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黒田バズーカ3を打てず…(C)日刊ゲンダイ
10月の株買い支えは1回…日銀豹変の裏に“アベクロ亀裂説”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/168956
2015年11月8日 日刊ゲンダイ
日銀はどうしたのか――。兜町がざわついている。
「アベノミクスのスタート以来、初めてのことです。どう考えても腑に落ちない」(証券アナリスト)
日銀は“株価維持策”として、13年4月の異次元緩和(黒田バズーカ1)以降、ETF(上場投資信託)を頻繁に購入している。日経平均の下落局面で「日銀は買う」というのが、市場のコンセンサスだ。
「日経平均は下がっても、日銀が動かないケースは過去に何度かありました。でも、先月は異常な静けさだった。日銀は、株価下落にほぼ無反応で、結局、10月のETF購入は1回だけだったのです」(ちばぎん証券の安藤富士男アナリスト)
日銀は今年1〜9月に少なくとも月に4回以上、ETFを買った(別表参照)。平均すると、月に8回、金額にして2767億円(月間)だ。10月の1回というのは明らかにおかしい。
「異次元緩和の始まった13年4月から今年9月までの約2年半は、毎月、例外なく複数回購入しています。それが豹変したのです。何かある……と勘繰るのが普通でしょう」(市場関係者)
日銀は、ETF購入額を「年間3兆円に相当するペース」としている。1〜9月の購入合計額は2兆4905億円。残り5000億円強だけに、節約するしかなかったという見方はある。
「10月は日経平均が200円下がっても、日銀は動かなかった。これまでだったら、絶対に買っていたはずです。購入枠の3兆円もあくまで目安です。節約目的とは考えにくい」(株式評論家の倉多慎之助氏)
市場には“アベクロ亀裂説”が流れる。黒田東彦総裁は2%物価上昇を達成するため、バズーカ3を放ちたいのに、安倍首相は極度の円安進行に難色を示し、首を縦に振らない。
「アベクロの思惑がズレてきたのでしょう。安倍首相が追加金融緩和を認めないのなら、日銀としては安倍政権の命綱ともいえる株価維持に協力できない。ETFを買わない理由は、そこかもしれません」(市場関係者)
日銀は郵政上場が目前に迫った11月2日、久しぶりにETFを購入したが、その後は音沙汰なし。アベクロの微妙な神経戦はしばらく決着しそうにない。
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