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「プレ」管理職の女性に企業の熱い視線が注がれている(※イメージ)
女性の転職市場 管理職「経験者」より「プレ」がアツイ?〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151029-00000011-sasahi-life
AERA 2015年10月26日号より抜粋
いま転職市場では、30代の管理職候補、つまり「プレ」管理職の女性に企業の熱い視線が注がれている。パソナキャリアカンパニーの人材紹介事業部門事業推進統括部長の岩下純子さんによれば、
「企業も管理職候補の女性獲得のためにアンテナを張っています。意識が変わりつつある」
パソナキャリアを通じて転職した女性では、2014年度は、年収500万円以上の人数が13年度に比べて2倍に増えた。30代後半の女性の転職者数の増加率も、昨年7〜9月を1とすると今年の同時期は2.0。20代後半の1.4よりも高い伸びを示した。管理職への登用を前提に、相応の経験を積んだ女性たちの転職が増えているのだ。
8月に成立した女性活躍推進法もこの流れを後押しする。従業員301人以上の企業は、女性管理職比率の現状や目標を公表する義務がある。罰則はないが、目標にどれくらい近づけたかが人事部の社内での評価につながることが多いという。
だが、なぜ管理職経験者ではなく候補者に焦点が当たっているのか。インテリジェンスの転職支援サービス「DODA」編集長の木下学さんはこう説明する。
「国内の人材で女性の管理職経験者は極端に少ないのが現状です。いきなりP&Gのようにはなれないと気づいたのです」
いくら女性管理職を増やそうとしても社内にそんな人材はいない。転職市場でも経験者の数は圧倒的に少ない。ならば「管理職手前」の人材を採用し、育成して登用しよう。企業は、そんな現実的な路線を模索し始めているという。
しかし、求職者と企業のマッチングは容易ではない。「管理職候補」「リーダー候補」という求人内容だと女性は敬遠しがちだ。転職でスキルや専門性を高めたいとは思っていても、社会的地位やマネジメントに魅力を感じている人は少ないからだ。
さらに女性たちは、「人脈がない転職先でマネジメントなんてイメージができない」としり込みしたり、「管理職を外から入れる会社は離職率が高くて、育成ができないのでは」と疑念を抱いたり……。
「頑張れ、はNGワード。『可能性をつぶす必要はないんじゃないの』とゆるやかに背中を押します」(インテリジェンスのキャリアコンサルタント・川嶋由美子さん)
転職して1年後にマネジャーに昇進したという女性(33)も、そんなタイプだった。ネット銀行にアシスタントマネジャーとして採用され、入社後に「いずれマネジャーとして後進の育成に力を注いでほしい」と言われたが、内心は「断ればいいか」と受け流していた。
業務の延長線上に「マネジャー」を考えられるようになったのは、上司から部門のリーダーがするべき仕事を少しずつ振られるようになってから。数週間前の内示でも、抵抗なく受け入れられた。彼女は言う。
「採用時点で『リーダー候補』と言われていたら断りました。経験もないし。そこまでメンタルも強くありません」
女性にとって30代は、結婚・出産といったライフイベントが重なる時期だ。中途採用でこのことは問題にならないのか。
「女性自身がしばらくは仕事に専念したいという意思を示し、1、2年は集中してくれるだろうと判断できれば、企業は採用に踏み切るでしょう」と前出の川嶋さんは説明する。
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