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ロイター企業調査:アベノミクス評価が失速、「後退・消失」7割超(ロイター)
http://www.asyura2.com/15/hasan101/msg/557.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 16 日 09:16:45: igsppGRN/E9PQ
 

10月16日、10月ロイター企業調査によると、アベノミクスの勢いに関して7割超の企業が「後退している」ないし「消失している」とみていることが明らかとなった。都内で15日撮影(2015年 ロイター/TORU HANAI)


ロイター企業調査:アベノミクス評価が失速、「後退・消失」7割超
http://jp.reuters.com/article/2015/10/15/reuters-poll-abenomix-idJPKCN0S92VW20151015?sp=true
2015年 10月 16日 07:31 JST


[東京 16日 ロイター] - 10月ロイター企業調査によると、アベノミクスの勢いに関して7割超の企業が「後退している」ないし「消失している」とみていることが明らかとなった。「新3本の矢」も含めて効果が不明との指摘が目立っている。景気停滞感が強まる中、日銀による追加緩和については、賛否が拮抗している。


この調査はロイター短観と同じ期間・対象企業で実施。資本金10億円以上の中堅・大企業400社を対象に9月30日─10月9日に行った。回答社数は260社程度。


<アベノミクス評価失速、安保法案も不信招く>


「金融緩和が円安と株価上昇を生んでいるが、支えがなくなれば元の木阿弥。本質的な経済体質の強化にはつながっていない」(機械)──。アベノミクスは2年半たっても、実体経済には効果がなかったとの見方が広がっている。


安倍晋三首相自身は、新たに「新3本の矢」を打ち出して第2ステージへの移行を狙っているが「方針だけで成長政策に具体性がない」(その他製造)、「期待はずれ。斬新性も乏しく、元の3本の矢もうやむやになってしまった」(窯業)など、厳しい声が多い。


アベノミクスの勢いが「加速している」との評価はゼロ。「維持されている」との回答は27%だった。


一方で「後退している」が66%、「消失している」は6%となった。「後退」と「消失」を合わせると、72%に上る。


勢いが維持されていると評価する企業からは「勢いはなくなったが、これまでの底上げを評価」、「(アベノミクスの)成果は出ている」(不動産)との声が聞かれる。


ただ、「悪夢のような3年前を思えば十分(勢いは)維持されているとみるべきだが、残る打ち手が限られており、失速感は否めない」(卸売)との声もあがっており、条件付きの評価とも言えそうだ。


批判の背景の1つに安保法案をめぐる安倍政権の対応を挙げる声が少なくなかった。「安保関連法案を数の力で押し切ったのは政治不信を招く」(紙パルプ)、「安保法案審議の間に、アベノミクスに関する適切な情報発信が途絶えていた」(サービス)など、安倍首相の経済政策への姿勢に対する疑問が広がった。


また、円安の効果が出ず、かえって物価上昇による消費への悪影響や輸出停滞を招いているとの指摘も出ている。「実体験として景気回復はほとんど感じられず、以前より悪化している感が否めない」(金属)、「トリクルダウンが成立しないことは判明している」(輸送用機器)といった声があった。



<追加緩和期待高まり半数超に、株高効果の反面で円安の副作用も>


景気が停滞傾向を強めている中で、政府が何をすべきか聞いたところ、「規制緩和の加速」が最も多かった。次いで来年度に20%台まで引き下げる法人税減税の加速、設備投資減税が続いた。


金融政策への期待を聞いたところ、追加緩和を「すべき」との回答は53%。今年2月の調査では、「必要だと感じる」との回答は28%に過ぎなかったが、足元では半数を超えた。


その効果としては株高への期待が48%を占め、最も大きかった。追加緩和を行うことで株安による逆資産効果を避けるなど、国内消費の下支えを期待する声が目立つ。


他方で追加緩和は「すべきでない」も47%にのぼり、「すべき」とほぼ拮抗。「効果がない」との理由が60%と最も多く、「貿易構造の変化で円安が収支改善に効果がないことが実証された。グローバル化が進む中で、本当に正しい政策なのか」(機械)など、輸出産業からも円安の効果に疑問を示す声が聞かれる。


