2. 2015年10月23日 21:44:47
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コンプライアンスのため、拙速を避けたのだろうが、最近では労働条件の厳守もあって、デスマーチも強制できないし 今後の人員合理化もあって、なかなか大変そうだな http://jp.wsj.com/articles/JJ10064569146411723781317910020970797131674 三菱重工業と子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)は23日、開発中の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の初飛行を、11月9日の週に再延期すると発表した。10月26〜30日のいずれかの日に予定していたが、操舵(そうだ)用ペダルを改修する必要が生じたため。飛行計画の延期は、5度目となる。 改修するのは、垂直尾翼を動かして飛行機の機首を左右に動かすためのペダル。左右の操縦方向を拡大する目的で、ペダルの部品交換を行う。両社は「来週前半には飛行許可取得に向けた国土交通省の飛行前審査を受ける予定で、許可取得後に高速走行試験を実施し初飛行に備える」とコメントしている。 三菱重工などは今年4月、初飛行の時期を従来の4〜6月から9〜10月に延期した際、全日本空輸への量産初号機の納入時期は、従来計画の2017年4〜6月を維持する方針を示していた。試験飛行時期の再度の延期で、初号機の納入スケジュールが一段と厳しくなる。 [時事通信社] http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120151023bcac.html 「MRJ機体量産の基盤固めを着実に進めている」−三菱重工業副社長・鯨井洋一氏
掲載日 2015年10月23日 国産小型旅客機「MRJ」の初飛行が26―30日に迫ってきた。約50年ぶりの国産旅客機となり、日本は米欧やカナダ、ブラジルなどに続く旅客機製造国に一歩近づく。三菱重工業でMRJを含む民間航空機事業を統括する鯨井洋一副社長交通・輸送ドメイン長に、今後の戦略などを聞いた。 三菱重工業副社長・鯨井洋一氏 ―MRJの初飛行が近づいています。 「開発は子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)で進めている。今後は顧客サポート(CS)や機体量産の基盤を固めるフェーズになるが、(2017年春の納入に向けた)スケジュールに基づき、人材採用やシステム整備など着実に進めている」 ―試験飛行は日本ではなく、米国を中心に進める計画です。 「拠点とするワシントン州モーゼスレイクの空港は4000メートル級の滑走路を持ち、飛行機を24時間飛ばせる。フレキシブルな運用が可能で必然的に米国の(航空機開発の)基盤を活用することになる」 ―17年春の納入開始後は旅客機事業のあり方をどう考えますか。 「三菱航空機は開発作業が減り、営業や顧客サポートの人員は増える。(現在の約1500人体制と比べて)軽量化した会社になるだろう。航空機の開発者を遊ばせるわけにはいかない。次世代機などいろいろなことを検討している。一方で、次世代機のあり方は簡単ではない。10年、20年後の市場動向などを考慮しながら、機体にどんな技術を織り込めるか、開発のリソースをどう持つかなど、継続して検討していく必要がある」 http://toyokeizai.net/articles/-/83222 三菱MRJは「10月離陸後」に正念場を迎える 最大の難関は安全認証の取得 プロペラ機の「YS-11」以来、半世紀ぶりとなる国産旅客機の”離陸”がいよいよ近づいてきた。三菱重工業グループの三菱航空機は、開発を進めている小型旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の初飛行を10月後半に行うと発表した。飛行試験のフェーズに移行し、MRJの開発作業は終盤に入る。 「初飛行は機体開発の重要なマイルストーン。ようやく、ここまで来たという思いだ」。2日に開いた会見で、三菱航空機の森本浩通社長はこう感慨深げに語り、「実際に飛ぶことで(開発の進捗がアピールでき)、受注活動にも弾みがつく」と期待を込めた。 開発着手から7年、ようやく初飛行へ 会見で初飛行の準備状況などを説明する三菱航空機の首脳。左が森本浩通社長、右は開発責任者の岸信夫副社長 MRJは昨年秋に飛行試験用の初号機を完成し、機体の強度試験やエンジンを始めとする装備品の機能・作動試験など、実際の飛行に向けた安全確認作業を行ってきた。
