元CFOと久保誠元CFOの5人だけ。「最低でも損失確定分の10億円は請求するのが筋」(市場関係者)という声が上がるのも当然だろう。
訴訟内容を詰めたのは、9月中旬に設置された外部の3弁護士による「役員責任調査委員会」だ。09年3月期から14年4〜12月期に取締役や執行役を務めた98人に事情聴取。その結果、対象を5人に絞り込み、回収可能額を3億円と判断したというが、10年以降だけで西田氏は6億400万円もの報酬を受け取っている。佐々木氏が3億2450万円、田中氏も2億3500万円と高額だ。支払い能力の算定にも疑問符が付く。
過去の粉飾事件では、堀江貴文氏は旧ライブドアに208億円相当の資産を引き渡すなどして和解。オリンパスも役員19人を相手取って計約36億円を賠償請求し、東京地裁で係争中だ。なぜ東芝はチマチマした訴訟でコトを済ませようとしているのか。
「9月上旬に個人株主が室町社長を含む現旧役員28人に対し、総額10億円の損害賠償訴訟を起こすよう東芝に求めています。会社法の規定では60日以内にこれに応じなければ、株主代表訴訟が提起されてしまう。現トップを巻き込まず、影響を最小限に食い止めるためには、これしかなかったのでしょう。前田恵造前専務を訴訟対象から外しているのも意図を感じます。前田氏は一連の財務を把握するキーマンとされ、とても表に出せない。何としても隠し通したいのでしょう」(証券関係者)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民102掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。