円安の悪影響を受けている企業もあるため「ツケの先延ばしのようなことは、百害あって一利なし」(紙・パルプ)との厳しい指摘も複数あがっている。



政府が経済の好循環実現に向け、政労使会議を設けて企業経営者に賃上げ要請を行ってきたことに対しては「政治の介入は好ましくない」と回答した企業が、全体の64%を占めた。「ある程度の介入は仕方がない」とみている企業は36%。


また、政府は今年、潤沢な企業の内部留保を設備投資に向けるよう要請するため、「官民対話」の場を設定したが、こちらは「好ましくない」との回答が52%。過半数を超えたものの、「ある程度の介入は仕方ない」の48%とそれほど大きな違いはなく、賃上げ要請に比べると抵抗感は少ない。



(中川泉 梶本哲史 編集:石田仁志)


 

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コメント
 
1. 2015年10月16日 09:54:15 : nJF6kGWndY

>アベノミクスの勢いに関して7割超の企業が「後退している」ないし「消失している」

アベノミクスの定義がわかってない上に

景気と政策の区別が全くついてないなw


2. 2015年10月16日 10:03:42 : OO6Zlan35k
今後2年のマーケティングの変化は過去50年を凌ぐ
柳井正氏に聞く「IT・グローバル経営と中国経済、アベノミクス」
2015.10.16(金) 井本 省吾
 カジュアル衣料店「ユニクロ」を主軸に2015年8月期に達成した1兆6800億円の売上高を、2020年には5兆円にするという野心的な目標を立てるファーストリテイリング。「世界一のブランド」を目指す中で柳井正社長が今、注力しているのがデジタル・イノベーションを活用した経営の革新だ。

 「デジタル技術は今、驚異的な速さで産業界に変革をもたらしている。製造業、小売業といった業種の境い目が消滅する形で生産、物流、販売が進化している。今後2年間のマーケティングの変化は過去半世紀を上回る」と予想。現在同社で5%のeコマースの売上高比率を今後3〜5年で30〜50%に拡大させる方針だ。

 単にネットで注文するだけではない。将来的には、顧客が独自デザインの衣料品の画像をネットで送ると、その製品を瞬時に工場で生産し、即日宅配するといったサービスの導入も検討している。

 「IT化とグローバル化は世界の2大トレンドであり、今後勝ち残るのはそれを先取りした企業だ」と見る柳井社長。「政府もそれに着目した政策を推進しなければ日本経済の成長はない。規制緩和と行政改革の徹底が不可欠なのに、掛け声ばかりで具体策が乏しい」とアベノミクスを批判する。

 グローバル経営で気になるのはバブル崩壊がささやかれる中国経済。ファストリも今後の最大の市場を中国に置いているだけに、大きな懸念材料だが、「中国は生産主導から消費主導に政策転換する途上にあり、消費市場は拡大する。心配していない」と楽観的だ。

 柳井社長に「IT・グローバル経営、中国経済の行方、アベノミクスのあり方」を聞いた。

融合が大きく進む実店舗とネットの世界

柳井 正(やない・ただし)氏 ファーストリテイリング会長兼社長。1949年山口県生まれ。早稲田大学政経卒、ジャスコ(現イオン)を経て72年、父親の経営する小郡商事入社、84年ユニクロ1号店を広島市に出店し、社長に就任。91年に現社名に変更。2002年に社長を退くも05年に社長に復帰。著書に「現実を視よ」「経営者になるためのノート」など。
井本 9月5日に掲載された日本経済新聞のインタビュー記事で、柳井社長は「1年に数百店も出すのが本当に良いのか考え直している。社員や経営者が育っていないのに、店を出すのは良いことだろうか」と述べています。

 ネット通販が世の中に普及する中で、リアル店舗の出店はもはや限界と見ているのですか。

柳井 いや、そういうことじゃありません。リアル店舗の出店はこれまで通り重要です。しかし、今やネット上でも商品は豊富に提供され、価格もデザインもすべて鮮明な画像で見ることができる時代です。ネットには各商品に対する顧客の評価、コメントまで掲載されており、どんどん便利になっています。