開発を指揮する岸信夫副社長によると、こうした地上での確認試験、機体点検はほぼ終了に近づきつつあり、国土交通省からの許可を前提として、10月後半に初飛行できるメドが立ったという。 記念すべき初飛行の舞台は、YS-11の時と同じ県営名古屋空港(愛知県豊山町)。同空港を飛び立って、試験・訓練空域に指定されている能登半島沖か遠州灘沖を飛行する。所要時間はおよそ1時間。「初飛行なので、当日はちゃんとまっすぐ飛ぶか、操縦した通りに左右に旋回するか、といった基本的な操縦特性の確認がメインになる」(岸副社長)。 三菱重工は2008年春に三菱航空機を立ち上げ、MRJの本格的な開発をスタート。しかし、旅客機開発のノウハウ不足から、その開発作業は予想以上に難航。度重なるスケジュール延期を余儀なくされ、一時はプロジェクトの継続自体が危ぶまれた。開発着手から7年半を経て、ようやく節目となる初飛行を迎える。 MRJの開発作業において、初飛行の後には2つの大きな仕事が残っている。まず、機体の完成度を高めること。飛行結果をもとに必要な改良を施し、最終設計に仕上げていく必要がある。そして、もう一つの大きな仕事は、飛行試験で集めた膨大なデータを使って安全性を客観的に証明し、「型式証明」と呼ばれる機体の安全認証を最終的に国から取得することだ。この型式証明取得が旅客機開発のゴールで、かつ、最大の難関でもある。 こうした作業を効率よく進めるため、三菱航空機では飛行試験用の実機を5機製作しており、地上での安全確認作業が済み次第、飛行試験に順次投入する。来年夏からは飛行区域や時間帯の制約が少ない米国に舞台を移し、日米で延べ1500回、合計2500時間に及ぶ飛行試験を実施する計画を組んでいる。 ANAへの納期は1年半後、もう遅延は許されない 県営名古屋空港のすぐそばでは、MRJ量産用の最終組立工場の建設が進んでいる ただし、旅客機の開発においては、実際に飛んでみるまで分からない部分も多い。
これまでの開発作業は、あくまで地上におけるシミュレーションの世界だった。実際の飛行で想定外の大きな問題点が顕在化し、大掛かりな設計変更を余儀なくされる可能性もある。 「問題点が見つかれば、その一つ一つに対処していかないといけない。開発作業を登山に例えるなら、初飛行はまだ全体の6合目辺りに位置する」(岸社長)。 現在のスケジュールでは、最初の納入先となる全日本空輸(ANA)への量産初号機引き渡しは2017年4〜6月の予定。逆算すると、初飛行から納入までの期間は1年半程度で、日程としては非常にタイトだ。しかし、これまでの度重なるスケジュール延期でANAへの納期は当初計画から4年も遅れているだけに、さらなる納期遅延は許されない。 http://www.marketnewsline.com/news/201510231659000000.html 三菱重工、MRJの初飛行日程を11月初旬に延期・操舵用ペダルの改修が必要に 4時間前 三菱重工、MRJの初飛行試験を10月26〜30日の期間に実施へ 23日前 三菱重工、仏アレバ社子会社への出資について協議中 29日前 三菱重工、下関造船所の航空機工場拡張工事が完成・B787向け複合材主翼補強用部材の生産拠点 1ヵ月前 三菱重工、アイーダ・クルーズ向け大型客船の納期を再延長 2ヵ月前 三菱重工、サンオノフレ原発の蒸気発生器の不具合に関わる請求金額は約9300億円 2ヵ月前 福島洋上風力コンソーシアム、世界最大の7MW浮体式洋上風力発電設備の組み立てが完了 4ヵ月前 三菱重工、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機を8月16日に打ち上げ 4ヵ月前 三菱重工、名古屋空港でMRJの走行試験を開始 4ヵ月前 三菱重工、洋上風力発電設備116基を受注・受注総額は約600億円 5ヵ月前
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