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景気回復と言われているが、生活が苦しくなるのはナゼ?〈dot.〉
http://www.asyura2.com/15/hasan101/msg/825.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 26 日 12:06:35: igsppGRN/E9PQ
 

             景気回復は実感できず…。


景気回復と言われているが、生活が苦しくなるのはナゼ?〈dot.〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151026-00000004-sasahi-bus_all
dot. 10月26日(月)11時39分配信


 2015年もあと2カ月と少し。安倍政権はアベノミクスの成果をうたっているが、大半の人は景気回復を実感していないのではないだとうか。日本のみならず世界規模で近未来の経済動向を予測した『中原圭介の経済はこう動く(2016年版)』の著者であるエコノミストの中原圭介氏は、そのカラクリを次のように解説している。

* * *

私もいろいろなメディアを通して「アベノミクスの恩恵を受けているのは、全体の約2割の人々に過ぎない」と訴えてきましたが、大手新聞各社の世論調査でもおおむねそれに近い結果が出ているようです。

なぜ2割なのかというと、大ざっぱに言って、富裕層と大企業に勤める人々の割合は2割くらいになるからです。要するに、残り8割の人々は現政権の経済政策の蚊帳の外に置かれてしまっているわけです。

国民の生活水準を考える時に、重要なのは「名目賃金」ではなく「実質賃金」です。このことを否定する方は、この記事を読んでいるみなさんの中にはおそらくいないでしょう。

日本経済を見渡してみると、2013年のGDPは2.1%増、2014年は0.9%減と二歩進んで一歩下がるような推移をしているものの、実質賃金の低下はその悪循環からまだ抜け出すことができていません。2012年に99.2だった実質賃金指数(2010年=100)は、現政権誕生後の円安インフレや消費増税によって、2013年には98.3、2014年には95.5と下落を続け、2015年になっても悪化が止まっていないのです。

2015年は原油安という追い風が吹いているにもかかわらず、むしろ実質賃金が年初と比べて下がっているというのは、アベノミクスの大規模な金融緩和に伴う円安によるものです。

確かに、実質賃金は2015年7月に2年3カ月ぶりに前年同月比で0.5%増加し、10月22日の報道では8月も0.1%増と2カ月連続のプラスとなりました。そこで政府は、実質賃金の「前年同月比の上昇率」を強調しながら、アベノミクスの効果をクローズアップしてくることになるでしょう。

 しかし、これからの実質賃金を見るうえで留意しなければならないのは、「前年同月比の増減率」ではなく、アベノミクスが始まった「2013年以降の推移そのもの」であるということです。今後の実質賃金の水準が2012年の水準にまで戻っていくかどうかに、私たちは注意を払わなければならないのです。

指数の推移そのものを冷静に見ていかなければ、政府の大本営発表にまんまとだまされてしまいかねないのです。なぜなら、2015年後半から2016年にかけては、円安インフレのマイナス効果が剥げ落ちていくので、単月では前年同月比でプラスになる月も出てくるようになるからです。2013年〜2014年の2年間における実質賃金の下落率は、リーマン・ショック期に匹敵するというのに、どうして景気が良くなっているといえるのでしょうか。

さらにつけ加えると、実質賃金を算出する際に必要なデータである名目賃金の調査では、従業員5人未満の事業所は調査の対象となっていません。わかりやすく言うと、格差拡大の影響が最も色濃く出るはずの零細企業の実態が、賃金の調査には反映されていないのです。その意味では、実質賃金にしても名目賃金にしても、数字が示しているよりも実態は悪いと考えるのが自然ではないでしょうか。

それを証明するかのように、最新の厚生労働省の国民生活基礎調査では、生活が「大変苦しい」が29.7%、「やや苦しい」が32.7%にも達し、両方の合計である「苦しい」が62.4%と過去最高を更新してきています。これが、現政権が行ってきた経済政策の結果であり、国民生活の実態であると、私たちはしっかりと認識しておく必要があるでしょう。

 