 それでも、消費者に来店してもらうのに実店舗はどうすべきか? やはりお客様が店内で楽しさを体験できるようにすることが一番でしょう。

 マネキンが着ているTシャツやブルゾンやチノパンの新製品を自分の目で見、それらを棚から取り出して手で触れる楽しさです。ネットでは味わえない。店内照明や商品のレイアウトそのものにもショッピングの楽しさがある。接客のおもてなしも含めてそういう店舗にしないとダメだということです。今までもやってきましたが、これまで以上の工夫、演出、接客が重要になるということです。

井本 最近は店舗で見た商品をネットで購入したり、ネットで注文して店舗で受け取ったりという店舗とネットを融合したマーケティング、オムニチャネル戦略が話題です。

柳井 オムニチャネル戦略も確かに重要なテーマです。ウチがセブン&アイ・ホールディングスと提携したのも、それが1つの狙いでした。

 顧客がユニクロのネット通販で注文した商品を国内にある1万8000店のセブンイレブンの店でいつでも受け取れるようにする。消費者の利便性が増します。同じ狙いでセブンイレブンだけでなくローソンやファミリーマートなど他のコンビニエンスストアとの提携も検討しています。

井本 ネットで注文した商品は自宅に送ってもらうのが一番便利なはずです。コンビニの店頭での受け取りを望む消費者がそれほどいるでしょうか。

柳井 いや、働いている女性を中心にかなり増えています。自宅に不在がちな人は退社時などにコンビニで受け取りたいと思っている。サービスが本格化すれば、さらに需要は拡大するでしょう。

井本 セブンイレブンは店内の商品力強化にユニクロ商品の品ぞろえを望んでいるのではないですか。ユニクロの機能性商品であるヒートテックやエアリズムの下着や靴下、Tシャツなどユニクロ商品をコンビニで買えれば便利だな、と思っている消費者も多いはずです。

柳井 それは将来的には可能かもしれません。

「インダストリー4.0」の驚異的なインパクト

井本 海外のセブンイレブンの店にユニクロ商品を陳列するのはどうですか。

柳井 中国や東南アジアでは人気を呼ぶ可能性は高いですね。検討課題です。

 最初のIT経営の話に戻すと、私がITと言うのは、オムニチャネル戦略という狭い意味で言っているのじゃありません。今、デジタル技術がとんでもない経営革新を生み出しつつあるという話なのです。

 業種、業界の枠を超えて産業界のあらゆるモノ、情報をネットワーク化する「インダストリー4.0(第4次産業化)」が始まっています。すべてのモノがインターネットを介して接続される「モノのインターネット(IoT)」によって、生産と物流と情報が一体化してサプライチェーンが大きく進化し、在庫を大幅に圧縮する時代が訪れようとしています。製造業と小売業、物流業の境界がなくなってきている。

 今年、当社に「プレジデント オブ グローバル クリエイティブ」として入社してもらったジョン・ジェイ氏*1を、私は世界一のクリエーターだと思っていますが、その彼が「今後2年間でのマーケティングの変化は過去50年間を凌ぐだろう」と言っています。私もそう思います。驚くほどの速さでマーケティング、そして経営戦略は変化しています。

*1=ジョン・ジェイ氏は1999年の秋冬商戦で爆発的にヒットしたユニクロの「フリース」(裏を起毛させた防寒着)のCMを手がけた人物。米広告代理店ワイデン+ケネディのクリエイティブ・ディレクターとして、ナイキやコカ・コーラのブランド価値を高める役割を果たした。今年1月からファストリグループ全体のブランド戦略を統括している

井本 具体的に言うと、どんなマーケティングになりますか。

柳井 お客様が街中で見つけた素敵な衣服をスマートフォンやタブレットで撮影し、「これに似た衣服が欲しい」とその写真を付けてネットで注文してくる。

 当社は本人用にサイズを調整し、消費地に近い工場ですぐに生産し、即日顧客宅に届ける。場合によって3Dプリンターなども活用する。

 こんな売り方が目前に迫っています。不良在庫も売り逃しもなく在庫がかぎりなくゼロに近づくことになる。

 他にもいろいろなテーマについて研究、実験を重ねていますが、これ以上言うと、企業秘密に触れることになる(笑い)。

 マクロ的に言うと、今、日本と欧米、アジアを含め世界には18億人の中産階級がいます。これがいずれ50億人になる。その大半が当社の顧客です。

 彼らはみなスマホやタブレットで商品を検索し、直接注文してくる。国境を越えて。それに即応したビジネスモデルの構築を進めているということです。顧客の特徴をビッグデータできめ細かく分析する作業も含めて。この分野に精通しているコンサルティング大手のアクセンチュアと協業を始めたのもこのためです。

