ガソリンや水素は輸入や生産加工、輸送や小売りはもちろん資格や建設など波及要素を含めると経済の根幹とも言うべき巨大な部分を占める。それが全て不要になると、官民含めて路頭に迷う労働者が巷に溢れ、社会不安が起きる。

鉄道の世界では、ディーゼル機関車の分類で、液体式ディーゼル機関車と、電気式ディーゼル機関車がある。液体式は、ディーゼルエンジンの回転を、液体変速機(自動車で言えば、トルクコンバーター式自動変速機)を介して車輪に伝える。代表的な機種として、引退しつつある国鉄・JRのDD51形ディーゼル機関車がある。

爆煙を上げて加速力走　ディーゼル機関車DD51形牽引貨物列車3本
https://www.youtube.com/watch?v=v4Fi8BaOKNA

これに対して電気式は、ディーゼルエンジンで発電機を回し、発電した電気で台車のモーターを回転させる方式だ。世界的には、こちらが主流だ。

The Indian Pacific rolls through Lawson Sydneys Blue Mountains - Australian Trains.
https://www.youtube.com/watch?v=9ijcfj9L3XY

●オーストラリアのシドニーとパースを結ぶ、大陸横断列車インディアン・パシフィックです。機関車は、アメリカ製のGEかEMDの、電気式ディーゼル機関車が使用されています。

トヨタのハイブリッド自動車は、正確には「電気式ガソリン自動車」と呼ぶのが正しい。ディーゼルエンジン搭載車なら、「電気式ディーゼル自動車」となります。