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コメント
 
1. 2015年10月26日 12:58:44 : nJF6kGWndY

アホか

アベノミクスなど、ほどんど関係ない

少子高齢化で、働けない老人が増え、医療費など社会保障コストは上がっていくが

企業の生産性がほとんど上昇しないから、円安が一服すれば海外との競争に負け

その結果、経常収支が悪化していけば、財政赤字もあって、長期的には通貨安インフレになっていく

それに比べればTPPなど自由貿易推進の恩恵も、大したことはない


当然、

負担増以上に所得が増える一部の成長企業以外は、

実質可処分所得は減っていくことになるわけだ


まあ、今の僅かな実質賃金の上昇など、単に世界景気低迷のおこぼれに過ぎないと考えた方が良いだろう


2. 2015年10月26日 12:59:59 : OO6Zlan35k
こんなに働く時間を減らして、日本企業は世界で勝てるのか?努力を長く続けるスポーツ選手、研究者時短・効率化をすすめる日本企業
組織の病気〜成長を止める真犯人〜 秋山進
【第29回】 2015年10月26日 秋山進 [プリンシプル・コンサルティング・グループ株式会社 代表取締役]

スポーツ選手や研究者の地道な努力が讃えられる一方、会社員の世界では「残業ゼロ」「休日の増加」の風潮が強まっている
?ラグビーW杯イングランド大会で活躍した日本代表チームは、決勝トーナメントには進めなかったものの、優勝候補の南アフリカを含む3勝という快挙を達成した。これは、ポテンシャルの高い選手たちが、科学的に根拠のある過酷なトレーニングを行った「努力」の結果だ。選手たちの天性の才能だけでもなければ、監督の指導力だけでもない。彼らは常日頃、早朝5時から3部練習、4部練習……と、とんでもなく長い時間トレーニングし続けていたのである。

?NHK『プロフェッショナル?仕事の流儀』などを見ていてもわかるが、偉業を成し遂げた研究者もスポーツ選手も、みんな長い時間努力に努力を重ね、失敗に失敗を重ねている。その結果、やっと光明が見えて、その後も懸命に努力し続けたのちに、やっと成功を掴んでいるのだ。振り返ってみると、「無駄打ちだったな」という過程もたくさんあったことだろう。

?一方、昨今の日本の大企業の多くは「時短」「効率化」「無駄の排除」がキーワードになっている。会社の業務は無意味で無駄な時間の塊だ。長時間会社にはいるけれど、その実、ダラダラと無意味な会議や時間を過ごしているだけで、非効率的、非能率的になっていることも多い。「仕組みを変えて、無駄を排除し、全員が早く帰れるようにしよう」というのは、素晴らしいことだと思う。早く帰れば、仕事だけでなく私生活も充実する。非常に結構なことではないか。

?ただし、これは基本的な仕事の枠組みが確立されている「オペレーション業務」に関しての話である。それであれば、「時短」「効率化」「無駄の排除」を追求することによって、一定の生産性の向上、個人の満足度向上にも寄与できる。

?ところが、プロフェッショナルの世界、イノベーションの世界ではそうはいかない。プロフェッショナルな人材に求められるのは、「限界への挑戦」である。よく考え、動き、トライし、学びと気づきを繰り返し、鍛錬を重ねる。どれだけ、そのサイクルを回してきたかがものを言う。そして、イノベーションは、失敗の連続である。誰もやったことのない価値を見つけ生み出すプロセスは、すべてが試行錯誤なのである。最初から答えにたどり着くことなどない。

?マネックスの松本大社長は「人間のもともとの能力に大きな個人差なんてない」と断じたうえで、長時間労働して始めて優れた仕事ができると説いている。努力の投入量によってアウトプットが変わってくるからだ。

?サッカー日本代表の監督を務めたオシム監督は、「サッカー選手は24時間サッカーのことを考えろ」と言っていた。イノベーションの専門家は、声をそろえて、数限りない失敗を当たり前のこととして覚悟することを説く。

?電通の「鬼十則」ではないが、一流の仕事をするためには、泥臭い努力が必要なのだ。仕事を成し遂げた人たちは、それを身をもって知っている。

残業ゼロ、休みの増加が
「普通の人」のコミットレベルを下げる

?たしかに、「わが社は残業ゼロ。社員には休日をしっかりとらせていますが、事業はうまくいっています」とメディアに取り上げられる企業はたくさんある。それが嘘だとは言わないが、後付けのケースがほとんどではないだろうか。「いいタイミングで、上り調子の業界に参入し、運よく当たった」「そして構造的にその優位性が継続できる状況にある」から、社員を5時に帰社させる余裕ができたのだ。しかし、そんな夢のような状況はあまり長くは続かない。いつかは事業環境が変化し、彼らも休日返上で必死に働かなくてはならなくなるはずだ。

