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食味試験の実施風景(提供写真)
TPP参加もへっちゃら 日本が世界に誇る「特Aブランド米」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/168934
2015年11月8日 日刊ゲンダイ
TPP参加によって近い将来、国外から安価な米が市場に乱入してくる。しかし、日本には世界に誇れるおいしい米が数多くある。その最高峰に位置するのが、日本穀物検定協会が毎年2月に発表する「米の食味ランキング」で“特A”に輝いた米。平成26年産の特Aブランド米は〈表〉の42品種だ。
■133分の42
現在、日本には260ものブランド米(銘柄米)がある。日本穀物検定協会が昨年11月から今年2月にかけて行った平成26年産の食味官能試験には、約半分にあたる133産地品種が検査依頼をした。
ところで、食味官能試験とは――。日本穀物検定協会の平島和男理事に聞いた。
「当協会では昭和46年産米から実施しています。試験方法は、全国5カ所でそれぞれ20人の専門パネリスト(20〜50歳代均等で、男女比もほぼ同数)が、炊飯した白飯を試食して評価するというもの。ランク付けは、複数産地コシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象産地品種を比較して、おおむね同等のものを『A’』、良好なものを『A』、特に良好なものを『特A』とし、やや劣る『B』、劣る『B’』と合わせて5段階で評価しています。なお、『特A』を追加したのは平成元年からです」
追加1年目の特Aランクは、わずか13品種だった。それが20年目に20品種の大台に乗ると、平成23年から26→29→38→42と右肩上がり。おいしい米は日進月歩で生産されているのだ。
■北海道はおいしい米の産地
ここで〈表〉を見ていただきたい。特Aランクの42品種が、北は北海道から南は鹿児島まで25道府県に分布している。北海道といえば、昔は“米の不毛地帯”などと呼ばれたものだ。しかし、近年は新潟県と全国1位、2位を争う収穫量を誇る。
「北海道は収穫量の多さではなく、品質の良い品種の育成に努力し、『ななつぼし』が平成22年から5年連続、『ゆめぴりか』も23年から4年続けて特Aを獲得。今や北海道はおいしい米の産地といわれています」(平島氏)
他方、西日本や九州の生産者は高温耐性品種の開発、育成に苦慮したという。
「特に九州の試験場が、西日本の主力品種ながら高温に弱い『ヒノヒカリ』に代わる高温耐性品種を数多く開発。『元気つくし』『さがびより』『くまさんの力』などが特Aを獲得したことは称賛に値します。一口に品種育成といっても、10年はかかりますから。大変な努力をされたと推察します」(平島氏)
ちなみに、特Aランクが追加された平成元年から、特Aの評価を26年連続獲得しているのは新潟県の「魚沼産コシヒカリ」のみ。それに山形県の「はえぬき」が21年連続で続いている。
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