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意外な見解(三越伊勢丹ホールディングス)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4964369.html
2015年11月09日 NEVADAブログ
三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長は9日に開いた決算発表記者会見で、下期の消費見通しについて以下のような発言を行っています。
『良くなるとはあまりみていない。さらに厳しくなる』
『2015年4〜9月期の国内百貨店事業は訪日外国人消費を除けば全体で2%程度の増収にとどまり、施策を打っていなかったら落ちていたくらいの数字となっている』
『特に支店の状況は厳しく、決して楽観できる状況ではない』
『訪日外国人消費は前年ほどは伸びないが、トレンドは落ちていない」
この発言の裏には以下の業績があります。
平成27年度3月期 売上1兆2721億円 営業利益 3308億円 純益 298.86億円
平成28年度3月期(予想) 売上1兆3100億円 営業利益 3700億円 純益 270億円
売上・営業利益とも増えていますが、最終損益が9.7%の減益になっているのです。
第2四半期決算内容
デパート事業 売上 5,655億円(+6.4%)
営業利益 89億5700万円(+121.9%)
クレジット事業 売上 1770億円(+6.7%)
営業利益 30億7300万円(+2.8%)
小売・専門店 売上 270億円(−4.2)
営業損失 7億3400万円(前期 5億100万円の損失)
不動産業 売上 222億円(+1.7%)
営業利益 31億400万円(−10.2%)
その他 売上 346億円(+1.2%)
営業損失 8700万円(前期は1億7000万円の損失)
これを見ますと、【デパート事業】は好調となっていますが、【小売り・専門店】が営業損失を拡大させているのが分かります。
また、【クレジット事業】ですが、売上が6.7%増加していますが、営業利益が2.8%しか増えておらず、貸し倒れが増えているのかも知れません。
都内の一部の旗艦店は外国人により好調ですが、その他日本人相手の店は不振となっているのは明確になっているのです。
その中国人も新宿伊勢丹の食料品売り場で、先日、閉店間際のお刺身等のバーゲン商品を買いあさっている姿が見られますが、売り上げには貢献しているのでしょうが、賢い買い物をするようになってきており、今までのような価格を気にしないで買い物をするというような状況ではなくなってきています。
今後下期に地方を中心にした小売り・専門店の営業損失が10億円を超えるような状況になれば、今回発表した営業利益は減額修正となりかねません。
外国人増加でほくそえんでいる企業もありますが、今回の三越・伊勢丹の決算を見る限りでは外国人の買いを上回る日本人の消費不振となっており、しかも社長のコメントにもありますが、『さらに厳しくなる』となるのかもしれません。
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