eコマースの売上高比率、3〜5年内に30〜50%へ

井本 eコマースによる販売はどれだけ伸びるのでしょう。

柳井 現在、当社の売上高に占めるeコマースの比率は約5%ですが、これを3〜5年以内に30〜50%にしたいと思っています。デジタル・イノベーションはそれくらいの速さで進んでいますから。それに対応しなければグローバル競争から置いていかれるでしょうね。

ユニクロ銀座店
 ただ、単にリアル店舗からネット通販に置き換わるというだけではない。

 店舗で見た商品をネットで注文ということが増えるのはもちろん、店舗で陳列商品を見て、自分好みのデザインや色に調整して注文すると近くの工場ですぐに製造して即日、宅配するといったサービスも出てくるでしょう。

 重ねて言えば、eコマースが普及したからと言って、リアル店舗が不要になることはありません。どんなにeビジネスが発達しても消費者は楽しい店舗体験を求めています。特に中国や東南アジア、それに欧米の大都市など海外では当社の出店はまだまだ増えます。

 ただ、魅力のない店はネットにとって代わられる。立地も変化しますから、eコマースの急ピッチな普及を前提にしていなかった以前の出店計画に比べ、リアル店舗の出店が緩やかになるのは確かです。

井本 ITを活用しながら世界でグローバル経営を進めるということですね。

柳井 2020年8月期に年商5兆円、うち国内で1兆円、海外で4兆円という以前からの目標は基本的に変えていません。海外で最も拡大するのは中国市場で、香港を含めると海外売上高の半分近くを中国で達成する計画です。

井本 ただ中国経済は2〜3年前から減速し、今年に入ってその速度を速めています。不動産や株式市場のバブル崩壊で失速する懸念も高まっています。最大の市場が揺らげば、ファストリの強気の成長計画は達成できないとも噂されています。

中国経済は生産主導から消費主導に確実に移行する

柳井 中国市場については心配していません。当社の計画は十分達成可能だと思っています。中国は今、生産主導の経済から消費主導への移行期にある。経済水準が高まって、中産階級が飛躍的に増えています。彼らが求めるのが、我々が提供する高品質で普及価格という商品群です。

井本 しかし、共産党独裁政権の下、地方政府や国営企業の幹部が富を独占し、貧富の格差が広がる一方、1億戸とも言われる新築のマンション群が空き家のゴーストタウンとして放置されている状況です。日本が高度成長期に消費主導の経済に転換できたのは、一般庶民に安い公団・公営住宅を供給し、そこに家電製品や家具、衣料品が入っていったからです。今の中国には、庶民に安い住宅を供給する目立った動きはありません。

柳井 習近平国家主席は幹部の賄賂などの腐敗を撲滅しつつ、庶民の消費をが盛り上げようとしているように見受けられます。そうしないと、中国経済も中国社会も保(も)たないと思っているからです。また、中国経済の失速は世界経済にも深刻な影響をもたらします。中国経済の安定は中国や米国だけでなく世界経済にとって重要です。経済の安定は軍事的な緊張を和らげる効果も期待できます。

井本 楽観的ですね。

ユニクロ上海店
柳井 楽観的ということでなしに、冷静、客観的に見れば、そうなります。中国の消費者の多くは消費水準の向上を求めていますし、中国の政策担当者もそれはよく分かっている。

 一方、建物や道路、鉄鋼、セメント工場などの建設は相当に行き渡り、生産過剰になっている。水が低い所に流れるように、生産主導から消費主導の経済に動くはずです。

井本 海外市場のもう1つの柱である米国での出店はどうですか。現在、米国内のユニクロ店は8月末で42店。前の期末に比べ17店も増えましたが、業績は低調で赤字を拡大しています。

