4. 2015年10月23日 07:04:23
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米国株式市場は急反発、企業決算やECB総裁発言で[ニューヨーク 22日 ロイター] - 22日の米国株式市場は急反発。ダウ平均は300ドル以上値上がりした。ファストフード大手マクドナルド(MCD.N)などの決算が材料となったほか、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が12月の追加緩和の可能性を示唆したことも手がかりとなった。 S&P総合500種は約2カ月ぶりの高値に上昇した。 ダウ工業株30種.DJIは320.55ドル(1.87%)高の1万7489.16ドル。 ナスダック総合指数.IXICは79.93ポイント(1.65%)高の4920.05。 S&P総合500種.SPXは33.57ポイント(1.66%)高の2052.51。 ECBのドラギ総裁は、ユーロ圏の成長を押し上げるとともにインフレを2%に近付けるため、国債買い入れを2016年以降も継続する可能性があると表明。これにより市場に楽観的な見方が広がった。 個別銘柄ではマクドナルドが8.1%上昇し、ダウ工業株30種を大きく押し上げた。同社の四半期決算は、中国での需要回復に伴い、市場予想を上回った。 電子商取引のイーベイ(EBAY.O)は13.9%の急伸。前日に発表した四半期決算が予想よりも良好な内容だった。 化学のダウ・ケミカル(DOW.N)も決算発表を受けて5.1%上昇した。 ノース・スター・インベストメント・マネジメント(シカゴ)のエリック・クビー最高投資責任者(CIO)は、この日の相場について「確かに企業決算が支援となった」と指摘。「今回の決算発表シーズンの滑り出しは不調だったが、この日は良い意味で意外性があったためだ」と説明した。 セクター別では、S&P主要10業種のうち9業種の指数が上昇。S&P素材株指数.SPLRCMとS&P工業株指数.SPLRCIはいずれも2.8%上がったが、S&Pヘルスケア株指数.SPXHCは約0.5%低下した。 この日発表された経済指標のうち、新規失業保険週間申請件数は3000件増の25万9000件で、市場予想の26万5000件より低い水準だった。9月の米中古住宅販売は年率555万戸となり、市場予想を上回った。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ2312で下げ791(比率は2.92対1)、ナスダックは上げ1777で下げ1001(1.78対1)だった。 (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル).DJI 終値 17489.16(+320.55) 前営業日終値 17168.61(‐48.50) ナスダック総合.IXIC 終値 4920.05(+79.93) 前営業日終値 4840.12(‐40.85) S&P総合500種.SPX 終値 2052.51(+33.57) 前営業日終値 2018.94(‐11.83) *内容を追加します。 メルマガを購読する FX&STOCKコミュニティBLOG!アナリスト達によるマーケット情報掲載 今、あなたにオススメ 中国人民元、対ドルで長期的に下落する理由ない=習主席 独VW、新CEOにポルシェ責任者ミューラー氏指名へ=関係筋 米海軍、南シナ海の航行は挑発的なものにはならない=作戦部長 米エアビーアンドビー、今年の宿泊予約は8000万件に倍増の見通し 米議会対立で年内に再び市場混乱も、ベイナー下院議長辞任表明で http://jp.reuters.com/article/2015/10/22/us-stock-idJPKCN0SG2R520151022?sp=true
ECB、12月の追加緩和示唆 利下げ含め「あらゆる手段」検討 [バレッタ(マルタ) 22日 ロイター] - ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は、新たな金融緩和手段を検討しており、12月の理事会で発表する可能性があると表明した。インフレ押し上げに向け、中銀預金金利の追加引き下げにも言及した。
