3. 2015年10月30日 13:13:52
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日本株は荒い値動き、日銀は現状維持−輸出や素材軟調、おむつは買い 2015/10/30 13:06 JST (ブルームバーグ):30日午後の東京株式相場は先物主導で荒い値動き。日本銀行が金融政策の現状維持を決め、追加緩和への期待剥落で日経平均株価は一時150円以上下げたが、その後は持ち直した。週末で、短期資金の持ち高整理の動きが出やすい一方、今後景況感が一段と悪化した場合の政策発動への期待は依然残っている。 カブドットコム証券の山田勉マーケットアナリストは、「本来、物価見通しを変更するのであれば緩和すべきだった。消費物価指数はコアコアだけ上がっているが、景気認識自体は間違っている」と指摘、失望売りが出たとみている。ただ、追加緩和は「いつかはやらないといけない。弱いGDPをみて11月に行うこともできる、あるいは、1−3月の補正予算に合わせ追加緩和をすることもできる」とも話した。 午後0時53分現在のTOPIXは前日比6.33ポイント(0.4%)高の1553.44、日経平均株価は63円31銭(0.3%)高の1万8999円2銭。午前を28円安で終えていた日経平均は、午後早々に一時151円安まで下げ幅を広げる場面があった。 日本銀行は30日の金融政策決定会合で、マネタリーベースが年約80兆円に相当するペースで増えるよう金融市場調節を行う方針を据え置いた。ブルームバーグが21日から26日にかけエコノミスト36人を対象に行った調査では、16人(44.4%)が追加緩和を予想していた。 朝方発表された日本の9月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除くコアベースで前年同月比0.1%低下と2カ月連続で下落。ただ、市場予想の0.2%低下よりはマイナス幅が小さかった。 一方、米国の商務省が29日に発表した7−9月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、年率で前期比1.5%増。市場予想の1.6%増を下回り、前期(4−6月)の3.9%増から減速した。 東証1部33業種は医薬品や空運、精密機器、サービス、陸運、銀行、化学などが上昇。相対的に内需セクターが堅調だ。医薬品では、インフルエンザを1日で治療できる世界初の新薬を実用化すると一部で報じられた塩野義製薬が急騰している。また、中国の一人っ子政策の廃止を受けピジョンが急伸、花王やユニ・チャームなど乳幼児のおむつ関連銘柄も高い。半面、ガラス・土石製品、その他製品、証券・商品先物取引、電気・ガス、その他金融、機械、電機、鉄鋼、輸送用機器は下落。 売買代金上位では、順調な業績をアナリストが評価したアルプス電気、上期は減益ながら市場予想を上回ったオリエンタルランドが高く、パナソニック、HOYA、エーザイも上げている。これに対し、スマートフォンゲームサービスの開始遅延が引き続き嫌気され、任天堂とディー・エヌ・エーが続落。上期営業利益が市場予想を下回ったNEC、通期利益計画を下方修正した京セラの下げも目立ち、デンソー、セイコーエプソンも安い。 関連ニュースと情報:日本株の関連情報 NI JPS JBN NI KOBETSU 記事についての記者への問い合わせ先:東京 竹生悠子 ytakeo2@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net 院去信太郎 更新日時: 2015/10/30 13:06 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NX07556K50YE01.html 〔東京株式〕下落=日銀緩和見送りで(30日後場寄り付き)【10/30 12:45】 【第1部】後場は日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに下落している。日銀による追加金融緩和の見送りを受けて、大型株を中心に売りがやや優勢となっている。
任天堂が大量の売りを浴びて急落し、ソニーも軟調。トヨタ、富士重が前場安値を下回り、マツダもさえない。三井住友、野村が甘く、オリックスは下げ幅を拡大し、菱地所は小幅安。ソフトバンクG、KDDIが値下がりし、7&iHDも緩んでいる。半面、塩野義が急伸し、武田、アステラス薬はしっかり。アルプス、パナソニックが値を保ち、日本電産は堅調。ピジョン、ユニチャームは値上がりしている。 〔シドニー外為・債券〕豪ドル、上昇=豪利下げ観測で上値は重い(30日中盤)【10/30 12:32】 【シドニー、ウェリントン・ロイターES=時事】30日中盤のオセアニア外国為替市場では、豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルが戻り歩調にある。ただ、世界的な商品相場の下落や豪利下げ観測などが重しとなり、上値は限られている。 豪ドルの対米ドル相場は1豪ドル=0.7067米ドルの安値を付けた後、0.7096米ドル付近に持ち直した。週間では1.7%安となっている。 豪準備銀行(中央銀行)が来週の理事会で利下げを実施するとの観測が重しとなり、加えて、年内の米利上げ観測が再燃したことも影響している。 第3四半期の豪消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことや、豪大手銀が住宅ローン金利を引き上げたことなどで、銀行間金利先物市場では11月3日に政策金利が引き下げられる確率を40%程度とみている。 