 今後5年間に1000店くらいに拡大しなければ売上高5兆円の達成は困難です。今の調子でそんな急成長が実現できるのでしょうか。

柳井 米国での出店計画はある程度の見直しが必要だと思います。出店計画の中心はショッピングモールへの入居だったのですが、今や米国のモールは全体的に沈滞しており、集客力がありません。立地や消費者の購買行動が変わったのです。

 今後注力するのは大都市中心部に大型店の単独出店を増やすことです。集客力のある旗艦店で知名度を高め、eビジネスで全米に販売していく考えです。大型店中心だと当然、出店数は少なくなりますが、1店当りの売上高は大きいし、ネット通販が大きく伸びると見ています。

国内値上げ、商品価値の向上で勝負

井本 国内商戦に話題を移しますと、平均10%という秋冬物の価格引き上げが客離れを招かないか、という指摘が出ています。ジーンズで最高価格4990円。これまでユニクロのジーンズと言えば1990円か2990円。それが3990円に高まり、今や5000円に手が届く値段では「庶民価格のユニクロ」のイメージを損なってしまわないか、と。

柳井 円は2年余りで1ドル=80円から120円に安くなり、中国など調達先からの輸入価格が大幅に上がっています。店頭価格を据え置くとすれば、品質や機能を下げなければならず、それはしたくない。そこで機能、品質を高めながら価格も上げることにしました。ジーンズも東レが開発した超軽量素材を使って軽量化し、伸縮性を高めています。商品価値については自信があります。

井本 問題は、それを消費者がどう評価するかです。

柳井 実質賃金が地方などで伸び悩んでいることは分かっています。だが、品質、機能性への欲求も強い。どうなるかはやってみなければ分かりません。売れ行きを見ながら、商品・価格政策を調整していくつもりです。

井本 安倍内閣も支持率低下に賃金伸び悩み、株価の下落もあって安保法制成立後の課題を経済最優先にしています。アベノミクスの「新3本の矢」として「強い経済」「子育て支援」「安心な社会保障」を掲げ、名目GDP(国内総生産)600兆円を目指すとしています。どう見ていますか。

中途半端なアベノミクス、このままでは日本経済は没落

柳井 「一億総活躍社会」なんて言っていますが、具体策が不明で、今のままでとても600兆円など達成できるとは思えませんね。

 成長戦略を実現し、財政再建を進めるには岩盤規制の撤廃、緩和と行政改革が不可欠なのに、これがいずれも中途半端です。例えば農業なら、もっと大胆に企業参入ができるようにすべきなのに、これがほとんどでできていない。

 TPP(環太平洋経済連携協定)の大筋合意が成立したのは成果ですが、不十分な点が目立ちます。

 農業で言えばコメの関税を撤廃せず、輸入枠の拡大という方法をとっている。強い農業を育てるには競争原理の徹底しかないのに、政治家は分かっていない。雇用、金融、建設、医療、通信など多くの分野で規制改革が遅れ、このままでは日本経済はジリ貧、没落でしょう。

 大胆な改革を打ち出すと、支持基盤が揺らぐからと、中途半端な政策しかとらない。でも、本当は逆なんです。規制改革、行革を望んでいる有権者の方が、規制温存を求める既得権層より多い。既存の支持者が離れても多くの支持者、サイレント・マジョリティを獲得できる。

 また、自由な経済活動ができるようにすれば、ヤル気のある経営者が市場を切り開き、経済は成長する。そう思って安倍政権には思い切った改革を進めてもらいたい。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44987


3. 2015年10月16日 10:36:01 : C31aL3EEO2
日銀の財務体質を悪化・劣化したのみだった。

バカをしたものだ。

わかっている人は分かっていたのですがね。


4. 2015年10月16日 13:57:22 : LY52bYZiZQ
Business | 2015年 10月 16日 13:27 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス

法人実効税率、財源ないとさらなる引き下げはない=麻生財務相

http://s3.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20151016&t=2&i=1087360357&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=LYNXNPEB9F02K
 10月16日、麻生太郎財務相(写真)は、会見で、法人実効税率引き下げについて、内部留保の積み上げになるだけであれば理解が得られないと述べる一方、財源の裏付けが必要との認識を示した。2014年10月撮影(2015年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

