http://www.asyura2.com/15/hasan102/msg/169.html
Tweet |
日銀、決定会合で追加緩和を見送り 「弱気のタカ派」存在感
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20151030-00000001-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2015/10/31 08:15
日銀は30日の金融政策決定会合で、物価上昇率と経済成長率の見通しを下方修正し、2%の物価上昇目標の達成時期を、これまでの「2016年度前半ごろ」から「16年度後半ごろ」へ約半年先送りすることを決めた。中国など新興国経済の失速を背景に原油安と国内景気の停滞が長引いているためだが、追加の金融緩和は見送った。
景気・物価の先行きを不安視するにもかかわらず、日銀が追加緩和に動かなかったのはなぜか。そこには金融政策をかじ取りする日銀政策委員の中で「弱気のタカ派」の存在感が増してきたことがあるようだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)を筆頭に、金融政策を調整する各国の中央銀行の意思決定では、景気に強気で金融引き締めに積極的な「タカ派」と、景気に弱気で金融緩和に積極的な「ハト派」が綱引きを演じるのが一般的だ。ところが、現在の日銀では両派の要素が交じった「弱気のタカ派」の政策委員が目立ち始めている。
今回発表された「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では9委員(総裁、副総裁2人、審議委員6人)のうち4人が、16年度の物価見通しは「下振れリスクが大きい」と判断。
また、リポートで「16年度後半ごろ」に先送りされた2%の達成時期も、佐藤健裕審議委員と木内登英審議委員は「達成できない」と反対した。木内氏は今年4月以降、国債購入ペースを縮小するよう提案し続けており、事実上の引き締めすら求めている。彼らは、緩和の効果に懐疑的で巨額の国債買い入れの副作用を懸念している。
追加緩和による円安の進行は輸入物価の上昇などを通じて家計を圧迫し、景気を冷やしかねず、これ以上の緩和のリスクは大きいとの見方もある。だが、「何も手を打たなければ、無為無策とみなされる」と、日銀内には焦りの声もある。
「やるべきときに一気にやって企業や家計、市場にショックを与えるのが重要」(三井住友銀行の西岡純子氏)と、市場に追加緩和期待がくすぶる中、「弱気のタカ派」が日銀の次の一手の鍵になり始めている。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民102掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。