総裁は理事会後の会見で、需要下振れを背景とする原油安が起因となりインフレ期待が低下し、預金金利引き下げを含むあらゆる手段を検討するに至ったと経緯を説明。「必要なら行動する用意がある。いかなる手段も排除しない」と言明した。 その上で「理事会は担当部署にあらゆる手段の利点とコストを調査するよう指示した。待ちの姿勢ではなく、取り組み検証していく」とした。 12月は、スタッフ予想で新たなインフレ見通しが示されるため、決定を下す上でより望ましい状況にあると指摘した。 ECBが注視する主要リスクとしてユーロ高、商品(コモディティ)価格の下落、新興国の経済減速の3つを強調。昨年の原油急落によるベース効果が後退するため、その頃までにインフレ押し上げを支援するかもしれないとし、「こうした状況を踏まえ、金融政策の緩和度合いを12月の理事会で見直す必要がある」と言明した。 総裁の発言を受け、ユーロは急落。欧州株・債券はともに大幅高となった。 <中銀預金金利引き下げ> ECBが預金金利を初めてマイナスに引き下げたのは昨年6月。その後にマイナス0.2%に引き下げ、ドラギ総裁は当時、これ以上の引き下げはないとの立場を示していた。 それから約1年、総裁は再び預金金利の引き下げに言及した。 「インフレ期待の低下に伴い実質金利は上昇する」とし、「これがその他の非標準的措置を検討した理由であり、預金金利の引き下げもそのうちの1つ」と明言した。 方針転換はECBの信認を損ねないかとの意見に対しては、「中銀の信認とは責務により評価されるべきであり、その点においてあらゆる手段を活用する可能性がある」と一蹴した。 <QE> 理事会前は、ECBが12月か1月に量的緩和策(QE)を延長、または拡大するとの見方が大勢で、預金金利の引き下げを見込む向きはほとんどいなかった。 ドラギ総裁は、現在月額600億ユーロ(680億ドル)の国債買い入れを2016年9月まで完全実施するとし、それ以降の継続もあり得るとした。 市場では追加緩和観測が高まったが、総裁は「すべての金融政策手段について率直に議論した。(預金金利引き下げに)加えて、他の手段も協議した」とし、具体的な手掛かりを与えなかった。 ECBは同日、主要政策金利をすべて据え置いた。 *内容を追加しました。 http://jp.reuters.com/article/2015/10/22/ecb-idJPKCN0SG1DW20151022
ユーロ全面安、ECBが12月追加緩和示唆 [ニューヨーク 22日 ロイター] - 22日のニューヨーク外為市場では、ユーロが大幅に下落した。欧州中銀(ECB)のドラギ総裁は22日の理事会後の記者会見で、ECBのマイナス預金金利を含む新たな金融緩和策を早ければ12月の理事会で発表する可能性があると表明したことで、ユーロはドルをはじめ主要通貨に対して全面安の展開となった。 ユーロ/ドルEUR=は約4週間ぶり安値の1.1108ドルまで売られた。9カ月で最大の1日の下落率で、終盤は2%安の1.1111ドルとなっている。 ユーロ/円EURJPY=も10月2日以来の安値となる134.07円に下落後、終盤は1.4%安の134.09円。1日の下げ幅としては3月以来の大きさだった。 またユーロ/ポンドは、5月以来の大きさとなる1日の下落率を記録して1.9%安の水準まで売られた。 今回の理事会でECBは政策金利を据え置いた。中銀は1年以上前に預金金利をマイナスに下げ、金利は「下限」に達したとたびたび表明してきた。これについては今でも議論が続いている。 市場参加者は、ユーロ圏のインフレに対処するため中銀預金金利引き下げを含む追加緩和政策を示唆したドラギ総裁の発言は、ECBが将来に向けて手持ちの政策手段は何なのかを示すサインだと受け止め、間髪入れずにユーロを売り込んだ。 ドル/円 終値 120.68/70 始値 119.74/79 前営業日終値 119.92/95 ユーロ/ドル 終値 1.1109/14 始値 1.1241/42 前営業日終値 1.1338/43 http://jp.reuters.com/article/2015/10/22/ny-forex-idJPKCN0SG2SK20151022
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