{東京 16日 ロイター} - 麻生太郎財務相は16日の閣議後会見で、法人実効税率引き下げについて、内部留保の積み上げになるだけであれば理解が得られないと述べる一方、財源の裏付けが必要との認識も示した。

政府・与党は2015年度税制改正で、16年度までの2年間で少なくとも31.33%への引き下げを決定しているが、さらなる引き下げに難色を示した。

法人実効税率引き下げをめぐっては、経団連の榊原定征会長が先行減税も排除せず、「2017年度の20%台への引き下げを期待したい」と述べるなど、財界中心にさらなる引き下げ期待が広がっている。

これに対して麻生財務相は「税金が安くなったら純利益は増える。増えた分でまた内部留保を増やすのか。増えた利益で配当・給与・設備投資に回るのか。内部留保を積み上げるだけなら理解は得られない」と述べた。

また先行減税の是非については「財源の裏付けのない単なる減税について、今何か言える段階でない」と語り、「財源がなければさらなる引き下げはない」と難色を示した。

安倍晋三首相の政治決断で導入にかじを切った軽減税率については「財務省としては、これまで通り与党の検討が円滑に進むよう適切に対応していく。宮沢新自民党税調会長のリーダーシップできちんとまとまることを期待する」と述べた。

*内容を追加しました。

(吉川裕子)

http://jp.reuters.com/article/2015/10/16/aso-tax-idJPKCN0SA06520151016


5. 2015年10月16日 16:38:09 : LY52bYZiZQ
Business | 2015年 10月 16日 16:31 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス

景気大きく下振れなら機動的対応で内需喚起を=諮問会議提案

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20151016&t=2&i=1087399220&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=LYNXNPEB9F081
 10月16日、政府は同日開催の経済財政諮問会議で、アベノミクス第2ステージに向けた政策方針について議論した。写真は都内で7日撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

≪東京 16日 ロイター≫ - 政府は16日開催の経済財政諮問会議で、アベノミクス第2ステージに向けた政策方針について議論した。民間議員からは、スローガンの「1億総活躍社会」実現には、好循環の拡大・成長の加速を実現すべきとして、景気が大きく下ぶれする恐れが生じた際には、再びデフレに戻さないよう機動的に対応し、消費や設備投資を喚起すべきとの提案がなされた。

民間議員からは、「新3本の矢」のうちの「強い経済」の実現に向け、中国をはじめとする世界経済の先行きに不透明感が出てきている今こそ、日本経済を再びデフレに戻さないとの強い意志のもとに、民需主導の好循環を確立することが重要だの認識が示された。

また、少子高齢化という最大の構造問題に取り組むために、所得再配分の仕組みを見直すことがカギとなるとし、まずは税収増などの財源を少子化対策に充て、中長期的には高齢世代が若者・子育て世帯への貢献する仕組みを検討すべきとの提案がなされた。もっとも、具体策は特に示されていない。

「介護離職者ゼロ」への取り組みについては、働き方改革として介護休業制度の拡充や、多様な民間介護サービスの拡大、実効ある地域包括ケアシステムの確立、都市部を中心とする介護施設施設不足への対応など、最も効率的なパッケージとなるよう、官民協力して対処すべきだとした。

http://jp.reuters.com/article/2015/10/16/abe-t-idJPKCN0SA0KV20151016


6. 2015年10月16日 17:18:52 : LY52bYZiZQ
Business | 2015年 10月 16日 16:44 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス

個人消費、弱さ脱しつつある 物価基調は着実に改善=日銀総裁

http://s3.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20151016&t=2&i=1087401885&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=LYNXNPEB9F08L
 10月16日、黒田東彦日銀総裁は都内で開かれた全国信用組合大会であいさつし、個人消費はひと頃の弱さから脱しつつあるとの認識を示した。写真は都内で6月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

⁅東京 16日 ロイター⁆ - 黒田東彦日銀総裁は16日、都内で開かれた全国信用組合大会であいさつし、個人消費はひと頃の弱さから脱しつつある、との認識を示した。物価の基調は着実に改善し、目標とする2%に向かって上昇率を高めていくと語った。