ロイター調査ではアナリスト21人のうち17人が緩和に踏み切るのは早過ぎるとの見方をしていた。一つには経済活動の直近データが堅調だったことがある。 NZドルの対米ドル相場は0.6724米ドル付近に上昇。今週半ばに付けた0.6622米ドルから値を戻している。 NZ準備銀行(中銀)は29日、政策金利を2.75%に据え置いた。据え置きは市場の予想通り。通貨安の容認や追加利下げが近いことを強く示唆するなどの弱気筋を支援するような内容ではなかった。 オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が発表した10月のニュージーランド企業信頼感指数は大きく改善した。乳製品価格の上昇が好感された。 豪国債先物は下落。3年物が2ティック安の98.210、10年物は4ティック安の97.3500、20年物は3ティック安の96.7950。 情報提供:株式会社時事通信社 〔マーケットアイ〕外為:日銀現状維持でもドル/円の下げは限定的、次回以降会合に思惑残る [東京 30日 ロイター] - <12:44> 日銀現状維持でもドル/円の下げは限定的、次回以降会合に思惑残る ドル/円は120.62円付近。日銀が金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定し、市場の一部で思惑が出ていた追加緩和に踏み込まなかったことでドル/円は一時120.40円まで急落した。ただ、市場では「下押しは想定されたよりも、限定的な範囲にとどまった」(国内金融機関)との指摘が出ている。 シティバンク銀行のシニアFXマーケットアナリスト、尾河眞樹氏は、欧州時間に入ってからの値動きも見極めが必要だとしながら「次回以降の会合での追加緩和期待は残っており、これがドル/円の下支えになる」と指摘している。28日に発表された10月米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で12月の利上げ開始に含みが残されたことも下支えになっているもよう。 <12:26> ドル/円が120円半ば軸に荒い値動き、日銀の現状維持で ドル/円は120.62円付近。日銀は金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定した。これを受けてドル/円は、一時120.40円に急落したが、直後に120.81円まで値を戻し、その後、再び120.60円付近に弱含むといった、やや荒い値動きとなっている。 <12:03> 正午のドルは120円後半で小動き、日銀会合の結果待ち 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル120.87/89円の気配だった。日銀の金融政策決定会合の結果待ちのムードが強まり、正午にかけて121円前後での小動きが続いた。 月末最終取引日となるこの日は、実需の駆け込み的な売りが散見され、仲値公示にかけて一時120.84円まで下落した。その後は121円を回復せず、120円後半での小動きが続いた。 日銀決定会合の結果に注目が集まっているが、追加緩和の有無に関する市場の見方は割れている。「(会合の結果の発表時間が)遅くなれば、追加緩和の思惑が高まり円売り気味になりそうだ。ただ、実際に追加緩和を実施しなければ失望の円買いが予想され、120円前半までドルが下落する可能性がある」(外為アナリスト)という。 ただ、追加緩和が先送りとなった場合でも、このところ120円半ばでは底堅さが確認されており、決定会合後にドルが120円を割り込む水準に定着する可能性は限定的とみられる。 日銀会合の結果発表まで、引き続き神経質な値動きが続きそうだ。 <10:48> ミセスワタナベは「緩和先送り」予想か、121円前半に売り注文 ドル/円は120.89円付近。日銀金融政策決定会合の結果待ちムードが強まる中、ドル/円は120円後半での小動きが続いている。 日銀会合で焦点となる追加緩和の有無をめぐっては、121円前半に日本の個人投資家「ミセスワタナベ」のドル売り・円買い注文が集中する様子が観測されている。外為どっとコム総研の調査部長、神田卓也氏は「追加緩和先送りと予想する個人投資家が多いのではないか」と指摘している。 121円前半では上値が重くなりそうだが、121.50円には個人投資家のまとまったドル買い・円売り注文が観測され、この水準を上抜ければ上げ足が加速しやすいとみられる。追加緩和があった場合、その政策内容次第で123円台程度への上昇はありそうだと神田氏は見ている。 追加緩和が先送りとなってドル/円が下落した場合、「120円を割れる水準では、個人投資家は押し目買いのチャンスと捉えるのではないか」(神田氏)という。 <10:15> ドル120円後半、期待に働きかける日銀政策は失敗との声も ドルは120.95円付近。月末最終取引日となるこの日は、実需の駆け込み的な売りが散見され、一時120.84円まで下落した。 きょうは日銀決定会合の結果に注目が集まっているが、追加緩和に対する市場の見方は割れている。 「FRBにせよ、ECBにせよ、BOJにせよ、中銀があれこれ言うせいで市場が右往左往させられ、ボラティリティが高まっている」(国内ファンド)という。 結果的に、市場では安定的な期待を形成しにくくなっているのが現状で、「黒田総裁の言う『期待に働きかける政策』は失敗しているとしか言いようがない」(同)との声も聞かれた。 http://jp.reuters.com/article/2015/10/30/idJPL3N12U1XG20151030 |