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金融機関に損失7.2兆円と日本の凋落
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4957120.html
2015年10月24日 NEVADAブログ
日銀は、金利1%上昇で日本の金融機関に損失7.2兆円が発生するというレポートを発表しています。
今のような異常な低金利はいずれ終わり、本格的な金利上昇局面が来た時、日本の金融機関は国内分だけで7.2兆円もの損を抱えると日銀が試算しているのです。
日銀が掲げる物価上昇が達成された時には、金利は今より2%は上昇しますから、国内の金融機関は最低でも14兆円以上の損を抱える事態になります。
もし、昔の61国債時代に戻れば、40兆円以上の損を抱えることになり、更に海外での投融資・債券保有でも
膨大な損を抱えるとみられ、異常な低金利が終われば、日本の金融機関は存続できない程の損を抱えることもあり得ます。
また、金融機関の大元締めである、今回の資産を発表した日銀は一体どれだけの損を抱えるのか、これは公表されていません。
資本金1億円の日銀が数十兆円もの損を抱えることになり、引当金を積むとなりましても税金を投入しないことには不可能であり、そのようなお金は逆立ちしましてもありません。
金利上昇は一瞬にして起こり、それも日銀の信用問題と直結すれば国債売りが止まらず、連日売り気配ということもあり得ますし、日銀が総力を挙げて買い支えましても、今度はリスクが日銀に集中する訳であり、日銀券の信用が揺らぐことになり、日本から本格的なキャピタルフライトが発生することになります。
日銀が今や最大のリスク対象になっているのを今回のレポート(金融システムリポート)では指摘していませんが、自らのリスクを話すはずもなく(恐ろしくて公表等できるはずもありません)、国民が気がつけば日本円は風前の灯火となり、中国の人民元に「食われる」事態になるかも知れません。
人民元は今や世界中でかなりの力を持ち始めており、今回の習近平国家主席のイギリス公式訪問で総額7兆円を超えるビジネス関係を発表していますが、この7兆円のかなりの部分が人民元建てとなれば、ロンドンのシティーでの人民元の地位は飛躍的に上昇します。
日本では人民元はまだまだ使い勝手が悪い通貨という認識ですが、世界の主要都市に行けば今や日本円がローカル通貨という扱いになりつつあり、人民元が日本円より「上」にくる時代になりつつあるのが実感できます。
円はいずれアジアのローカルカレンシー扱いになるのは避けられないという認識でいる必要がありますが、
殆どの日本人はそのような話を信用しません。
外の実情を知らないからです。
アメリカの凋落も知りませんし、中国の着実な興隆も知りません。
勿論、アップダウンを繰り返しながら、これが凋落・興隆が起こりますので、しっかり連続して見ていないと分かりにくいものではありますが、それでも中国の隆盛はロンドン・ニューヨーク・パリにいけば否が応でも目にしますし、スイスに行きましてもイタリアにいきましても目にすることが出来ます。
日本でも銀座で化粧品や日用品を買いに中国から来ているのは何故でしょうか?
日本で買う方が安いからです。
わざわざ航空便を使って買いだしに日本にまで来ているのです。
かつては日本人が香港に買いだしに行っていましたが、それは香港が安かったからです。
香港が日本より「貧しく」、物価が安く、我々日本人が優越感を抱くことが出来たからです。
今やその反対の現象が日本で起こっているのです。
日本が貧しくなり、日本政府も中国人・アジア人による買いだしを歓迎するという、買ってください、とお願いする時代になってきているのです。
今、銀座(数寄屋橋)に大型免税店(韓国のロッテ経営と言われています)が準備されていますが、ここは「日本人お断り」となります。
中国・アジア人向けの”免税店”だからです。
東京のど真ん中に日本人を対象としない巨大なデパート(免税店)が出来上がるのです。
我々はもっと実情を見る必要があると言えます。
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