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経済の悪化で始まった世界的金融緩和(NEVADAブログ)
http://www.asyura2.com/15/hasan101/msg/778.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 24 日 12:07:40: igsppGRN/E9PQ
 

経済の悪化で始まった世界的金融緩和
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4956889.html
2015年10月23日 NEVADAブログ


世界的規模で進む経済の悪化を受けて中央銀行による金融緩和合戦が始まりつつあります。

まず始めたのが中国です。

8月にも0.25%の利下げを行った中国人民銀行ですが、昨日、更に0.25%の利下げを行い、貸出金利を4.35%、預金金利を1.50%にしたのです。

GDPの減速もあり、この利下げは当然ですが、ECBでも金融緩和(利下げする余地はもうありませんので、買い入れ資産対象を拡大して金融機関に0%金利で貸し出すことになります)が近日中に実施されると言われており、日本でもGDP2期連続マイナス成長となりかねず、更に金融緩和を打ち出すのではないかと言われています。

アメリカは利上げが事実上出来ない状況に追い込まれてきており、遅くともこの12月に利上げするとみられていましたが、今の経済状況では当然利上げは無理であり、引き締めも緩和もしないという中立となるとみられています。

今、ユーロがドルに対して売れれており、1対1.10と10%程のプレミアムとなってきており、この先、ECBはユーロ安政策をとり、ユーロをドルと対等(パー)にさせる政策をとってくるとみられています。

そうなれば円は当然円高になりますが、日銀も金融緩和を行い円安誘導を行うとみられ、結果として円安・ドル高となり、ドルが上昇することになります。

ユーロ安:円安となれば、残るは人民元となります。

中国の輸出が減速しており、輸出ドライブをかけるには元安が必要となり、今後元を一段安に誘導する政策をとってくる可能性が強くなります。


これでアメリカ以外の世界の主要国が自国通貨安政策をとることになり、新興国を巻き込んだ通貨安戦争が勃発することになります。

そしてアメリカも経済の減速でいつまでもドル高を無制限に受け入れるということは出来るものではなく、どこかで動いて来るはずです。

それは対ユーロで<パー>になった時か、対円では一ドル125円〜130円になった時かも知れませんが、
いつまでも自国(アメリカ)輸出産業を犠牲にしたドル高を容認する程、オバマ政権は強くありません。

ところで、上記のような教科書的な相場が永遠に出現するでしょうか?
市場はえてしてそのシナリオの反対方向に向かうものであり、十分教科書的相場が出現したとなれば、一転大きな動きをして一気に反対方向に動き出すことが多々あります。

中国人民銀行の利下げ・ECBの金融緩和期待で株式市場も為替市場も動き出していますが、これがいつまで続くかは市場が決めますが、その市場を動かしているのは人間の「欲」であり、この「欲」は日々変わりかつ人により変わりますので、一筋縄ではいきません。

「お化けの正体を見たら終わり」という言い方が証券市場にある位であり、ECBによる金融緩和という「おばけ」を見た後、市場はどのような反応をするでしょうか?


 

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コメント
 
1. 2015年10月24日 12:33:13 : O7YuZ8Bixk
ドルの暴落を防ぐためだよW。
各国でダブついた金がキャリートレードでNY市場に流れる。
ドルに交換するからドル高になる。ドル救済になる。
これを嗅ぎつ方金貸屋が昨日から跋扈してNY、東京と大きく上がってるじゃないか。

2. 2015年10月24日 14:09:34 : 6m4f5rzIYQ
日銀はしばらくは何もしないんじゃないか。だって何もしなくても、欧州と中国のおかげでこれだけドル円が上がるんだから。

米国に釘を刺されているし、黒田も125円以上は歓迎してない。


3. 2015年10月24日 18:11:50 : nJF6kGWndY

>新興国を巻き込んだ通貨安戦争が勃発する

まだ、こんな低レベルなことを言っているのかw


主権国家の独立した中銀であれば、インフレ率と失業率などの各種経済指標や、

自分の政策が及ぼす影響、対外関係などを配慮しつつ、

それぞれポリシーに基づき勝手に決めることになる

政治に従属している程度が強ければ、当然、国民など政治力の強い主体の志向の影響を受け、より緩和的になったり、緊縮的になったりする

その結果に基づいて(予測し)、また各国の政府、企業や投資家は、それぞれ戦略を決めることになる

そして基本的に緩和政策は、リスク資産価格の維持・上昇を通じて、全体としては景気や期待インフレ率にプラスの影響を及ぼすことになし

一方で規制が緩く、愚かで未熟な投資家が多い国では資産バブルの拡大といったリスクも高めることになる


>ECBによる金融緩和という「おばけ」を見た後、市場はどのような反応をするでしょうか

マスゴミは、どうせ下がっても上がっても批判するだろうなw

きちんとリスク管理や規制ができている国であれば、市場の反応など、どうでも良いことだが

現実の緩和が、主要プレイヤーの平均想定と、どれだけ違うかで決まるだけのことであり

本来、別にいちいち騒ぐことではない



4. 2015年10月25日 13:54:53 : Y39wSRqLeI
アメリカは利上げが事実上出来ない状況に追い込まれてきており、遅くともこの12月に利上げするとみられていましたが、今の経済状況では当然利上げは無理であり、引き締めも緩和もしないという中立となるとみられています。>

利上げ出来ないは嘘で、したくないと言うことでしょう。

<米国債が危ない?>
危なかったら、売る必要もない米国債を売らないことです。
―――――0金利でアメリカ経済が苦しめられている。
米国債を乱売しなければ金利も上がり、デフレ脱却で米市場も米国民も助かる。
米国債を乱売しなければ日本の米国債買い取りの円高緩和も不要となり円安となる。−−−>



5. 2015年10月25日 14:16:03 : YcMSSV6UrV
米財務は利上げ回避のために米国債を売ってる。
彼等の為だけで、
アメリカ経済も米株式市場も米国債に資金を持っていかれ、大いに迷惑している。



6. 2015年10月25日 18:38:03 : qv1gAhAi6g
米財務作出口なき水没箱物の水没金利。


7. 2015年10月25日 18:44:39 : qv1gAhAi6g
<経済の悪化で始まった世界的金融緩和 >

経済の悪化で始まった世界的金融緩和ではなく
金融緩和で始まった世界の経済悪化である。

金融緩和の前提がデフレ不況であり、デフレあっての金融緩和。
デフレが終わったら使えなくなる、―――デフレを終わらせない、デフレと同居で使うのが米国債の為の緩和である。
即ち緩和を止めない限りデフレと離縁とはならない。


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