総裁は日本経済について「輸出・生産面に新興国経済の減速の影響がみられる」としたが、「企業・家計の両部門において所得から支出への前向きの循環メカニズムが働くもとで、緩やかな回復を続けている」との認識を示した。

企業部門は9月日銀短観を踏まえ、過去最高水準の企業収益が想定される中で「積極的な設備投資スタンスが維持されている」と指摘。家計部門も、個人消費について「各種の統計で、7─8月は4─6月対比で増加している」とし、「天候不順の影響などによる、ひと頃の弱さから脱しつつある」と語った。

物価情勢は、足元で消費者物価(除く生鮮食品、コアCPI)の前年比上昇率がゼロ%程度に低迷しているが、エネルギー価格の下落が要因と説明。一方でエネルギーを除いたコアCPIの上昇率が1%を上回っていることを示し、「物価の基調は着実に改善している」と強調した。先行きも、物価の基調は着実に高まり、「物価安定の目標である2%に向けて上昇率を高めていく」と述べた。

海外経済については「中国を始めとする新興国経済が減速している」としたが、「先進国経済は堅調に推移しており、世界経済全体としては緩やかな成長が続いている」との認識を示した。

また、日本の金融システムは「安定性を維持しつつ、機能度を高めてきている」とし、金融機関や機関投資家の有価証券投資も「運用の多様化を進めつつ、リスク・テークを進める動きがみられている」との見解を示した。

(伊藤純夫 編集:田中志保)

http://jp.reuters.com/article/2015/10/16/boj-k-idJPKCN0SA0M820151016


7. 2015年10月16日 21:16:17 : LY52bYZiZQ
Business | 2015年 10月 16日 18:07 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス

甘利担当相「投資しないのは重大な誤り」、企業のマインド転換迫る

http://s2.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20151016&t=2&i=1087416761&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=LYNXNPEB9F0B4
 10月16日、甘利明経済再生担当相は企業に投資を促す「官民対話」後に記者会見し、「過去最高の原資がありながら投資しないのは、企業経営者として重大な経営判断の見誤りになる」と強調した。都内で7日撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

{東京 16日 ロイター} - 甘利明経済再生担当相は16日、企業に投資を促す「官民対話」後に記者会見し、「過去最高の原資がありながら投資しないのは、企業経営者として重大な経営判断の見誤りになる」と強調した。主に国内への投資が伸び悩む中、あらためて経営者のマインド転換を促し、経済の好循環を確立したい考えを示した。

官民対話の初会合には、経団連の榊原定征会長や米資産運用大手ブラックロック(BLK.N)のリチャード・クシェル最高商品責任者(CPO)ら計7人が民間から参加した。

榊原会長は「企業が積極果敢にリスクを取って投資拡大に取り組むよう呼びかけを強化する」と前向きな姿勢を示す一方、「法人実効税率の20%台への早期引き下げや規制改革などの環境整備が必要」と政府に注文を付けた。

甘利経済再生相は会見で、国内投資が思うように進まない背景について、経営者が人口減少による需要の低迷で、製品をさばききれないと判断していると分析した上で、この考えが「明確に間違っている」と指摘した。

携帯電話やスマートフォンの登場で、固定電話の時代にはなかった需要が掘り起こされたことを例に出し、「イノベーションが需要を作るという、経営者が一番持っておくべき視点がない」と語った。

(梅川崇)

http://jp.reuters.com/article/2015/10/16/amari-idJPKCN0SA0TO20151016


8. 2015年10月16日 21:45:17 : wuS6n6wjJs
30年近く飲食店と食品小売店を経営しているが、これ程まで売り上げが落ち込んだことは無い。顧客数は大きく落ち込まないものの、一人当たり購買額はジリジリと落ち続けている。一番の原因は、正規雇用の減少、時間当たり給与の減少、円の価値毀損による輸入関連原材料の高騰、それに消費増税が追い討ちをかけた。財務官僚はIMFの椅子を何兆円もの税金で買収し、IMFの仮面を被り更なる消費税増税圧力をかけてくる。メディアは堕落し政府広報と化し、この実態を大きく取り上げ政府を追及する姿勢も無い。資金があればこんな国は捨てて海外に脱出したいものだ。

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