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日銀は独自の物価指数をちゃっかり公表(C)日刊ゲンダイ
政府のGDP基準見直しに続き…日銀も「物価指数」すり替え画策
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/168249
2015年11月1日 日刊ゲンダイ
日銀が2%の物価上昇目標の達成時期を再び先送りした。これまでの「2016年度前半ごろ」から「2016年度後半ごろ」にズラしたのは思い描いたように物価が上昇しないからで、黒田総裁は「主としてエネルギー価格の下振れ」と原油価格の下落を理由にしている。
そこで囁かれているのが「指標の見直し」だ。政府は安倍首相が目標に掲げる「GDP600兆円」実現のために、GDP算出基準の見直しで数字のかさ上げを画策しているが、日銀も同様のことをやるのではないか、というのである。
「現在、日銀が政策の目安にしている物価上昇率は、総務省統計局が毎月出している全国の消費者物価指数(CPI)のうち、季節変動が激しい生鮮食品を除く指数(コアCPI)です。しかし、原油などエネルギー価格が下落しているので、コアCPIはなかなか上昇しない。きのう(30日)発表された9月分のコアCPIは前年同月比マイナス0.1%で、2カ月連続の下落でした。一方、食料及びエネルギーを除く指数(コアコアCPI)は着実に上がっていて、9月分は前年同月比0・9%上昇しています」(金融関係者)
実際、日銀は今年5月分から、総務省統計局とは別に独自に物価指数を計算してちゃっかり公表している。生鮮食料品とエネルギーを除いた数字で、コアとコアコアの中間みたいなもの。“新コア”なんて呼ばれているという。
コアコアだとエネルギーに加えて食料品全般が除外されるが、食料品の中でも加工食品は価格が上昇しているので、統計に含めた方が日銀にとって都合がいい。それで「新コア」を使い出したようだ。
このままだと「新コア」を物価上昇率の目安にすり替え、「2%達成に近づいている」とアピールしかねない。
「日銀は、新コアだと9月分の物価上昇率は1.2%だと言っています。この“第3のメガネ”のような数字を、最近は内閣府も資料に載せ始めている。そもそも2%もの物価上昇は国民が望んでいることなのか。マネーをジャブジャブにした自分たちの政策を是とするためのご都合主義で、苦し紛れの方便としか言いようがありません」(経済評論家・斎藤満氏)
もっとも、いまは下落傾向の原油価格もちょっと前は高騰していた。2012年、13年はコアよりコアコアの方が低かった。
ご都合主義で数字をイジって、日銀の思惑通りになるとは限らない。
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