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小型ジェット旅客機「MRJ」
MRJ“離陸”の鍵握る試験飛行 半世紀越しの夢…航空機産業の飛躍期待
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20151106-00000000-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2015/11/7 08:15
三菱重工業傘下の三菱航空機(愛知県豊山町)が開発している国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が週明けの9〜13日の間に初飛行する。国産旅客機の開発は、戦後初のプロペラ旅客機「YS−11」以来、約半世紀ぶりで、部材生産などで日本の航空機産業を飛躍させるとの期待も大きい。ただ、開発計画が何度も延期され、2017年の初号機納入まで時間も少なく、MRJにはまだ多くの困難が待ち受ける。
MRJの初飛行試験は最終段階に入った。ペダルの改修で当初予定から2週間の延期を余儀なくされたが、その作業も終わり、国土交通省の飛行許可も取得。6日に愛知県営名古屋空港(同町)で行われた地上走行試験では時速200キロメートル超を出した。「ようやく飛び立つという思いとこれから始まるという思いの両方がある」。三菱航空機の森本浩通社長は、MRJの初飛行についてこう話す。
MRJは08年に官民が連携する形で事業化が決定。全長約35メートルで座席数は約70〜90席。最新鋭のエンジンを搭載し、従来の小型旅客機よりも燃費性能が優れているのが特徴だ。当初は13年に初納入する計画だったが、設計変更などもあり、開発計画は5度延期している。MRJは現在、国内外の航空会社6社から計407機を受注しており、17年4〜6月にANAホールディングスに初号機の納入を目指している。
初飛行試験は、1時間程度の予定。飛行ルートは日本海側の北陸地域沖、または太平洋側の静岡県沖を検討している。天候などを見極め、飛行前日に最終的な実施日を決める。初飛行の成功は初号機納入に向けはずみとなるが、その後も越えねばならない大きなハードルが待ち受ける。日本や米国をはじめ、国内外の航空当局による安全性に関する認証「型式証明」の取得だ。初納入の期限を守るには、17年前半までに型式証明を取得する必要がある。
三菱航空機は試験機5機を使い、日米で計2500時間の飛行試験を行う計画。その約8割は来春から米国の自社拠点で実施する予定で、日本での初飛行はあくまで長い試験の入り口だ。型式証明の取得には強度や装備など約400の項目をクリアしなければならないが、時間は限られている。
「初飛行から2年弱は毎日飛ばし、スケジュール通りこなしていきたい」。開発責任者を務める三菱航空機の岸信夫副社長の言葉通り、順調に試験を進められるかが、MRJ事業の“離陸”の鍵を握ることになる。(黄金崎元)
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