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ファイナンシャルリサーチ代表 深野康彦氏●1962年生まれ。独立系FP会社などを経て、2006年ファイナンシャルリサーチ設立。主な著書に『1万円から始めるETF投資』など。
男40代、人気FPが厳選「安全・確実な投資商品」ベスト5
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151108-00016552-president-bus_all
プレジデント 11月8日(日)10時15分配信
今、投資をするなら、どんなマネー商品がいいのか。売れっ子FPに、ずばり「ベスト5」を選んでもらった。その結果は?
■まず重視すべきは利益より「リスク」
今どんなマネー商品を選ぶべきか。それを考えるには、市場環境を整理しておく必要がある。
今年1月に1万7000円前後だった日経平均株価は、6月に2万1000円近くまで上昇。しかし9月には中国の景気不安を受けて1万7000円を割り込むまで急落するなど、波乱の展開をみせた。また米国では年末にも利上げの可能性があり、実施されると景気、一時的には株価にも影響することが考えられる。ユーロもギリシャに続き、難民や独フォルクスワーゲンの不祥事などの問題が生じ、世界の景気は楽観視できない。当面、投資環境は不安定な要素が多いと考えるのが普通だろう。私自身も保有するリスク商品の多くを売却し、利益を確定させた。
このような状況を踏まえて注目のマネー商品を挙げてみたい。
まず1つ目は、「地銀ネット支店の定期預金1年もの」だ。
人口流出などによる顧客離れを抑えるため、インターネット上で営業する支店を開業して高金利の定期預金を打ち出す地方銀行が増えている。大手都市銀行(0.025%程度)の16倍にあたる0.4%の例もあり、100万円預ければ税引き後の利息は年3187円になる。元本保証なので、安全確実に運用したい人に向いている。
リスクを抑えながら投資したい人には、「東証REIT指数連動型ETF(上場投信)」。REITとは、不動産に投資し、賃料を収益とする投資信託の一種。東証REIT指数は国内REITの総合指数で、それと同じ投資成果をめざすのが、この商品である。株式市場に上場しており、株と同様にリアルタイムで売買できる。
値上がり益より配当金目的の投資に向き、株に比べて値動きが小さい。このところ、オフィスビルなどでは賃料の上昇もみられ、分配金の増額も期待できる。そうなるとREIT価格も上昇して高値掴みになる可能性もあるが、利回り(年間の配当金額÷投資額×100)が3%以上あれば投資価値ありとみていいだろう。
信金中央金庫の「信金中金優先出資証券」も、株式と同様の投資成果がありながら比較的値動きが安定している。3%前後の配当利回りが望め、相場が不安定なときにはとくに、高利回り商品として人気がある。
■株式などの運用にはNISA活用が鉄則
投資経験が豊富で銘柄選択に自信のある人は別だが、現状、個別銘柄への株式投資はお勧めしにくい。それでも積極的にリターンを狙いたい場合は、分散効果のあるインデックス投信が選択肢になるが、ここでは「JPX日経400連動ETF」を挙げておきたい。
これは業績(3年累積営業利益など)やガバナンス評価で絞った国内の上位400銘柄で構成される指数で、それに連動する値動きをめざすETF。過去の実績ではTOPIX(東証株価指数)よりJPX日経400の成長性が高く、投資妙味がある。分配金を得るのもいいが、相場の上昇局面で売却し、値上がり益を得る戦略がお勧めだ。
投資を行う際には、NISA(少額投資非課税制度)を利用したい。年100万円(※)の非課税投資枠が設定されて株や株式投資信託の売却益や分配金が非課税になるもので、証券会社にNISA口座を開設できる。(※)2016年から120万円に。
2017年4月に消費税率が上がれば、国内景気は一時的には悪化するとみている。収入ダウンやリストラの可能性も考えて守りを固めることも大事。そこで、マネー商品を買う資金を「住宅ローンの繰り上げ返済」に充て、負債を減らすことを提案したい。利息負担が軽減されるので、運用以上の経済効果が期待できる。
3000万円、金利2%、35年返済のローンを10年後に120万円繰り上げ返済した場合、返済期間短縮型では利息が約79万円軽減、返済期間が18カ月短縮される(毎月の返済額は変わらず)。毎月の返済負担を抑えたいなら、返済額軽減型で、利息軽減効果は約33万円、毎月の返済額は約3700円減る(返済期間は変わらず)。
■人気FP深野氏のおすすめベスト5
1. 地銀ネット支店の定期預金1年もの
地方銀行がネット上で営業する支店専用の定期預金。愛媛、香川、高知、荘内、トマトなど各銀行のネット支店が0.4%とトップ水準。提携ATM(コンビニ等)で入出金可能。
2. NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(銘柄コード1343)
東証REIT指数(東証に上場する国内REIT全銘柄で構成される指数)に値動きが連動するETF。最少投資額は1万8000円前後で過去1年の分配金は510円。
3. 信金中金優先出資証券(銘柄コード8421)
信金中央金庫発行の有価証券で、議決権はないものの、株式と同様に配当や優待を受けられる。最少投資額は22万円前後で、過去、年間6500円の配当を続けている。
4. JPX日経400連動ETF(銘柄コード1591)
東証全銘柄から業績、ガバナンス評価上位400銘柄で構成されるJPX日経400に連動するETF。TOPIXより好実績が期待できる。最少投資額は1万3000円前後。
5. 住宅ローンの繰り上げ返済
先々の返済予定分を前倒しして返済すること。つくはずだった利息がカットできる。返済期間を短くする「期間短縮型」、毎回の返済額が軽くなる「返済額軽減型」がある。
高橋晴美=構成 石橋素幸=撮影
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