?早く帰社して、仕事以外の活動をすれば、何らかの「気づき」を得ることはできるだろう。見聞を広げることもできる。それは私も否定しないが、そこで得た「気づき」がイノベーティブな仕事の本当の意味での「核」になるとは思えない。思いつきをビジネスで使えるレベルにまで昇華させるには、やはりとんでもなく努力を投入する必要があるし、嫌がる周りを巻き込んでいくことも必要だ。また、日頃からたくさんの思考錯誤をしている人と、そこまでの経験がない人とでは、得られる「気づき」の質も、到達できる「アイデア」の質も決定的に違う。

?さらに、情報セキュリティ強化が叫ばれる時代にあっては、多くの企業では社外にPCやデータを持ち出すことができない。リモートアクセスすることもできず、残業も許されないとなれば、成果を上げるために外で努力し続ける人はほとんどいないだろう。多くの人は「企業が仕事をさせないのだから」と働かなくなってしまう。こんなことでいいのだろうか。このままでは日本企業の国際競争力はどんどん落ちていくばかりだ。

?かつて日本企業は、「普通の人」の仕事へのコミットメントの強さが圧倒的だった。普通の人が、「よりよいサービス、商品を作り出そう!!」と、みんながガムシャラに努力した。その集積こそが、競争力のある高いレベルの商品サービスを作り出したのである。

?今の風潮は、時短、時短、時短。「外の世界を見て気づきを得よ」「オンとオフを切り替えて効率的な仕事を」などの美辞麗句のもと、たいして働かなくてもいい状況が作られている。それによって、「普通の人」の仕事へのエネルギーの投入量が大幅に低下している。さらに平均レベルに合わせた画一的な運用をするせいで、本来、がむしゃらにプロを目指すべき人や、イノベーティブな仕事をすべき人たちも、仕事に対してそれほどコミットできていない。今もすでに不足しているが、このままの状況が続けば、今後ますますイノベーティブな仕事やプロフェッショナルな仕事ができる人材は枯渇していくだろう。

いまこそ「キャリア採用」復活のとき?

?こうなっては、しかたがない。「キャリア採用」を復活させてみてはどうだろうか。キャリア(上級職)とノンキャリア(普通職)を採用段階から完全にわけ、入社後も完全に別枠管理してしまうのである。いざキャリアで入社したなら、極限まで頭を使って、最高峰を目指し、死ぬ気で頑張る。会社の競争力の源泉であるイノベーティブでプロフェッショナルな仕事に従事してもらうわけだ。企業は、「ホワイトカラー・エグゼンプション」にのっとって、最初から1075万円以上の年収を出せばいい。

?ノンキャリアで入社したら、オペレーション業務に従事し、5時に帰社して、有給休暇もきちんととる。給与や待遇でキャリアと差が出るが諦めてもらうしかない。仕事としてやりがいを感じられるのはキャリアだろうが、「死ぬ気で頑張る」わけだから、とくに若い間は、趣味や家庭生活も充実させることはかなり難しいだろう。

?考え方次第で、どちらの道を選んでもいいのだ。このような運用なら、失われつつある日本企業の国際競争力を少しは復活させることができるかもしれない。

?私とて、このような強引なやり方が良いと思っているわけではない。しかし、このままでは “日本まるごと” 働かない国になってしまう。いまだに、日本人は働きすぎだということになっているが、大企業は年間休日が120日を超えている。さらに有給休暇を8割も取得するようになれば、135日〜140日程度も休む。そして毎日定時に帰って、国際競争力のある仕事などできるわけがない。

?勝つチーム、一流の選手たちは、みんな当たり前のように物凄い努力をしているのだ。努力をしない、サボることを、巧みに正当化する言説に惑わされることは、もうそろそろ終わりにしたい。

?なお、本稿はいわゆる大企業のホワイトカラーについて述べている。筆者は現業(とくにサービス業)部門の過酷な労働状況については、大幅な改善を図らなければならないと強く認識している。

(構成/大高志帆)

※なお、本記事は守秘義務の観点から事案の内容や設定の一部を改変させていただいているところがあります。

http://diamond.jp/articles/-/80481


3. 2015年10月26日 14:33:50 : v1gbxz7HNs
景気回復というのはウソだからに決まっているじゃないか。

4. 2015年10月26日 23:52:49 : Xzr6qRZDis
数字さえ 弄ればできる 「回復」は

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