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専門家が指摘 マンション地質調査・杭打ちは「不正だらけ」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/166963
2015年10月21日 日刊ゲンダイ
横浜市のマンションで施工不良が発覚した問題で、会社側は、傾斜した棟を含む全4棟を建て替える場合「少なくとも3年半かかる」という。だが、他人事ではない。地質学の専門家は「多くのマンションや公共事業の『地質調査・杭打ち』不正はゴロゴロある」という。一体なぜそんなことが起きるのか。立命館大の高橋学教授(災害リスクマネジメント)に聞いた。
「購入者は、部屋の広さや間取り、買い物に便利だとか、公園や学校が近いとかいう周辺の環境でマンションを選ぶため、基礎工事の杭には注意が向きません。マンション建設の経費を安くするために手を抜くなら、外から見えない『地質調査』や『杭打ち』工程になるのです。例えば、マンション建設前に行う地質調査のためのボーリングは、1メートル機械を差し込むごとに30センチ地層を取り出して調べますが、安くても1メートルにつきおよそ2万円かかる。単純計算で、20メートル下に杭を打つなら40万円、40メートルなら80万円かかります。また、実際に杭を打つ工程では、コンクリートの杭は1本7〜8メートルで、20メートル先まで打つには2本、40メートル先には4本以上杭が必要になる。杭の長さが長くなればなるほど、お金も作業時間も倍以上になります。さらに近所からの騒音に対する苦情も多いため、不正に走る会社は少なくないのです」
そもそも大型マンション立地場所は“いわくつき”だという。
「杭打ち不正の横浜のマンションは地下に約2万年前の氷河期に100メートルほど低下した海水面に向かって流れる川が深い谷を刻んでいます。その上に縄文時代の温暖な時期に海が侵入し、プリンのように軟らかい粘土が海の底にたまっている場所。国土地理院のホームページで見ることができます。昭和21年ごろの航空写真を見ると、マンション付近は暗い色で写っています。鶴見川の『後背湿地』で、低湿で軟弱な湿田です。洪水にも地震にも弱いところです。マンションに隣接している大型商業施設付近の地名は『池辺』といいます。横浜市もマンション建設会社も、人が住むことを避けてきたこの土地の性格を知らないわけがありません。自分のマンションが気になる人は航空写真を確認してみるといいでしょう。大型商業施設、公園、学校などを建てるのは、人が住みつかずに売れなかった広い場所です」(高橋氏)
災害時が恐ろしい。
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