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不良物件の見極め 10階建てマンション1年で完成は突貫工事
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151031-00000013-pseven-soci
女性セブン2015年11月12日号
連日報道される、傾きマンションの問題。「うちのマンションは大丈夫?」「どうやってチェックしたらいいの?」など、注目が集まっている。住居は一生に一度の、大きな買い物。“安全かどうか、買う前に見極めたい”と思うのは当然のことだろう。
不良物件をつかまないための防衛術はあるのか。住宅ジャーナリストの山下和之さんにきいた。
「基本的に工事中に立ち入ることはできませんし、設計図などを見せてもらっても素人にはわからない。ましてや改ざんされたら、見抜けない。できるだけ安全なマンションを選ぶためには、まず場所選びです。基礎杭を気にされるのであれば、基礎杭が必要のない地域に住むことがひとつの対策です」
基礎杭とは、地盤の緩い土地に打つもの。「表層の地盤が緩い土地では、コンクリートの重い建造物を建てると傾いたりするので、固い岩盤のある支持層まで杭を打ち込み、その傾きを防ぐのです」と、山下さんは続ける。
「関東平野だと、東京では山手線の西側、新宿あたりが境目です。新宿から西側は武蔵野台地といわれて、地盤が固く、支持層が表層から10〜20m程度。対して東側は地盤が緩く、東日本大震災でも、深刻な液状化が起こりました。これらの地域では支持層が地下50mくらいにあるので、そこまで杭を打ち込むことが建築基準法で定められています」
また、事前のチェックポイントとしては、工期もあげられる。10階建てのマンションを1年弱で完成させるなど、工事期間が極端に短いと、突貫工事でずさんな結果になることもあるというから、不安になったら販売元などに問い合わせるのもひとつの手段だ。
事前の見極めには「第三者の視点が必要」と語るのは、NPO建築Gメンの会・副理事長で一級建築士の川口晴保さんだ。
「不安なことがあれば、契約書の内容や設計図を建築士など、第三者に見てもらうことが大切です。しかし、マンションの場合はなかなか難しいのが現状です。欧米では第三者がしっかりと目を光らせるのですが、日本はまだまだそうした態勢が整っていない。建設後の内覧会などに、建築士など第三者の専門家に同席してもらい、亀裂やクロスのねじれ等をチェックしてもらうといいでしょう」
マンション建設は、多くの企業が絡むことも問題発生の原因となっている。今回の件も、三井住友を起点にいくつか中間組織を挟み、旭化成を親会社とする旭化成建材があり、その複雑さは現場の作業者まで、さらに連なっていく。
「現場では、何百人という人間が入れ替わり、立ち替わり出ては入っていきます。管理する現場監督も、すべての職人を監視することはできない。また、設計図だけでなく工事に使われているコンクリートや部品も指示通りのものかどうかひとつひとつ確認するのは不可能に近い」(不動産関係者)
そうは言っても、「もうとっくにマンションを買って、そろそろローンも折り返した頃。ウチは大丈夫かしら?」と、住んでいる物件に不安を感じる人も大勢いる。山下さんによると、暮らしの中にも、不備や欠陥を調べるポイントがあるという。
「大きな地震があったわけでもないのに、ドアの開閉の具合が悪い、閉まる時に妙な音がするようになった、引き戸に隙間ができた、などという症状は危険信号です。家が傾いている可能性があります。傾きを調べる水平器はホームセンターで数千円程度から買えるので、調べてみてもいい。1戸だけでは弱いので、発覚したら隣近所にも確認しましょう」
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